二階の階段の上にエアコンコンセントを取り付ける話の続きです。
前回、寝室のエアコンコンセントを階段部分に移設する方向で方針が確定したところまでご紹介しました。
実は、ここまでアコルデの鈴木さんと話をしたのが昨年の12月です。
方針が決まってすっかり大船にのったような気になっていた私は、現場調査をしてもらうのを5月頃までほったらかしにしてしまっていました。
夏が近づいて焦ってきたので、重い腰をあげて現場調査に来てもらったのですが、電気屋さんから衝撃の回答が・・・
「このコンセント天井から来てないよ」
正直、この一言でしばらく時間が止まったような気がしました。
これでは、前回ご紹介した屋根裏経由でのコンセントの移設ができません。
うむむ・・・このエアコンの設置計画は、振り出しに戻るのでしょうか?
鈴木さんからは、事前に天井から配線していない場合もありうると聞いてはいたのですが、天井裏にあんなに配線が張り巡らされているぐらいですから、すっかり天井からだと高をくくっていたのです。
しかし、さすがプロですね。なんとか、実現方法を考え出してくれました。
ということで今回は、実際の写真と一緒にどのようになったのかをご紹介いたします。
なにぃ!そう来たか!@Sasin TipchaiによるPixabayからの画像
アクアフォームのデメリット?壁中の配線の融通が利かない
問題の寝室のエアコンコンセントがこちらです。
天井からではなく壁の下から来ているという電気屋さんの説明だったのですが、この壁にはアクアフォームが詰まっています。大抵エアコンコンセントは、断熱材が入る壁に付くと思いますが、これがグラスウールだと、なんとかケーブルを天井に壁中から引くこともできたかもしれないようでした。
だからと言って、グラスウールにしておけば良かったとは思いませんが、グラスウールの場合、こんな融通が効くメリットがあるんだなぁと実感しました。
コンセントの正面からです。
天井まで、こんなちょっとの距離なんですけどね。。。
固い針金でも押し込んで、なんとかならないのかなとか思ったのですが、やはり難しいようです(苦笑)。
この時点で選択肢は、なくなった・・・と思ったのですが、まだ終わりではありませんでした。
中がだめなら外からだ
言われてみれば、なんてことない方法かもしれませんが、選択肢の思い込みがあるときは、そのなんてことないアイディアが思いつかないことがあります。
電気屋さんが提案してくれたのは、既存コンセントから天井に壁を這わせて天井に上げる方法です。
少し、目障りな露出配線が出てしまうのが残念ですが、配線も短く寝室なので特に気にならないだろうということで、妻と相談してお願いすることになりました。
その工事の様子がこちら・・・
すでに、既存コンセント部分に新しいボックスが取り付けられています。
ちなみに、この養生はアコルデの鈴木さんがやってくれたのですが、いつもとても丁寧な仕事で頭が下がります。
こちらの写真は、すでにケーブルが天井に通っています。
少しわかりにくいですが、天井部分で少しL字型に曲がってからケーブルが配線されています。
壁を伝って直接天井に入っていくとイメージしていたので、これは少し予想外でした。
入隅部分に真っ直ぐ穴をあけるのが難しいからかなぁと思うのですが、どうなんでしょうね?
この天井部分は外壁側に行くほど天井裏が狭まっていますので、少しでも手前じゃないといけないのかも。
で、床部分もしっかり養生されていて安心です。
養生しまっせ、その他の様子
他にも惚れ惚れする鈴木さんのお仕事の様子をご紹介します。
コンセントを取り付ける階段の壁部分に、一旦このように養生テープを綺麗に貼ってくださいました。
最初、なんのためのテープだろうと思ったのですが・・・
このように、後ほど取り付けるテープ付養生シートを貼る部分の下地だったようです。
一見、二重に養生テープを貼る意味ってあるの?と思いますが、テープの粘着力と幅の違いが効いてるんですかね。
しっかり固定される、とても丁寧な養生の仕方だということを、後で登場するエアコン取り付け業者さんの仕事ぶりと比べて、痛感しました(笑)。その話は、また後日・・・
電気屋さんが出入りする天井点検口のある、クローゼットの養生もこの通り。
鈴木さんの丁寧な性格が現れてますねー。本当に安心感があります。
緊張の壁穴掘り
わかってはいたことなのですが、コンセントを新たに付けるということは、壁に穴を空けることになります。取り付け位置を確認して、お願いしたものの、一度穴を空けるとやり直しはできないので、とても緊張感がありました。前例のない取り付け方法なので、高さの設定とかのセオリーもありませんからね。
と、お願いしているこちらは、ドキドキしながら見守っているのですが、電気屋さんは、位置を確認するとためらいなくテキパキ仕事を進められました(あたりまえか)
こんな細いのこぎりを使って、ギコギコ切りはじめられました。
なぜか、くり抜く部分を上下2つに分割して切られていたのですが、その後、鋭い一撃が!
[酔拳ではありません]
なるほど、こうすれば、簡単に切った石膏ボードを取り除きやすいですね。
これは、ミニッチのような壁厚飾り棚や収納を取り付けるときにも使える技だと思います。
現れたアクアフォーム
前回もご紹介したとおり、この壁の向こうは寝室上の屋根裏なのですが、外気に接する壁なのでアクアフォームが入っています。
配線の都合なのか、少しアクアフォームも掘って削った後のようです。
この後、屋根裏側から配線が出てきました。
実は、この配線、後ほどちょっとした行き違いがあったことが判明するのですが、私がこの写真で気がつくべきでした・・・
続いて、コンセントプレートを取り付け・・・
ここまでくるとあっという間です。
エアコン専用口に加えて、エアコンの下にサーキュレーターを設置するための二口コンセントも付けてもらいました。
この観点は良かったのですが、まだまだ事前検討が不足していたことを、これも後ほど実感します。
(わかる方は、ツッコミどころがあると思いますが、たぶんそれですw)
できあがり〜♪
ということで、完成写真です。
このように、ちょっとだけL字型に折れ曲がって露出配線されました。
実は、目立たないよう壁紙タイプのモールでお願いしようかと考えていたのですが、言いそびれているうちに当日を迎えてしまいました。
こちらはアップです。
壁紙織目のモールは直線部分はサポートできても、コーナー部分の部品は壁紙織目のものがなかったかもしれないので、結局このままで良かったかなと思います。
露出しないに越したことはないですが、まぁ、この程度の見た目であれば許容範囲かなと思います。
こちらは、階段に取り付けたコンセントの様子です。
このあたりの高さになりました。
もうちょい、遠目に見るとこんな感じです。
階段の上から見ると、こんな様子です。
ここに、エアコンが取り付けられるわけですが、さてどうなるでしょう。
さらに続きます。

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