[至極正論] 補助板は上からか下からか? [真っ向対決]

    太陽光発電

    久しぶりに前回引っ張った続きでございます。

    エコルマンドから聞いた、「赤外線センサーで、できるだけ垂木施工できる。」「野地板部分は補助板を当てて施工する」方法について、最安価格を叩き出していたテクノカット湘南にもできるかどうか質問してみていました。

    実は、エコスライムにも同じ質問をして、同じことができると返事が返って来ていたので特別難しい方法でもないのかなと思っていたのですが、なんと全面否定の返事が返ってきたのです。

    ほぼ、そのままの返信内容は次の通り。

      他社の提案内容の施工方法はもちろん当社も可能です。赤外線センサーで垂木位置の再確認作業も行います。
      裏側の補強工事は一見強固で、万全のように思えますが、以下の理由から当社では、お奨めできません。

      1)設置ピッチ上、全ての垂木に固定することは不可能です。
      垂木基準を主とすると、レイアウトが右よりか左よりに偏り、家全体の景観を損ないます。その為、スレート方式・アンカー方式ともに、パナソニックは野地板止めの部材設計となっております。

      2)他社がどのような屋根裏補強材の設置内容を提案したかわかりませんが、野地板から飛び出た部分に板のようなものはる補強であれば、何の意味もありません。
      屋根裏全体の野地板を厚くするか、ネジがでる位置を予測し補強板を入れてもその補強板を屋根上から打ち込むネジ圧に耐えうるものにするには、かなりの大掛りな工事になります。(天井を剥し、最低3日の工期が必用です。)

      3)他社様が、上記の方法以外に裏側からの補強が可能であるとしても、24枚設置でまっしんはやぶさ様の屋根形状でいえば、天井裏の軒先・けらば付近はスペースが狭く、うまく架台位置に補強板が設置できるか疑問です。
      全ての架台位置に補強板が入らない場合、長い年月の間に屋根の不陸を引き起こす大きな原因となります。
      スレート架台は高さの調節ができませんので、将来、不陸が起きた場合高さ調整のきくアンカー架台に取り替える必要性もでてきます。

      4)当社でも補強板を使う場合があります。(古く躯体の弱い屋根やMS瓦など)補強板はあくまでも屋根上に使用し、屋根裏に使用することはありません。メーカ基準も屋根上設置です。

      当社もお客様の希望(化粧工事用途)で、野地板を飛び出すネジ部分に補強板をかませる施工を行いましたが、全ての部分に板をいれる事はできませんでした。

    うぅ。。。(汗)
    こ、これは・・・悲の打ち所のない正論な気がする・・・
    このテクノカット湘南は、終始このような調子で理路整然と説明してくださるんですよね。
    やはり、他社さんより知識がしっかりされているように感じます(でも怪しさはなぜか拭えないのですが)。

    確かに太陽光の補助板で検索してみると、次のように屋根上から施工するものが見つかります。

    補強板外3
    [画像はお借りしています。]

    こちらにもパナソニックのロゴがありますし、屋根上からの施工が正しいのかもという気がしてきていました。

    さらに・・・・
    補助板外2
    [画像はお借りしています。]

    このように金具を固定するんですね。
    う〜ん。確かにネジ圧のかかり方を考えるとこちらの方が正しい。

    ただし、どちらも屋根上から施工しているのは瓦屋根の場合なんですよね。

    テクノカット湘南が主張していることを図にしてみました。

    補強板裏表
    [画像はお借りしています。]

    けらば部分は確かに手が届かないですし、よく考えると小屋裏収納の上部分も狭すぎて入ることは難しいため補助板をつけるのはできないでしょう。そもそも、ここに天井点検口をつけていません。

    このように見てみるとやはり裏から補助板を止める施工は、少なくとも我が家の場合は難しい気がしてきました。
    やっぱりビス圧で補助板が押されてしまう気がしますし。

    う〜ん。折角楽天ソーラーではなく、パナソニックで決める踏ん切りがつきそうだったのに〜

    訪問販売の業者ということで、とても警戒していましたが、実はテクノカット湘南は誠実な業者さんなのかなと感じ始めていました。

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