木製ルーバーフェンス2回目の塗り替え

    奇跡の外構

    約7.5年ぶりの木製ルーバーラティスフェンスの塗り替え準備の続きです。

    前回は、高圧洗浄で汚れや古い塗膜を剥がして準備するところまででしたが、今回はいよいよ塗装本番です。

    劣化が激しいフェンス上部を簡易補修

    高圧洗浄をかけた結果、フェンスの上部の劣化が激しいことがわかりました。

    水が溜まりやすいのか、かなり腐朽が進んでしまっています。
    日当たりも水はけも良さそうな上部の劣化がこんなに進んでいるとは予想外でした。
    むしろ、太陽光の紫外線で木材の分解が進みやすい場所のようです。

    このまま塗っても隙間が大きすぎるので、まずはあらかじめ補修しておくことにします。
    木材用のウッドパテが売っていたので、こちらを使います。

    確か、大きい穴には、割り箸か何かの木片を埋め込んでから、ウッドパテを塗りたくりました。

    この写真は、一日乾燥させて軽くペーパーがけした後だったと思います。
    塗装当日の養生も完了しています。

    あくまで軽いペーパーがけなので、全然平滑になっていませんが、普段見えない部分なのでざっくりでOKとします(笑)

    あとは、塗膜の防御力に期待です。

    今回は水性塗料を選択

    前回の塗装では油性のキシラデコールを利用したのですが、今回はアトムペイントの水性塗料屋外木部保護ステインを選択しました。

    水性塗料は、道具の手入れや薄めての調整などが楽そうなのが理由です。水性のキシラデコールもあるんですが、やはり、キシラデコールはブランド価格で高いんですよね。

    ちょっと、耐久性など不安はありますが、長持ちしてくれることを祈ります。

    ちなみに、前回利用した油性のキシラデコールはこちら

    塗装完了!木製ルーバーラティスフェンスはどうなった?

    このキシラデコールだったから、7.5年も持ったとも考えられるのですが、思考停止にならずに色々試してみたいところです(安い塗料の選択の正当化)。
    今回は、前回のマホガニよりも赤みを抑えたチークを選択しました。

    突然妻が塗装に参戦してくれるということで、注ぎやすいようにテープを塗料缶に貼ります。

    偶然、こんなかわいい缶があったので利用することにします。

    いざ実塗り!!

    無事、塗装の準備が整いました。いよいよ塗り始めます。

    おそらく一回目の塗装が済んだ写真です。

    写真では伝わりにくいのですが、とにかく塗料の染み込み方がエグいです。
    一回目の塗装の時と全く様子が異なり驚きました。
    さらっとした水性塗料の性質もあると思いますが、7.5年前よりもフェンスの木材がスポンジのように空洞化が進んでいるのが大きいと感じました。

    表面がこちらです。

    ルーバーの板の部分よりも、枠の部分の塗料の染み込み方が尋常ではありませんでした。
    塗料がものすごい勢いで減っていきます。

    私が塗装している様子を妻に激写されていました。

    塗料缶の縁をテープで保護しているのですが、扱いが雑なため塗料が垂れ放題です(笑)

    養生しているから良いものの、もうちょっと丁寧に扱うべきでした。
    あと、大きなひび割れ部分は、何度塗っても塗料で埋まらないので、こちらもウッドパテであらかじめ処置しておくべきでした。

    おそらく、2回目の塗装が終わった午前中時点での写真がこちら。

    写真では、伝わりにくいですが、まだ色乗りがかなり甘いです。
    油性塗料と違って、明らかに塗膜が薄い感じなんですが、ちょっと水が多めの絵の具を塗っている感覚です。
    下に落ちている塗料も、まさに絵の具っぽい雰囲気でした。

    表側はこんな雰囲気。

    やはり写真では伝わりにくいですが、下地の黒ずんだ感じがまだまだ透けている状態でした。

    ちょっと、近づいてみると、こんな感じです。

    一見色は、十分乗っているように見えますが….

    木目に沿って、木が痩せて毛羽立っているのが引き立って見えます。

    まだまだ、塗膜が薄く心もとないのですが、前回同様の1.6Lの塗料缶の減りが激しく、前回のように4回塗りは明らかに難しいペースで塗料が減っていました。

    1.6Lでは塗料が足らない

    そこで、急遽塗料を買い足しにホームセンターに駆けつけたのですが、GWは同じようなDIYをする人が多いためか、塗料コーナーが売り切れだらけになっていました。

    既にチークの1.6Lも売り切れで、かろうじて一つだけのこっていたのが、0.7Lのこちら。

    どんどん、フェンスが塗料をスポンジのように吸い込んでいくので、0.7Lでは心もとないのですが、仕方がありません。

    でも、なんとか塗料をこぼして無駄がないように丁寧に塗ることで、なんとか4回塗りができました。

    流石に後半は塗料の吸い込みは軽減してきたので、なんとか塗料が足りたのですが、前回は1.6Lで4回塗りできたのと比べると随分塗料を必要としてしまいました。結局、前回のキシラデコールよりも塗料に費用がかかってしまったことになります。

    ちょっと、霧がかってしまった写真ですが、表側の塗装が終わった写真です。

    前回は、夜まで時間がかかってしまい真っ暗になるまで塗装をしていたのですが、今回は朝一から作業を始めたおかげで夕方の16時頃に作業を終えることができました。もちろん、妻が手伝ってくれたことも大きいです。

    塗装作業は、段取りが重要だと実感します。

    塗装完了!

    養生を外して無事塗装が完了した写真がこちら。

    狙い通り、マホガニーよりも赤みを抑えたチークの柔らかい色合いが、とても良く出ています。
    フェンスの痛みが激しく、一時はどうなることかと思いましたが、予想以上に綺麗に塗ることができました。

    少し、寄った写真がこちら。

    1〜2回塗りでは、ところどころ黒ずんでいたところが、透けていましたが、さすがに4回塗りでほとんど目立たなくなりました。

    木目に沿って、木が痩せてしまったところの凸凹が埋まりませんでしたが、スポンジのように塗料を吸い込むような状態は塗料で埋めることが出来たと思います。

    こちらから見ると、上部の木痩せの形跡がよく分かると思います。

    本来、パテで埋めたほうが良かったのかもしれませんが、これも味ということにしておきます。
    ただし、ひび割れはパテ埋めしておいたほうがよかったのかもしれません。

    パテ埋めしていた上部の状態はこんな感じです。

    パテのペーパーがけも中途半端で雑なので、いかにも何かを塗りたくった感じがわかりますね。

    やはり、上部は見えないから良いものの、目につく部分にパテ埋めする場合は、丁寧に処理しないとかえってみすぼらしくなりそうなので、下手にパテ埋めしなくて正解でした。

    正面から見ると、こんな感じです。

    なかなか、美しく綺麗に生まれ変わりました。

    特に塗料を沢山吸い込んでいた部分がこちらですが、完全にふさがりました。

    ちなみに、前回の油性のキシラデコールでは、マットな仕上がりでしたが、今回は艶のある仕上がりになりました。少しプラスチッキーな感じで、好みが分かれるかもしれませんが、雨の弾きはとても良いです。

    裏から見ると、こんな感じです。

    あらかじめ、金具部分も塗り替えておいたので、とても綺麗に仕上がりました。
    あまりにも工程が多く疲れたので、次回は同じことが出来る自信がありません(笑)

    出来上がった状態で植木を戻して撮った写真がこちら。

    やはり、塗り替えたフェンスがひときわ鮮やかで目立ちます。

    新築の頃の美しさに戻すことはできませんが、サビだらけだったフェンス固定金具も綺麗に黒く塗装しておいたので、かなり見違えました。

    本当に大変でしたが、お手入れ次第で、ここまで綺麗になることに達成感がありますね。

    次は、この塗装が何年もってくれることでしょう。

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