6月電気料金と電化上手の値上げが大変なことになっていた話

    太陽光発電

    もちろん、夏から電気料金の値上げがあることは、さすがに見聞きしていましたが、詳細な値上げ内容からは目を背けたままでした。

    この6月の電気料金は、去年と大きく変わらないなぁなんて、呑気に構えていたのですが、嵐の前の静けさだったことをすっかり忘れていました。

    東京電力では、2023年6月1日から、平均15.90%の値上げとなっています。

    しかし、低圧自由料金に分類される、わが家の電化上手は、7月1日からの値上げだそうです。

    ひとまず、無風の6月電気料金と売電実績を眺めたうえで、わが家の電化上手がどのように値上がりするのかを、おそるおそる見てみました。。。

    2023年6月の電気料金

    しばらく、ブログで紹介してなかったのですが、6月の電気料金(5月利用分)はこのようになりました。

    6月に限らず、3月以降は、ほぼ前年同様の電気料金で推移して来ているので、かなり精神衛生上助かります(笑)

    しかし、2月以前は、全体的に前年を上回る結果だったので、ここに値上がりが加わると、どうなることやらという感じです。

    一方で、電気使用量で見ると、年間を通して、綺麗に前年とほぼ同じカーブを描いています。

    夏冬とエアコンもつけっぱなしですし、在宅勤務率も大体おなじなので、傾向が安定してきたのかもしれません。

    6月の利用明細は次のようになりました。

    とりあえず、荒れ狂っていた燃料費調整額が落ち着いてくれて、ほっと胸をなでおろしていたのですが、これから値上げの波がくるのでしたね(汗)

    2023年6月の売電はどうだったか

    前回に続いて、スマートFITの6月売電実績です。

    前月を上回る、8200円を付けたのは嬉しいのですが、初年度と前年度で比較してみると・・・

    微妙に6月の実績としては昨年より売電量が落ちています。

    5月は、前年を上回っていたので、性能低下というより、天候の誤差だといいのですが…

    料金での比較は、こんな感じです。

    卒FIT前との比較は虚しいですよね。やめたほうがいいかな(笑)

    このように、相変わらず卒FITの結果を見て切なくなっていたのですが、東電の値上げ内容は、そんな気持ちが吹っ飛んでしまうほどインパクトある内容でした。

    値上げ幅の見せ方が違う罠

    最初に見た、電化上手の東電の値上げ説明資料がこちらです。

    低圧自由料金の見直し(概要)

    電化上手にとって、夜間時間の料金が最も重要なのですが、これを見ると、+3.09円とのこと。

    15.90%の値上げと言う割にそんなもんなのかと、一瞬思ったのですが、完全に頭がボケていました。

    以前、電化上手の値上げの話で書いた通り、電化上手の夜間時間料金は、元々12円代でした。

    下記の、電化上手のページを見ると、こちらのほうがわかりやすく書かれています。

    2023年6月30日までの15.71円が、2023年7月1日から29.05円まで上がるとのこと。

    いやぁ、えげつないですね。

    ますます、電化上手の優位性を無効化する方向に進んでいると感じます。

    3月にスマートテックの方に「電化上手は今でも最強」とお墨付きをいただいたのですが、この値上がりでも有効なんですかね。

    面倒ですが、ちゃんと調べなければ….

    それにしても、前述の東電の+3.09円しか値上がり幅がないように見せる資料の作りには疑問を感じます。

    「※ 見直し前単価は、2023年4月分の激変緩和措置反映前の燃料費調整額(10.25円/kWh)を含んだ場合のものです。」と注意書きがあり、15.71円+10.2円=25.96円ということだと理解はしました。

    しかし、この6月のわが家の電気料金の燃料費調整額は、0.91なので、16.62円(15.71円+0.91円)となります。

    ここからから換算すると、+12.43円も値上がりすることになりますから、受け取る印象がかなり違います。

    値上がり影響の試算結果も要注意。

    では、年間での値上がり影響はどのようになるのでしょう?

    値上げ簡易計算というページで、簡単に試算ができるようになっていたので試してみました。

    特定の月間の使用量を入力すると試算してくれるようになっているので、まず今年一番使用量が多かった2月の実績で計算してみました。

    年間11,970円増、月間997円増となりました。
    平均15.90%の値上げという割に、そんなもんなの本当に?と思いませんか?

    念のため、3月の使用量を入力した場合での試算もしてみました。

    この場合は、年間10,972円増、月間917円増となっていますが、この簡易計算方法では、誤差の範囲ですかね?

    ところが、この試算結果を昨年、一昨年の実績と比較すると、とんでもないことがわかります。

    まず、昨年、一昨年の実績は、次の通り

    2021年: 電気使用量(年間) 4669kWh、電気料金(年間)96,482円
    2022年: 電気使用量(年間) 5076kWh、電気料金(年間)153,017円

    この実績と比較すると

    2021年比: 年間+119,776円、月平均+9,981円
    2022年比: 年間+63,241円、月平均+5,270円

    ということになります。

    いやぁ、えげつないですね。

    ちなみに、虚しいことはわかっていますが、初年度の2013年は、

    2021年: 電気使用量(年間) 2890kWh、電気料金(年間)63,279円

    だったので、

    2013年比: 年間+152,979円、月平均+12,748円

    ということですね。(ヤメレ)

    いやぁ、あらためて、あの頃は良かった(しみじみ)

    やっぱり、おひさまエコキュートを真剣に考えたほうがいいのかなぁ。

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