奈良の家が空き家になってしまった問題の続きです。
前回に続いて、築25年貸家のリフォームの内覧会として、2階の様子をご紹介します。
残念すぎるコーナー出窓が蘇った
まず、今では珍しいコーナー出窓の洋室です。
以前もご紹介したのですが、コーナー出窓の中にレースカーテンをかけて、室内側にドレープカーテンだけを付けていました。
あちこちカーテンが外れて、だらしなく垂れ下がりかなり残念な状態です。
ドレープカーテンと言っても、既製品の格安のもので当時はカーテンのことをわかっていなかったと痛感させられます。
レースカーテンのレールは、新築時に私が自ら付けたものですが、経年劣化でちょっと触れると簡単に壊れて外れてしまう状態でした。
そのまま、前の入居者さんが使ってくださっていたようですが、よく25年ももったものです。
この、ごちゃごちゃとした出窓まわりがリフォーム後は、こんなにすっきりしました。
カーテンを外せばスッキリするのは当然ですが、やはりクロスを張り替えてレールも新しくなった効果がてきめんです。
特に、こまかな打ち合わせはなかったのですが、今回は内窓の中にはレールを付けずに壁付けのダブルのカーテンレールになっていました。
内窓のカウンターが広々と使えると思って、ガラスに近い位置にレースカーテンを吊るせるように当時はしていたのですが、絶対に普通のダブルのカーテンレールのほうが使い勝手がいいですよね。そもそも、我が家が住んでいた頃は、この部屋はタンス部屋でほとんどまともに活用しませんでしたが…(苦笑)
今では、新築で採用されることはまずないと思いますが、この出窓の開放感はやはりインパクトがあります。当時、流行っていたのもよくわかります。
実際は、なかなか使いこなすのが難しいですし、おまけにこの窓の正面が西なので灼熱です。
ちなみに、頑張ればこの出窓の中に内窓を付けられるみたいですね。
一番手前ではなく、柱より外側につけてカウンターを残すようにできるようです。
とても驚いたのが、想像以上にカウンターが綺麗だったことです。
出窓のカウンターは結露でボロボロになってしまうこともあるようですが、クロスを張り替えると新築の頃とほとんど変わらない雰囲気になりました。
このように、ほとんど傷もなく、とても綺麗です。
このあたりは、ずっと西日にさらされ続けてきたはずですが、色褪せやシートの浮きなども見られません。これは、レースカーテンをかけっぱなしにしていた効果も多少なりともあるのでしょうか。
カーテンレールも綺麗に付きました。
当時、自分でカーテンレールを取り付けたんですが、アンカーがうまく取り付けられず、若干歪んで付けた記憶があるのですが、そんな物証も隠滅することができました。
コーナーにダブルのレールを付けると、こうなっちゃうのも当時避けた理由だったように思います。
右側はまだレールがついていないのですが、どっちかのレールを勝たせないといけないのですが、なんかスッキリしないですね。
手前のドレープ用のレールだけをちょっと短くして中央であわせても良いのだろうか。
私が見学していたときは、まだ工事中で、右面はレールの取り付け待ちの状態でした。
当然壁面のクロスも綺麗になって、見違えるほど綺麗な部屋になりました。
天井のクロスは張り替えていませんが、この部屋はほとんど気になりません。
出窓のタイプが違う北側洋室
当然? 築25年のこの家は、アルミサッシです。
アルミサッシはともかくとして、クリーニングが入ると、築25年のレールもこのくらいには綺麗になりました。以前の入居者さんがお手入れしてくれていたのかもしれませんが、築25年のアルミサッシは、このぐらいの見栄えのようです。
この窓は、出窓ではありませんが、ここもカウンター部分の劣化はほとんどなく、結露によるシミのようなものも見当たりませんでした。アルミサッシだから、一律ボロボロに劣化というわけでもないようです。
こちらは、さっきの洋室とは別のタイプの出窓です。
左側のガラスが外壁に面しているので死んでいますが、この分が外に突き出していることで、広いカウンターになっています。窓自体は普通の引き違い窓です。
こんな感じですね。ほんのちょっとカウンターが広くなるだけですが、かなり余裕があります。
このカウンターもほとんど劣化がなく、クロスの張り替えとクリーニングで、新築時とほとんど変わらないと思えるほど蘇りました。
あまり使われていない部屋だったのか、入居者さんが丁寧に使ってくれていたからなのかわかりませんが、築25年でこの見た目を維持出来ていることにちょっと感激しました。
引いてみるとこんな感じです。
この窓は高さが違うのでカーテンレールも高さが変えてあるのですが、いっそレールの高さはあわせて付けたほうが段差がなく、すっきりした見た目になってよかったかも。
カーテンの裾もずれちゃいますからね。
入り口を振り向くとこんな感じ。
クロスを張り替えて、すっきり綺麗になりました。
和室の隙間は、まさか処置方法
2階の最後の部屋は、寝室に使っていた和室です。
ここには、押入れの上の天井が浮いて隙間が出来ていることの対応をお願いしていました。
この隙間、売却の不動産屋の営業で元大工という方がいらっしゃったので、相談してみたところ「こんなのは、天井裏に登って上からビスを打てば簡単に直ります」と言われたので、そういう施工になるのが普通と思い込んでたんですよね。
結局、その不動産屋のお世話にはならなかつたのですが、お願いしたリフォーム会社もそうしてくれるのだろうと….
ところがどっこい、ちょうどこのとき居合わせたリフォーム業者さんから出た言葉が「和室の隙間、コーキングで埋めときました!」でした。
正直、なんと返してよいのか凍りつきました。
いゃ、ということは天井は反ったままですか?(汗)
将来天井のクロスを張り替えるときも、天井は反ったままで張り替えるということですよね(泣)
がんばったら、カッターでコーキングを切り取って上からビスで押さえつければ、多少反りはましになるかもですが、まさかコーキングで対応するとは思いもよりませんでした。
天井裏に登るのはめんどくさいでしょうから気持ちはわからなくもないですが、細かく確認しておくべきでしたね。
これを除けば、押入れのふすまや畳も綺麗に張り替えられて、綺麗で気持ちの良い和室になりました。
天井は張り替えていないのですが、一階同様わりと綺麗です。
ヒビが入っているのが少し気になりますが、これはベニア板のつなぎ目ですかね?
残置物のダイキンエアコンは、顕在です。
25年ものだったので、外すつもりだったのですが、次の入居者さんに聞いたところ、まだ動いているのであれば、だめになるまで使うとのことだったので残しました。
ルーバーが壊れて外れているのですが、冷房はちゃんと効いていたのでさすがダイキンです。
窓の障子も張り替えてもらいましたが、今どきのプラ障子ではなく、紙タイプです。
おまけ
最後に余談ですが、エアコンパテがなくなっていたので、私が応急処置でダイソーで調達した粘土を詰めた状態がこちら。
かなりバタバタしていて、やっつけで付けたので「我ながら、下手くそだなぁ、まぁプロに付け直してもらうのでとりあえずこれで良いか」と思っていました。
で、ちゃんとエアコンパテで取り付けてもらった結果がこちら。
いゃ、これだったら私が付けたほうが良かったかも(汗)
エアコンパテは、もっと綺麗に付けてくれている事例が検索するといくらでも出てくるので、勝手にイメージしていたのですが、やっぱりこれはエアコン専門業者さんじゃないとだめなんですかね。やっつけ感満載というか、すぐに外れてきそうですね…(泣)
一応、インナーバルコニー内なので、雨が直接かかることはまずないのが、せめてもの救いですが…
ちなみに、結局賃貸で入居者さんが決まったので、売却の不動産屋さんには申し訳なかったのですが、こんなチラシを出していただいたので、記念に貼っておきます。
最後の※さえなければ、もっと価格は上げられるんですけどね〜
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