毎年、寒くなってきますと、おうちブロガーの皆様がリビング階段が寒いかどうかなどを取り上げて書かれることを良く見かけるようになりますね。
これから、建築プランを考えられる方で、リビング階段を採用するかどうか悩まれるかたも多いのではないでしょうか。
我が家の場合、一階の廊下をなくしてリビングの広さを最大限に取るために、リビング階段がとても都合が良かったのですが、プランニング当初かなり妻が冷暖房効率のことを心配していました。
リビング階段しかないと考えていた私は、新しいお家の断熱性能を信じて押し切ったところ、結果的に妻から苦情が・・・(汗)
ダイニングテーブルの妻の座る位置が、ちょうど階段の目の前というのも実感しやすい原因でもあるのですが、冬の時期に夕食時にリビング階段から降りてくる冷気が不快と言われてしまいました。
(ちなみに、根本的に部屋が寒いことと、一部の場所で冷気を感じて不快であることは、少し状況が異なります)
これは、のれんを付けて対処したわけですが・・・・
【Web内覧会】我が家のリビング階段対策と空気の流れ – Web内覧会 内観
我が家は、吹き抜けもリビング階段も採用したのですが、やはり当初は空調効率が悪くなりそうということで、採用するかどうかかなり悩みました。特にリビング階段は、子供が必ずリビングを通って子供部屋に向かうようになることで、自然にコミュニケーションが生まれるということで勧められることが多かったように思います。ただし、我が家の場合の採用のポイントは、一階の廊下を最小限にしてフロアを広くとる理由が大きかったです…
このように書くと、「かわいそうに、お家の断熱性能が低いんだね」と思われてしまうかもですね。
しかし、暮らしてみての実感としては、断熱性能だけの単純な問題ではないかなーと感じています。
問題は、そもそも二階の空気を温めていないことにある
吹き抜けの室内窓も開放して、二階に暖気が回るようにすることで、一階のエアコンと床暖房を使えば二階まで十分温まることは確認済みなのですが、記録を残せていないのが残念です。一度、エアコンの24時間運転を一ヶ月ぐらい試してみたいのですが、なかなか我が家では、そのような贅沢な運営を許可いただけません(笑)。
もちろん、断念性能が伴っていなければ電気代が大変になるよとのご指摘があると思いますが、比較になりそうなお家と我が家の建築価格の差を埋めるには相当の年月がかかりそうかなと・・・・
[イエマガ連載:家づくり日々勉強 第15回 風通しを家全体で考えるにも登場した画像です]
ということで、我が家は寒いって思ってからの超間欠運転が日常なので、当然温まっていない二階の冷気が降りてくることは避けられないわけです。
高気密高断熱で有名な住宅メーカーのお住まいの方でも、24時間運転で家が温まってくるのに数日間かかると書かれていたブログを見たことがあるので、一階リビングだけの間欠運転では一階と二階の温度差をなくすまでには時間がかなりかかってしまって当然ですよね。
引き渡しの日に、アコルデの鈴木専務に「断熱性能が高いから温かいと言っても、断熱材が温めるわけではないですからね。室内に熱源がないと暖かくならないのに勘違いされることがよくあります。」という主旨の印象的なことをおっしゃってたことを思い出します。
もし、リビング階段に悩まれている方は、もちろん断熱性能も大切ですが、常に家全体を温めるために暖房を使うことに抵抗がないライフスタイルを選択できるかどうかあらかじめ考えてみることをおすすめします。
金額がいくらではなく、あまり人がいない二階まで温めることが「もったいない」と感じるようならストレスになるかも。
我が家は、どうやらかなりの貧乏性で、局所的かつ間欠的な冷暖房利用しか許容できない家族なので、リビング階段から感じる温度差への対処が結果的に必要となりました。
おそらく、より高性能なお家に住んでいたとしても、全館空調とか24時間空調とかしそうにないですね…(苦笑)
とまぁ、そんなこんなで、のれんで対処することになりました。私としては、既に一件落着と思っていたのですが・・・・
ちょうど一年前ぐらいの話ですが、また妻から「のれんのすきまからの冷気が気になる」という苦情が出てきました・・・・
当初から解決しきれていなかったのか、慣れてくると、さらにちょっとした冷気の漏れにも敏感になってきたのかわかりませんが困りました。
こうなると、もう少し抜本的な対処を考える必要があるのかもと思い始めます。(と言っても、一年前の話ですが)
リビング階段に扉を付けるには踊り場がある方が良い
実は、設計当初からリビング階段を塞ぐ扉を考えなかったわけではないのですが、断念した理由が予算意外にもひとつありました。
階段を降りてすぐの位置に引き戸を付けられそうだったのですが、ここに付けると階段側からの扉の開け締めが難しそうだったからです。
我が家のリビング階段と扉を付けようと考えた位置はこちらの赤い場所です。
引き戸にすればほとんどダイニングのスペースも狭くならずに問題なかったのですが、階段を降りてすぐの部分に扉が来ることになります。
詳しくは、こちらの記事をご覧いただくとわかりやすいと思いますが、扉を付ける場合は階段を降りたところが床と同じ高さの踊り場になっていないと、開け締めが難しくなるんですよね。
リビング階段で寒い!と後悔しないための7つの方法 | 注文住宅で後悔しない!間取り相談、診断と無料家づくり講座
新築の場合は、引き戸を設置して、夏は開放し、冬は閉める、というのが良いでしょう。この場合、引き戸を開いてすぐに階段があると、階段を降りてきた時に引き戸が引きにくい、です。
そんなこともあって、扉を付けることは諦めていたのですが、妻の不満を考えるとやっぱり引き戸を付けたほうがよいのかな、なんて思い始めました。
つづきます。
- みんなのWeb内覧会
- WEB内覧会<総合>
- WEB内覧会*玄関
- WEB内覧会*キッチン
- WEB内覧会*洗面所
- WEB内覧会*お風呂
- WEB内覧会*トイレ
- WEB内覧会*階段
- WEB内覧会*ダイニング
- WEB内覧会*リビング
- WEB内覧会<和室>
- WEB内覧会*寝室
- WEB内覧会*子供部屋
- WEB内覧会*書斎
- WEB内覧会*ワークスペース
- WEB内覧会*外構
- ローコスト住宅等の情報&住宅巡り
- 魅力ある家づくり...
- 家づくりを楽しもう!
- いえづくりのこだわり
- 新築・リフォームの間取りアイデア
- 家づくり
- 新築一戸建て
- マイホームブログ
- 住まいと暮らし
- マイホーム、我が家
- DIYブログコミュニティ
- 庭・外構・エクステリア・リフォーム
コメント