スマートテックの謎の振込遅延と卒FIT単価の最新事情

    奇跡の後付太陽光発電

    昨年かかったコストをご紹介したばかりですが、確定申告のために口座の入出金状況を確認してみると、太陽光売電の入金に不可解な点があることに気が付きました。

    そんなきっかけから、卒FITの最新事情を調べてみると、思わぬ発見があったので今回はそんなお話です。

    スマートFITの振込日が勝手に大幅遅延していた

    恥ずかしながら昨年スマートFIT(SMART TECH)から振り込まれているはずの、太陽光売電の買取振込額が少なすぎることに、今更気が付きました。確認してみると、7月分までの振込を最後に昨年の売電実績が2月23日時点で振り込まれていません。

    そこで、スマートFITの契約者用ポータルサイトにアクセスしてみると、このようになっていました。

    なぜか、昨年の9月分と11月分が2月29日振込になっています。

    本来、「検針日の翌々月末にお支払い」ということなので、9月分は11月末に振り込まれているはずです。
    よく見ると、翌々月末に振り込まれているのは、5月分だけで、7月分はなぜか翌々々月の16日振込になっています。
    11月分も、翌々月末であれば、1月末に振り込まれているべきだと思います。

    気づくのが遅すぎるこちらも間抜けですが、こんなに振込時期がバラバラなのは、かなりまずいのではないでしょうか? 自分で調べた限りは、振込時期が変わることをアナウンスされたような情報は見つかりませんでした。

    これは、平日に電話して理由を聞いてみたいと思います。
    ※3/8追記: 民事再生手続き開始の影響でした。

    いつの間にか買取価格の相場が変わっていた

    企業間取引で支払いの約束を守れないのは致命的です。昨年買取単価が最も高いスマートFITを選んだのですが、ずいぶんずさんな会社だなぁという印象を持ってしまいました。(何か誤解があるかもですが)

    今でもスマートFITは最高値の買取価格なのでしょうか?

    そこで、最新の卒FIT向け買取価格事情を調べてみたところ…

    卒FIT.com

    東京エリアでは、今でもスマートFITが1位のようです。しかも、いつの間にか14.6円になっていますが、我が家は11.5円のままです。これは、どういうことでしょう?

    どうやら、新規利用者向けのキャンペーン買取単価のようです。なんと昨年6月からの対象となっていたとは…

    とはいえ、この単価が適用されるのは半年間のみで、その後は11.5円に戻るようです。
    釣った魚には餌はやらないということのようです。仕方ないですね。

    2位の14.5円も3月末まで

    であれば、キャンペーン買取単価と書かれていない、2位の14.5円のエネクスライフサービス太陽光電力買取サービスが、オトクなのではないかと考えました。

    卒FIT.com

    ところがどっこい、こちらも甘くありませんでした。

    14.5円の買取単価は、4月から改定となって、12.5円となるようです。

    太陽光電力買取サービス 2024年4月以降の買取単価について

    この書類を見ると、どうやら半年ごとに価格を改定するタイプの会社のようです。
    12.5円でもスマートFITの11.5円を上回る条件なのですが、この調子だとすぐ横並びになってしまうかもしれません。

    さらに、現在は「市場連動型」で買取価格が随時変動するタイプの買取業者があるそうです。

    市場連動型の買取業者に注意してください

    その一つが、まさに買取単価が「変動」とかかれている、エネまかせという買取業者のようです。

    エネまかせのWebサイトを見てみると、驚愕の24円という買取単価が出ていました。

    エネまかせ

    しかし、よく見ると2022年の市場連動平均単価のようです。前述の注意喚起の内容の通り、2022年は一時的に高単価だったのを今でもアピールに使っているんですね。2023年の実績に更新してほしいですね。

    さらに、こちらの図も2022年の年間平均なのですが、手数料として10%(も)取られるんですね。

    うーん。ちょっと、この買取業者は確かに要注意な気がします。

    3番手の13.8円なら大丈夫!?

    そこで、13.8円の買取単価のKeiYo GASの買取プラチナプランを調べてみました。

    13.8円の買取単価を地域最高水準として紹介されています。

    KeiYo GAS

    こちらは、キャンペーン価格でも、4月からの改定条件でもなさそうです。

    しかし・・・よく見ると・・・

    この買取単価は、2025年3月の計量⽇前⽇までのようです。
    それでも、今から1年間この単価が保証されるのであれば、スマートFITやエネクスライフサービスよりも好条件といえます。

    特に解約のペナルティはなさそうなので、他社より条件が悪くなれば、また乗り換えればいいですからね。

    試しに、これまでのスマートFITの実績をKeiYo GASの13.8円の単価で計算してみました。

    11ヶ月分で15,520円も買取金額が増える計算なので、これは大きいです。

    早速、スマートFITからKeyYo GASに切り替えようかと思ったのですが、気になるのがスマートFITの契約期間が2年となっている点です。

    スマートFIT(余剰電力買取)に関する契約条項

    一応、解約金や違約金はないということなので、途中解約もできるのかなと思いますが、なんのための2年契約なのでしょう?

    スマートFIT

    スマートFITに振込時期の遅延のことを問い合わせるときに、一緒に聞いてみたいと思います。

    ということで、進展があれば、ブログでお知らせします。

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