築12年目に考える外壁塗装問題

メンテナンス

8月30日で、我が家も入居丸12年となりました。
年始の投稿でも触れたのですが、外壁塗装のことが気になりながら、まだ動き出せていません。

これまで、何度か外壁塗装のタイミングは取り上げて来たのですが、結局何もしないままずるずると現在に至っています。

なんとなく、築12年目を超えると真剣に考えなければと思っていたので、ちょっとだけ(苦笑)考えてみることにしました。

12年目の北側サイディング外壁の状態

外壁塗装の必要性を考えるのは、見栄えの影響も大きいと思います。
我が家の場合、日当たりが悪くコケの発生が目立った北面の外壁の見栄えの悪さが顕著だったのですが、現在の様子を確認してみます。

10年目にコケ洗浄した北面の外壁の現在の状況がこちら。

一部、すすけたような汚れが感じられますが、意外にも結構綺麗です。
なので、あまり外壁塗装の必要性を実感出来ないのかもしれません。

次の写真は、10年目にコケ掃除した2ヶ月後ですが、そんなに違いはありません。

10年目のDIY外壁コケ洗浄の結果やいかに?

2年前から、ここまで変化が少ないのは、まだまだマイクロガードが機能しているということでしょうか。

コケ掃除をする前の状態が、次の写真です。

9年目の北面外壁とアイリスオーヤマの高圧洗浄機SBT-411がパーツ拡張できるかもな話

ここで、コケ掃除をしておいたのは大成功だったのですが、このおかげで外壁塗装の検討を先延ばしにする要因になったとも言えます。

12年目のシーリングの様子

次に、外壁塗装と一緒に考える必要のあるシーリングの状態です。

今では、アコルデもFu-ge プレミアム30を標準にしているので、シーリングも高耐久になっているのですが、我が家のシーリングの仕様は特に確認しなかったので仕様は不明です。

南側の最も日当たりの良い面のシーリングの現在の状態がこちら。

凹みの部分にヒビが出ていますが、まだかろうじてサイディングとの両側接着部分の剥離までは至っていないようです。

9年目の延長かし保険の点検の時点で、次のようにヒビは出ていたのですが、ここからちょっと進んだのかなぁという雰囲気です。

[延長かし保険] 点検したら注射された我が家の巻

一応、この時点でメンテナンスせずに保険延長は出来ました。

ただ、近寄ってみると、サイディングの角の塗装が少し剥離しているところが増えてきているのが気になります。

塗装が剥がれたところから、サイディングに水分を吸収して、痛みが進行しやすくなっている可能性があります。

かろうじて、同じ南面の場所のシーリング写真を発掘したものと比較して見てみると….

当然ですが、新築当時は美しいですね。角の塗装の剥がれも見当たりません。

こちらは、日にあたらない部分なのでひび割れはまだないですが、やはり角の塗装は少し剥がれがあります。

9年目の点検時に、シーリングがかなり痩せてきていると指摘されたので、剥がれたというよりシーリングの痩せで露出してきただけかもしれません。

この場所の、新築当時の写真があったので、比べて見るとやはり角の塗装の剥がれは気になりません。

このサイディングは、最初から石の表面が汚れたような塗装なので、あまり今も変わらないと思っていたのですが、やはり新築当初は遥かに綺麗ですね(笑)。

もう一つのサイディングを見てみると…

東側なので、ヒビ割れになる一歩手前ですが、やはりサイディングの角の塗装の欠けが少し気になります。

玄関ポーチ内の日当たりにさらされない部分で、新築当時と比較できる写真がありました。

こちらが現在の様子ですが….

この部分は、あまり角の塗装の欠けは気になりませんが…

新築当初の同じ場所が、こんな状態でした。

シーリングの両側が少しはみ出すようにカバーされていたので、これでサイディングの角部分を覆ってくれていたのかもしれません。この写真で見比べるとシーリングが痩せたことが実感できます。
12年も経過したので当然ですね。

12年目を超えてのクリア塗装はできないのか?

前述のとおり、経年相応の劣化は見られるものの、見た目の上では未だそれほど塗装を焦る状態ではありません。

やはり、これまで同様悩んでいるのはクリア塗装か単色塗装の問題です。

一般的には、クリア塗装をする場合、7〜8年目がお勧めということなので、12年目となると既にクリア塗装は難しいのかもと思っていたのですが、ちょっと希望を持てそうな情報を見つけました。

ここでは、築10年目でのクリア塗装をしたほうが良いかの質問に、専門家が回答されているのですが、ここでは築10年でもクリア塗装を勧められています。

3、特に丁度10年の状態なので、クリア塗装を実施する場合は今がギリギリのようにウェブ等では記載されています。

そこで、サイディングにクリア塗装を実施したほうが良いのかどうか?

Ans:窯業サイディングのメンテナンス塗装の基本は窯業サイディングメーカーのメンテマニュアルです。

基本は「クリヤー塗装」となっています。

 ニチハ ホームページhttps://www.nichiha.co.jp/download/maintenance/yogyo/#05

 現場で「クリヤー塗装の復元テスト」を行い、クリヤー塗装の仕上がり確認が可能です。


4、上記3に関連してですが、クリア塗装は長期的展望をした場合には避けた方がよい、ということであれば、

通常の塗装であれば今ではなく、チョーキングなどが現れてるもう数年様子見してからのメンテ実施を検討した

ほうが良いのかどうか?の判断もしたい。

Ans:3、の回答通り、「クリヤー塗装」がお勧めです。

 単色塗りつぶしでは、外観デザイン・意匠が下がり資産価値も減少します。

窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所 本日のご相談です=お隣様と4件で屋根外壁塗装検討中です。

確かに、ニチハのメンテナンス情報を見ると、全商品がクリア塗装可能と推奨されています。

ニチハ 窯業系サイディングのメンテナンス

ここで書かれているメンテナンススケジュールでは、建売分譲住宅等で採用の多い14mm厚のモエンサイディングは10年前後が塗り替え時期ですが、我が家のモエンエクセラードVシリーズは15年前後になっています。

クリア塗装が7〜8年目あたりがお勧めということが、14mm厚の普及型サイディングでの常識だったとすると、我が家は少し時間の余裕があるのかもしれません。
というか、少しここでは贅沢をしたので、そうでなくっちゃです。

さらに、同じページの中で、クリアー塗装が単色塗装よりも長持ちすることが書かれていました。

□塗料全般の知識です。同じ量(膜厚)を塗装した時、塗膜の性能はクリヤー塗料>>色付け塗料 

 と大幅に性能が高いです。車の塗装=20年ほど前ボンネットなどの上10年ほどでざらつき、

 退色が 一般的でしたが、「クリヤー塗装」で、30年程度は美観が持つようになりました。

 スマフォ、家電ほとんどの工業製品は一番上に「UVカットクリヤー」塗装です。

今回は多分「UVカットクリヤー」塗装が宜しいと思います。

フッ素、無機系のクリヤー塗装を施工しますと、その後20~25年後に次回の塗装の

タイミングとなります。

窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所 本日のご相談です=お隣様と4件で屋根外壁塗装検討中です。

20〜25年もつというのは本当に?という感じですが、これを見るとますますクリア塗装したほうが良いとかんじます。

同じサイトの別の記事では、30倍スコープ検査が必要なものの、築14年目でも「クリアー塗装」がお勧めと言われているので、10年超えてもクリア塗装が出来ないわけではなさそうです。

クリア塗装ができるかどうかは、現在のサイディングの塗装の状態によりけりということは違いはなさそうなので、本当にそろそろ真剣に考えた方が良さそうですね。

ただ、この外壁塗装にはちょっとした企みがあって、実際に動き出すのは早くても来年の春以降になる予定です。

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