突然ですが、関西人は、ポイント還元よりも現金値引きのほうが好きな人が多いと聞くことがあるのですが、私もどちらかというと現金値引きのほうが好きです。
関西人は、値引き交渉のコミュニケーション?が好きだということも関係しているみたいですが・・・・
確かに、ヤ○ダ電機でポイント還元なしを上限にネット価格以下の現金値引きを出してもらえた時なんかは、この上なく興奮したりします(笑)。ちなみに、意外に、現金値引きが売りのケ○ズデンキとは、相性が悪いんですよねー。
一方で、ポイント還元が好まれる背景には「保有効果」という、心理的な傾向が関係しているようです。
「保有効果」は、自分の持っているものを高く評価する傾向にあるそうですが、確かに、身の回りで心当たりがたくさんありそうですね。所有する車やカメラや、そのブランドを高く評価したり、家づくりでも自分の建てた家や、仕様、住宅会社を肯定したくなる感じと同じでしょうか。
私も、多少たまったポイントで小さな幸せを感じることはありますが、基本的にあまりポイントを貯めることに熱心にならないのは、値引きの楽しさ以外の理由があります。
それは、
「ポイント」=「不確実なお得の先送り」
というイメージが強いからです。
この「不確実なお得の先送りって、家づくりの場面でもあったような気がするなぁということで、今回の話題としてみました。
完走できるやろうかという感想
なぜ、ポイントが不確実なお得の先送りと感じるのか
例えば、こんな理由です。
- 還元されたポイントで、次お得に買物ができる保証はない
もし、最初に大幅ポイント還元でお安く買い物が出来たとしても、次回のポイントでの買い物が安い保証はありません。ポイントを握られている以上、値引き交渉や比較検討してなるべくお得に買いたい側としては、とても不利です。これでは、付与されたポイントだけで、得したとは喜び切れません。 - ニーズが発生しないとお得が確定しない
ポイントは、当然ながら発行した企業や店舗が取り扱う、商品やサービスにしか使えません。電気量販店なら、次に電気製品を買い換える機会がないと、ポイントは放置したままになってしまいますよね。
この点、現金での還元であれば、どこでも使えますので、現金値引きの時点でお得が確定したと感じられます。
うーむ、使うのかな・・・・
まぁ、最近電気量販店も家電以外の日用品なども扱っていますので、買い物を工夫次第で特に問題にならないという向きもあると思いますが、その工夫自体を少しでも意識させられることが煩わしいと感じるところも大きいですね。
10年持たなかったLED問題と期間リスク
我が家が家づくりを始めた当時、ちょうどLED照明が出始めだったのですが、高価すぎてとてもすべての照明をLEDには出来ませんでした。
それでも、「10年交換不要と節電メリットでお得」という、当時のウリ文句にかなり悩まされましたねー。
たとえば、こんなのです。
LEDとは発光ダイオード(light emitting diode)の略です。発光ダイオードは電気を流すと発光する半導体素子で、発光部分に半導体を使っているため従来電球のフィラメントなどに比べて劣化・破損しにくく、寿命が大幅に伸びました。
結果的に、アコルデから「節電メリットよりも価格差のほうが大きいので蛍光灯でプランしますね〜」という冷静な提案に、安心して蛍光灯にすることが出来たのですが。
その後、SNSなどで見かけるのが多く気になったのが「LED照明が買って1年前後で切れた」という情報です。
これには、様々な原因があったわけではあるのですが、この時”なるほど”と思ったのが・・・・
「LED自体は確かに長寿命、しかしLED電球を構成する基盤などの他のパーツ含めた耐久性は、LEDの長寿命性とは別で見極める必要がある」
という話でした。
確かに、LED自体が長寿命であることは、嘘を言っていなかったと思うのですが、LED電球という製品としての寿命を正しく伝えられていなかったのか、意図的だったのか・・・・
当時よりも、随分安くなったので我が家も入れ替えし始めましたけどねー
当時は、LEDは4万時間で約10年もつというアピールが一般的でしたが、最近では2万時間で5年程度と書くメーカーも出ているようなので、ちょっと無理(リスク)の大きい数字だったとわかってきたのかもしれません。
そもそも、当然ながら当時で10年もったLED電球が存在していなかったですしね。
いずれにせよ、10年もつと言われた説明が正しかったかどうかということよりも、「お得」が成立するまでの期間が長ければ長いほど、リスクは高いと実感した事例です。
これも、当時かなり高価だったLED照明を買う行為は、不確実な利益の先送りと言えるのかなと思います。
家づくりでは数十年単位でのお得の回収を考える話がよく出てくるけれど・・・
ハウスメーカー行脚をしていた当時、タイル外壁自慢の会社のアピールで印象的だったのが、次のようなメンテナンス費用のメリットです。
[引用:トータルコストはタイルの家が実はお得!]
上記のリンク先とは違う業者でしたが、やはりタイル外壁は30年で約300万円ほどお得という説明だったと思います。
家を建てるための予算確保に夢中で、将来のメンテナンスコストを考慮していないこと自体を思い知らされたのですが、300万円ってインパクトがありますよ。
しかし、これも30年住み続けて初めて「お得」が受け取れるんですよね。
30年後にお得が得られる代わりに、高い初期コストを払うことを正当化する必要があるのですが、前述のポイントやLED電球同様に、不確実な利益の先送りとして似ているところがあると感じます。
さらに、どなたかのブロガーさんの記事で、
「外壁だけが高耐久では意味がない、外壁以外に先にへたるものがあると結局メンテナンス費がかかる」
という主旨の意見があり、なるほど、たしかに〜と思ったことがあります。
我が家が採用したサイディングなどの場合ですと、サイディングそのものだけでなくシーリング剤の耐久性をチェックされる人は増えているように思いますが、その他の金物・破風・雨樋・軒天などの耐久性やメンテナンス性とのバランスも重要ですね。
同じようなタイル外壁の試算例でも、こちらのようなパターンもありました。
[うーん。この会社も昔は、300万円おトクのほうの書き方だった気が…@引用:外壁タイルは費用・価格が高い?サイディングの価格と比較]
この試算だと、外壁以外のメンテナンス想定を加えてあり、まだ良心的な気がしますが、外壁タイル=メンテナンスフリーという言葉を結構見かけますので、このように細かなメンテが必要と伝わってない可能性が結構ありそうですね→実際自分は、そう思ってました。
それにしても、30年ってかなり長いわけで、他にも想定しきれていないことが出てきそうに思いますね。
少し似た話で、全量買取FIT全盛期であれば、20年後に500万円オトクというのも、計算上はそうなのですが、これも随分気の長い話ですね。我が家は10年の固定買取でしたが、完走できるかどうか、これでもドキドキです(汗)
我が家の場合、奈良の建売から10年後に住み替えることになるなど、全く想像もつかなかったという経験もあり、なるべく短い期間で決着が付く「お得」が安心だと思う癖がついてしまったのかもしれません。
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