一戸建ての修繕積立ってどうしてんのん?

    メンテナンス

    我が家は、20年数年前に購入した奈良の家を未だに賃貸で貸しているのですが、そのために毎年恒例の確定申告がようやく終了しました。毎年、50万以上計上、経費として出来ていた減価償却費が、会計ソフトの試算でガクッと下がりました。これは、取得価格の95%まで償却が終了してしまったためのようです。残りの5%も時間をかけて償却が出来るのですが、経費に計上できる大きな金額がなくなったので、急に焦りだしました。
    計上できる経費が減ると、当然ながら支払う税金も増えますので・・・(汗)

    そこで、何か見落としている経費計上項目がないか目を皿にして確認したのですが、マンションなどではおなじみの「修繕積立金」という費目が目に付きました。
    一応、奈良の家と湘南の家のどちらに使うかわからないものの、修繕の可能性を考えた貯金はしているつもりなので、これを修繕積立金として必要経費に計上できないかと考えたのですが・・・

    家_積立_real-estate-3408039_1920

    結論としては、戸建ての修繕積立金は必要経費に出来ないようです・・・(ガクッ)

    戸建て賃貸の場合、修繕が発生したときに経費計上できるらしく、まぁそういうものなら仕方ないですね。
    いつ、どの程度の出費になるのか常に心配ですが、発生したときにしっかり経費計上したいと思います。

    そんなことで、必要経費計上は断念したものの、色々調べた中で戸建て住宅修理の積立に関する、初めて知った情報をいくつか見つけたので、取り上げてみました。

    何度か、お家のメンテナンスの話は書いてきましたが、まだまだ知らないことばかりでござります・・・

    戸建て住宅向け積立制度

    マンションにお住まいの場合は、ほぼ自動的に修繕積立金を積み立てて行くのが常識のようなので、色々住人の方々や業者との共同住宅ならではの調整が大変なものの、最低限の修繕計画があって安心なのかなと思います。戸建ての場合、修繕は住まい手それぞれの自主性に任されるので、かなり修繕計画にばらつきがある気がします。実際、我が家の場合、最初に購入した奈良の家の場合、ローンを支払うことで当時はカツカツで修繕積立などという概念は全くありませんでした。今では、少しは備えをしているつもりですが、築20年以上経過した未だに奈良の家は大きな修繕を実施していません。
    本当は、外壁や屋根のメンテナンスをしたほうが良いのだと思いますが、入居者もいますし、特に問題も聞かないので、大丈夫かなぁと、ズルズルそのままにしているのが現状でございます。(良くないですね)

    でも、意外に一戸建て購入して、なんとなくローンさえ払えば、お家はいつまでも住めるというイメージで修繕費用の用意は後回しになってしまうご家庭もあるのではないでしょうか?

    やはり、同じような悩みを抱える人も多いのか、戸建て用の修繕費の積立制度があるようです。

    戸建て 修繕費 積立

    頭が痛い戸建ての修繕費 新たな積立制度が相次ぎ登場|マネーコラム|NIKKEI STYLE

    戸建て住宅の購入を検討していますが、長期的には修繕費が結構かかると聞いて不安です。分譲マンションの修繕積立金のような仕組みはないでしょうか。◇  ◇  ◇戸建てだとマンションの修繕積立のような仕組みがないため、自主的に資金を準備することにな…

    電子マネーやプリペイドカードの積立で、普通の現金積立ではないような高い利回りが得られるようです。
    ただ、この制度で修繕する場合の業者を事前に固定されることがネックです。
    折角高い利回りで修繕費を積み立てられても、万一割高な工事費で請求されたら打ち消されそうですね。

    なんとなく、これは事業者側にメリットが大きい制度のような気がします・・・

    もう少し、自由度が高そうな制度として、下記のようなものがありました。

    戸建て 修繕費 積立

    戸建住宅修繕積立サポートシステム“モリトくん”

    信託による戸建住宅修繕積立金 「モリトくん」は「登録住宅いえかるて」と「<信託方式>戸建住宅修繕積立金」のセットでご活用いただけます!

    こちらは、修繕費を信託方式で積み立てるサービスで、修繕費用だれでなく、災害時に生活費として利用したり、住宅の売却時に修繕積立金付きとして販売することも出来るそうです。その他にも様々な用途に積み立てた預託金を活用できるようなので、前述のサービスよりは安心かも。
    ただ、工事自体はやはり点検登録店が前提のようなので、自由に相見積もりというわけにはいかないのだと思いますが。

    うーん。我が家のように、アコルデにメンテナンスをお任せしたい場合には向かないのかなぁ・・・

    修繕積立シミュレーション

    では、修繕積立金は、いくらぐらい積み立てればよいのでしょう?
    以前、メンテナンス費用の予測をしてみた記事を書いた時は、月あたり3.35万円ほどの積立が必要という予想しました。

    しかし、正直そんなにたくさん積立が必要なのかなという疑問があります。

    当時、知らなかったのですが、そんな悩みに応えてくれるかのような、一戸建ての長期修繕計画を簡単にシミュレーションしてくれるサービスがありました。

    おうちメンテナンス計画

    おうちメンテナンス計画

    だれもやってくれない一戸建ての長期修繕計画をクリックだけでかんたんシミュレーション!

    ということで、早速試してみます。
    シミュレーション|おうちメンテナンス計画
    我が家の条件を入力しまして・・・

    ポチっと「シミュレーション」をクリックすると・・・・
    (ちなみに、このサイトではシミュレーションとシュミレーションが混在していますw)
    シミュレーション結果|おうちメンテナンス計画

    出ました!

    なんと、一ヶ月あたり13,667円です。えっ?これだけでいいの?
    提供元の会社は、住宅診断やリフォームなどの事業を行う会社のようなのですが、もっと保守的で大きめの金額が出てくるのかなと思いました。

    なんとなく、このぐらいの積立金なら、肌感覚的に納得感があります。
    やっぱり、3.35万円はちょっと贅沢すぎるというか心配しすぎかも。

    家をメンテするから家ドック?

    色々調べているうち、こんなサービスも見つけました。

    お住まいの家カルテ かかりつけ医 定期点検

    家ドックのサービス内容一覧

    お住まいのかかりつけ医 あなたのお住まいの地域の工務店があなたの住宅の担当工務店として、家ドックサービスを提供いたします。

    なんと、わずか月額1000円(税別)で、約200項目・17部位以上の毎年1回の定期点検や、年2回までの無料かけつけサービスが受けられるそうです。あと、住宅トラブルに関する24時間のコールセンター対応もあるとはすごい!

    船をメンテナンスするドックみたいなもんでしょうか?

    船_ドック_ship-800899_1920

    [なんか徹底的にメンテしてくれそうな名前ですね]

    定期点検時には、こんな細かい報告書を出してくれるようです。

    家ドック お住まいの家カルテ2

    さらに、このような修繕計画書も・・・

    家ドック お住まいの家カルテ(1)2

    いやぁ、これは素晴らしいですね。
    わずか月額1000円で・・・

    と思いたいところですが、これって提携の工務店が効率よくリフォームの提案ができるようにするために、我が家の情報を丸裸に開示する仕組みとも言えますよね(汗)

    マイカーの車検の点検時に、提案整備として「ここは直しておいたほうがいいですよ」と言われると、ついつい全てお願いしてしまうタイプだと、かなり危険と思ってしまうのは、ひねくれすぎでしょうか?(笑)

    一時的に入会して、カルテをもらえたら脱退できるようなら、ちょっと試してみたい気もするのですが、極悪ですかね(^^;

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました