シフクノいえと大安心の家に悩んだらトゥルーライフも見てね(神奈川限定)

    奇跡の工務店

    我が家を建ててくれたアコルデの姉妹ブランドである、トゥルーライフのホームページも最近リニューアルされました。アコルデのリニューアル同様にご紹介しようと思っていたら、新聞の折込チラシに興味深いものを見つけました。

    タマホームの「シフクノいえ31」という低価格規格住宅のチラシなのですが、今回は、トゥルーライフの定額制の家の価格と仕様と徹底比較しながら、トゥルーライフの新しい情報をご紹介してみたいと思います。

    トゥルーライフの新ホームページとシフクノいえ31

    まずは、トゥルーライフの新しいホームページがこちら。

    トゥルーライフ

    アコルデのホームページとは、かなり趣が異なり、すっきりスタイリッシュなホームページになりました。
    今回のトゥルーライフでは、定額制の価格と自由設計を押し出しているのですが、元々不動産業からのスタートだったので、土地探しも含めたワンストップなサービスも強みだそうです。

    続いて、今回目に止まった、タマホームの「シフクノいえ31」のチラシがこちら。

    シフクノいえは、かなり前から度々販売される製品で、今回の「シフクノいえ31」は、2024年5月2日〜7月31日までの契約の限定商品のようです。

    価格帯が、トゥルーライフと近く、ターゲットユーザーも似ているように思ったので、今回勝手に比較してみることにしました。

    シフクノいえとトゥルーライフの特徴を比較(独自調べ推定比較)

    比較といっても、最新の「シフクノいえ31」の正確な仕様情報は明らかではありません。
    このため、以前販売されたシフクノいえの情報をかき集めて推測の比較表を作成してみました。
    施工面積がピッタリ同じ条件で合わなかったのですが、ほぼ同じ25坪の価格で比べています。
    トゥルーライフの公表価格は税抜きなので、10%税込み金額に変更して作成した比較表がこちら。

    シフクノいえトゥルーライフ
    価格(25坪)1,694万円(税込)1,936万円(税込)
    自由設計未対応(規格住宅)標準
    長期優良未対応標準(確認申請費含)
    断熱材グラスウールダルトフォーム
    サッシアルミサッシ
    +ペアガラス?
    樹脂サッシAPW330
    +アルゴンガス入りLowEペアガラス
    準防火地域対応オプション標準
    電動シャッターオプション1箇所標準
    天井高(1階)2350mm2500mm
    ハイドアオプションリビングドア2400mm標準
    玄関収納W80cm
    コンパクトカウンター型
    W74cm
    大容量ハイタイプ
    2階トイレオプション
    一部対応プランあり
    標準
    洗面台1面鏡W900 三面鏡
    キッチンLIXIL製 開き戸
    食洗機不明
    LIXIL,タカラ,TOTO
    引き出し、食器洗乾燥機付、
    人大シンク
    給湯オール電化標準
    (ガスは別途費用)
    オール電化orガス 標準
    浴室LIXILゴム栓タイプLIXIL ,TOTO,タカラ
    全てプッシュ排水栓
    サイディング
    外壁
    ニチハ Vシリーズ
    ケイミュー親水15/16
    ニチハ Fu-ge プレミアム30
    屋根ガルバリウムスレート(コロニアルグラッサ)
    アスファルトシングル(アルマ)
    ガルバリウム(スタンビー)
    ※ どちらも施工面積。シフクノいえは、24.87坪の場合の金額。

    金額では、トゥルーライフのほうが242万円も高いので、仕方ないと思いますが、太字の部分がトゥルーライフのほうが上回っていると感じる仕様です。

    ここでは、トゥルーライフと比較していますが、シフクノいえに興味を持った方が、同じタマホームの大安心の家と比較して悩む方も多いようです。タマホームとしては、大安心の家に誘導する撒餌のような商品なのだろうと想像できます。

    我が家も、らいずほーむの980万円の家アサカワホームの990万円の家を目当てで、モデルハウスを訪問しても、全然まともに説明してくれずに、上のランクの商品をのことばかりアピールされました。

    「あんな安物の家はだめですよ」という感じで、自社製品とは思えない扱いで対応するような会社もあったので、安物の家を探しに来た自分の惨めさを思い知らされると痛感したことを思い出しました。よほど強い気持ちで話しを聞きにいくつもりでいかないと、ちょっとショックを受けるかも。

    このため、シフクノいえの価格帯には興味はあるけど、仕様に不満があって大安心の家に気持ちが傾いている方には、トゥルーライフも選択肢に十分あがってくるのではと思ったわけです。

    ということで、各項目ごとの違いをより掘り下げてみます。

    トゥルーライフは定額制なのに自由設計

    まずシフクノいえが、900万円からとアピールしていますが、施工面積14.85坪の平屋建ての場合で999万円です。
    約25坪の2階建ての1,694万円〜(税込)が実質的な選択肢になると思います。

    シフクノいえは、規格住宅なので全108プランから選択できます。

    一方で、自由設計のトゥルーライフホームでは、施工面積ごとの定額制注文住宅になっています。

    価格帯はこんな感じです。シフクノいえと違って税抜表記のため、例えば25坪タイプを税込みで単純計算すると1,936万円となります。

    これだけを見ると、シフクノいえのほうが、242万円も高い!ってなるのですが、中身をよく見る必要があります。

    トゥルーライフは長期優良住宅標準仕様

    シフクノいえは、長期優良住宅に対応していないようです(オプションでも不可)。

    長期優良住宅が申請できないと、フラット35sの金利優遇や税制優遇が受けられません。
    過去には、シフクノいえが長期優良住宅の申請が出来ないことと関連して、「こどもみらい住宅支援」の対象にならない、なんてトラブルもあったとの情報もみられるので、全体的な資金計画として注意が必要です。

    一方で、トゥルーライフは長期優良住宅の対応も標準仕様に含まれています。

    ただし、フラット35の申請料は別途必要らしいのでご注意ください(建築仕様は標準)。

    トゥルーライフの断熱材はダルトフォーム

    シフクノいえの断熱材は、袋入りグラスウールのようです。グラスウール自体の性能に問題はないはずなのですが、実際シフクノいえで建てた方のブログなどを見ると、袋入りグラスウールではお約束の雑な施工になってしまっている場合が見られるようです。やはり、袋入りグラスウールは、未だに施工精度の当たり外れのリスクが高いと感じます。

    一方で、トゥルーライフの断熱材は、以前アコルデの仕様でもご紹介したダルトフォームです。
    我が家が採用したアクアフォームの同等性能の、現場発泡吹付けタイプの断熱材(吹付け硬質ウレタンフォーム)です。

    [アコルデ2023年度仕様] 11年前の我が家の標準仕様書と比較してみた

    我が家の場合は、天井の吹付けをケチってグラスウールにしましたが、ちゃんと天井に160mmにも吹き付けてくれるので、より万全です。

    トゥルーライフの家づくり

    Ua値では0.5前後になるそうですが、高気密仕様は100万円のオプション費用でC値0.4以下を目指せるようです。
    おそらく、この高気密オプションで標準の三種換気から一種換気に変更になるのだと思います。

    トゥルーライフは樹脂サッシ標準(しかも防火仕様も追加無し!)

    シフクノいえは、アルミサッシ+ペアガラスという情報があります。
    最新の仕様は、さすがにアルミ樹脂複合になっている可能性もあるかもですが、今のところ更新された情報が見つけられません。かなり前の情報ですが、アルミサッシからアルミ樹脂複合に変えるオプションで80万円という情報も見かけたので、金額重視のシフクノいえは、未だアルミサッシの可能性もあるかも。

    一方で、トゥルーライフはローコスト志向ながら、樹脂サッシAPW330を標準採用しています。
    ペアガラスもLow-E仕様です。

    しかも、ペアガラスにはアルゴンガス入です。

    さらに、なんと防火地域の場合も追加費用なしです。
    これも古い情報ですが、シフクノいえを準防火対応にするには追加100万円オプションとの情報もみかけました。

    我が家が建てた頃もほとんどのハウスメーカーで準防火対応には追加50万円以上と言われて頭を抱えたことを思い出します。当時のアコルデも準防火対応には追加なしだったので、相変わらずこのスタンスは変わっていないようで、ちょっとうれしくなります。

    トゥルーライフの家づくり

    窓だけでなく、玄関ドアが寒冷地仕様のD2タイプなので、今どきのニーズを押さえてますね。

    あと、なにげに1箇所ですが電動シャッター付きなのもポイントです。
    我が家は3箇所電動シャッターですが、付けておいて良かった仕様の筆頭にあがる満足度の高さなので、特に一階リビングの掃き出し窓には、オプションで追加してでも電動化をお勧めしたいです。

    トゥルーライフは、天井高2500mmとリビングハイドア標準

    シフクノいえの天井高は、あまり聞いたことのない2350mmだそうです。
    同じタマホームの大安心の家では2500mmが標準なので、150mmも違いがあります。

    ローコストな工務店の仕様では、2400mmが多かったのですが、中途半端な2350mmという仕様のどのようなメリットがあるのかどうか、興味深いです。

    一方で、トゥルーライフの天井高は、一階2500mm、二階2400mmとアコルデ仕様の我が家と同じです。

    トゥルーライフの家づくり

    基礎や体力面剤の仕様なども、全て我が家と同じです。

    ちなみにシフクノいえでは、オプションのハイドアもトゥルーライフは標準で選べます。
    Panasonicの建具を選んだ場合は、リビングのドアが2400mmのハイドアにできます。

    天井高が2500mmなので、天井ピッタリにはならないのですが、標準ではないものの2500mmのフルハイドア化をアコルデ同様相談もできるはずです。

    トゥルーライフの玄関収納はハイタイプ

    シフクノいえは、玄関収納が80cmという情報を見かけます。
    幅のサイズのようなのですが、それよりも高さのほうが問題です。
    どうやら、このような高さの低いコンパクトタイプの玄関収納のようです。

    これでは、かなり収納力が限られるので、多くの方がオプションで大型化を考えられるのではないでしょうか。

    一方で、トゥルーライフの玄関収納は、このようなハイタイプが標準です。我が家のようなコの字タイプはオプションになる可能性がありそうですが、シフクノいえからの追加費用よりは小さくて済むのではないかと思います。

    Screenshot

    トゥルーライフは三面鏡洗面化粧台と二階トイレも標準

    シフクノいえでは、洗面化粧台は、1面鏡のこのようなタイプが標準のようです。

    左右の収納スペースがオープンなので、見た目がごちやつきやすく、注文住宅の水回りとしては華やかさに欠けるので、アップグレードしたくなる人も多いと思います。

    さらに、シフクノいえでは、プランによってトイレが1階のみになるようです。
    しかし、下記のような32.05坪のプランでも2階トイレはなく、2階トイレ付は選択肢は少ない可能性があります。

    一方で、トゥルーライフは、W900の洗面化粧台が標準で、もちろん三面鏡です。
    トイレは1階・2階標準仕様で、どちらも同一仕様です。
    我が家が検討していたときに、2階にトイレが付いていても、2階はシャワートイレが付かない場合があったので、シフクノいえもどうなるか注意が必要に思います。

    トゥルーライフの家づくり

    具体的には、トゥルーライフの洗面化粧台の現在の標準は、TOTOのオクターブLiteだそうです。

    我が家は、間取りの都合でW750タイプでしたが、W900が選べるのは羨ましいですね。
    汚れが溜まりにくい水洗や一体成型の大きなボウルもいいですね。
    収納も片引き出しタイプなので、使いやすいと思います。

    トイレは、以前ご紹介したTOTOのZJ2をトゥルーライフでも標準にしているようです。

    トゥルーライフのキッチンは引き出しタイプの食洗機付き

    シフクノいえでは、キッチンの収納が開き戸タイプになるようです。
    食洗機がついているかどうかは不明なのですが、シフクノいえで浅型から深型にオプション変更したという情報も見かけるので、もしかしたら付いているのかもしれません。
    1年以上前ですが、シフクノいえの仕様写真を見ると、食洗機は付いてなさそうなんですけどね…

    シフクノいえ25

    最近では、建売分譲住宅でも食洗機付きで引き出しタイプのキッチンが普通だと思うので、これはかなりさみしい仕様だと思います。
    さらに、シフクノいえでは、オール電化が標準でガス仕様は追加費用になるそうです。
    このため、IHコンロが標準になります。

    一方で、トゥルーライフのキッチンは、次のとおりです。

    トゥルーライフの家づくり

    食洗機付きで、オール電化のIHも、ガスコンロのどちらも標準で選べます。
    人大シンクと書かれていますが、キッチンメーカーによってはステンレスシンクも選べそうです。
    メーカーは、タカラスタンダード・クリナップ・リクシル・TOTOから選べます。

    クリナップ・タカラスタンダード・TOTOは、以前ご紹介したアコルデ仕様と基本的には同じなので、下記の記事をご参考ください。さらにリクシルが追加されています。

    以前の仕様書と若干体裁が変わっているので、こちらに貼っておきます。
    もしかしたら、細かいところで変わっているかも。

    シフクノいえとは満足度は大きく違うと思います。

    トゥルーライフのユニットバスはプッシュ水栓

    シフクノいえのユニットバスは、なんとゴム栓だそうです。

    もちろん、昭和世代の私も実家では、あたりまえに使っていて馴染はありますが、今どきの新築住宅で標準仕様化されていることに驚きました。

    一方で、トゥルーライフのユニットバスは、もちろんプッシュ排水栓です。
    とはいえ、あえて言及する必要もないのかホームページには記載はありません。

    トゥルーライフの家づくり

    浴室も以前ご紹介したアコルデの標準仕様の、タカラスタンダードとTOTOは同じなのですが、クリナップに変わってリクシルが現在標準仕様化されているようです。

    こちらも、最新の標準仕様資料をいただいたので貼っておきます。

    ちゃんとワンプッシュ排水栓と書かれていたので、ご安心ください(笑)

    トゥルーライフの外壁はFu-ge プレミアム30

    3年ほど前の情報なので変わっている可能性がありますが、シフクノいえのサイディング外壁材は、ケイミューのエクセレージ・親水15かセラディール・親水16、またはニチハの16mmのVシリーズを選べるようです。
    ローコストタイプなので、14mmの釘打ちタイプのサイディングなのではと思ったのですが、おそらくどちらも金具施工タイプだと思います。タマホームは、大安心の家などでも、サイディングの大量購入をしているので、価格交渉力があるんですかね。

    一方で、トゥルーライフは、サイディングの中では最高峰の選択肢とも思える、Fu-geプレミアム30です。

    トゥルーライフの家づくり

    シーリングも高耐久のプラチナシールが選べるので安心です。

    ちなみに、アコルデにもらったこの資料では、約250万円もおトクとなっていますが、ニチハのサイトでは、290万円もおトクに更新されています。

    ニチハ メンテナンスコストが最大290万円もおトク!

    メンテナンスコストの市場価格が値上がりしているのも反映されてるんですかね?

    この手のメンテナンスコストのメリットは、取らぬ狸の皮算用になりうるので、あまりアテにしないほうが良いとは思いますが、それでも長期間メンテナンスサイクルを伸ばせるのは大きな魅力です。

    トゥルーライフの屋根は、スレート・ガルバリウム・アスファルトシングルから選べる

    シフクノいえの屋根は、金属屋根のガルバリウム鋼板が標準です。オプションで、コロニアルクアッドや瓦屋根に変更できるという情報もあります。

    一方で、トゥルーライフの屋根は、スレート屋根のコロニアルグラッサ、金属屋根(ガルバリウム鋼板)のスタンビー、アスファルトシングル屋根材のアルマから選べます。

    トゥルーライフの家づくり

    我が家の建てた頃は、ローコスト住宅といえばスレート屋根一択でしたが、ガルバリウム鋼板の金属屋根が追加費用なしで選択できるのはありがたいですね。
    特に縦葺きのスタンビーは、太陽光パネルを後付する場合に穴を空けずに取り付けられる可能性が高いと思います。

    [アコルデ2023年度仕様] 11年前の我が家の標準仕様書と比較してみた

    いかがでしたでしょうか?


    今回一気に取り上げたので、かなり長大な内容になってしまいました。
    途中でも触れましたが、あくまでシフクノいえの情報は独自に色々な時期の情報をかき集めたものなので、最新の仕様とは異なる可能性があります。
    また、トゥルーライフは神奈川の工務店ですので、地域限定の情報となることをご容赦くださいませ。

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