こんなはずじゃなかった! シマトネリコの剪定がもっさりキマらない原因?(我が家の場合)

    植栽

    先日、イエマガで庭のシマトネリコのことを取り上げましたが、玄関側のシマトネリコも含めて、かなり幹が太くなってきました。

    樹高も高くなってきたので、何度も切り戻しをしているのですが、太い幹が途中でぶつ切りになってしまったように見えて、シマトネリコの軽やかさも失われてきたので、そろそろ根元から切り落として幹を入れ替える更新の時期になってきました。

    シマトネリコに限らず、先日のGWにも、かなり植木の幹を落としたのですが、まだ結構太い幹が残っているので、様子を見ながら落としていくつもりです。

    ただ、ここまで幹が太くなるまで、理想通りの樹形に剪定出来ていたかというと、そうでもないんですよね。

    更新にそなえて、ひこばえを伸ばしているのですが、その伸びぐあいも、なんとなく、いまいち綺麗に伸ばせておらず、美しい剪定は難しいなぁと思います。

    最近、なぜ、そんなことになってしまうのか、ちょっとだけわかったような気がするので、今回ブログにしてみようと思います。

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    根本から切るのは幹だけの話ではなかった@スミノクさんによる写真ACからの画像

    Y字に剪定が間違いだった?

    私が剪定をやりはじめた頃に、剪定の方法、次のようにY字型に切ることをすすめる方法ばかりが目に入りました。(不思議なことに、今調べるとあまり見つからないのですが….)

    例えば、こんな感じで、まっすぐ伸びている真ん中の新芽があって、両方に枝分かれしている場合は、真ん中部分を根本からカットしましょうという内容です。
    Yにカットする前

    カットするとこんな感じ。
    Yにカットした後
    真ん中の一本が抜けて、Y字型になりました。
    確か、この切り方だと、いかにも剪定しました見えない自然な風合いを保てるから、おすすめされていたような記憶があります。

    でも実は、この剪定方法には、ずっと疑問があって、ガーデンショップやモデルハウスに植えられているような、美しく剪定されているシマトネリコのように、まっすぐ幹が伸びた樹形にならないんですよね。

    この切り方を繰り返していると、かなりクネクネした主幹になってしまいます。

    樹高を抑えるには、確かにこの方法しかないなぁと、思っていたのですが、どうにもイメージしているシマトネリコの樹形を再現できないんですよね。

    もっさりカットになってしまうイメージ

    たとえば、剪定前の樹形が、こんな感じだったとしましょう。
    切り戻し前

    今までの私のやり方で、剪定すると、こんな感じになってしまうイメージです。
    切り戻し後00001

    そんなに悪くないように見える気もするのですが、この考え方でやってきて、もっさり状態から抜け出せないんです。

    実際の写真で見ると、この状態に茂ったシマトネリコを剪定すると
    IMG_7874_モサモサ

    こんな感じになるイメージです。
    IMG_6767_全体的に刈り込んだ

    なんというか、いまいちな感じがわかりますでしょうか。

    枝先の三又の部分のカットばかりに目がむきすぎてしまったためか、葉の量を減らしたわりに、あまり期待した爽やかさが出ていません。
    というより、幹の本数や太さが目立つわりに葉が少なく寂しくも感じます。

    ずっと、この原因が分からずに、もやもやしていたのですが、次の二つの動画を見て、根本的に考え方が間違っていたことに気が付きました。

    hq720.jpg

    hq720.jpg

    これらの動画の説明で納得感があり是非試してみたいと思ったのが、

    • 太い枝をカットして、細くて柔らかい枝に入れ替えていくこと
    • 樹高を抑えるために先っぽだけでカットしないで、根本からカットすること

    の、大きな二つです。

    これまでは、なんとなく中太の枝を残しつつ、入れ替えるべき細くて柔らかい枝をむしろカットして葉の量を調整していたので、もっさりするのは当然です。

    改善後のイメージ

    動画の教えを意識したら、どんな剪定に変わるのか考えてみました。極端ですが、こんな感じでしょうか。
    切り戻し後00002
    右側に出ている太い枝を落とせていないところにまだまだ迷いはある気がしますが、Y字型に仕上げることを意識しないようにすると、少しシャープになった気がします。

    いや、そもそも、この幹は、根本から二股に分かれているので、枝の根本から落とす教えに従うと、このパターンの方が正しいのかもしれません。
    切り戻し後00003
    細くて低い方を残す考え方だと、こちらが正しいはずなのですが、こちらは少し歪んで斜めに伸びているので、残すべき方なのかは、実際には悩みそうです。

    まっすぐ伸びているほうを残すパターンだと、このようになるのですが、このパターンだと、微妙な差とはいえ、幹が少しずつ太くなっていくんですよね。
    切り戻し後00004

    理屈がわかったような気になっても、実際使いこなすのは、なかなか難しそうです。

    こんな感じで、枝が偏って出ている場合もバランスが悪くなるので、片方を落とすのも勇気がいります。

    前回、レシプロソーで太めの幹というか枝を落としたことを書いたのは、この考えかたに基づいて太い枝を根本から落とし始めてみたためというわけです。
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    右側は、常緑ヤマボウシですが、まだ二股に分かれているので、こちらもいずれどっちかを落とすことになりそうです。

    このゴールデンウイークは、レシプロソーを導入したので、張り切ってカットしてた太い枝が、こんなにたまってしまいました。
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    まだまだこれまでの剪定で乱れた樹形のリカバリには時間がかかりそうですが、何かがつかめたら、また報告したいと思います。

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