奈良の家が空き家になってしまった問題の続きです。
一組の店子さんに13年も住んでいただいたのは、本当にありがたい話なのですが、売るにも貸すにも、全くメンテナンスをしていない築25年の家がどのような状態なのかが想像付きません。
とにかく、自分の目で確かめてみないと、気がすまなくなり、9月の頭に不動産業者さんとの相談も兼ねて、状態確認のためにこっそり現地入りしました。
以前から地方の格安戸建てを購入しての賃貸業にも興味があったんですが、現地の不動産屋さんに任せられないこの性格では到底無理でしたね(笑)。
ということで、今回は、写真に残してきた築25年の我が家の外観と床下関係の状態をご紹介したいと思います。
雨漏りやシロアリで、傷んでいたらどうしようと心配だったのですbBearさんによる写真ACからの画像
築25年の外観
まず、1996年の新築時の写真は、こちらhttps://blog.kisekinomyhome.com/blog-entry-759.htmlで公開しているので、ご興味があればご覧ください。フィルム写真で、ポジからの取り込みなので、あまり鮮明ではありませんが・・・
前回、ご紹介した奈良の家の写真の続きです。20年前の奈良の家の写真を発掘[その1] – 奇跡のマイホーム奈良編タイトルの通り、奈良編の続きでございます。確かどこかに奈良の家を建てた時の写真があるはずだと思っていたのですが、とうとう発掘しました。もちろんフィルム時代の写真なのですが、大量のプリントとネガとセットで段ボール箱の中に眠っていました。建築日誌 木造住宅が出来るまでなかなか見る機会がないですし、…
そして、我が家がに神奈川に引っ越しした直後の2007年9月の我が家の外観がこちら。約築11年ですね。
当時は、こんなコーナー出窓が流行ってましたが、今の新築ではまず見かけません。
ボンタイルの外壁は、光沢があって汚れが落ちやすいのですが、北面の壁はそれなりに汚れています。
ここから、店子さんが見つかるまで約1年かかって、13年住んでいただいた後の2021年9月の写真がこちら。
意外とあまり変わりませんでした。
外壁のヒビがたくさん見えますが、新築数年後のわりとすぐに、外壁にひび割れが出たところを補修してもらったところが目立つようになったようです。よく見ると、2007年時点の写真にも出ているヒビと同じなので、新たなヒビが出てきたわけではないと思います。
どうしても、補修で塗った塗料と元々の塗料が違うので、時間が経つとこのようになってしまうんですかね。もうちょと綺麗に補修して欲しかったなぁ。というか、ヒビが出てほしくなかった。
正面から見ると、こんな感じ。
こっちから、見ると、まだ外壁は割ときれいなもんです。
ブロック塀を高圧洗浄機で、綺麗にしたくなります。
ただ、さすがに、外壁に手を触れるると白い粉が付くのでチョーキングは起きてました。
築25年の駐車場
次は、駐車場の写真です。
こちらも、高圧洗浄したくなりますね。
段差解消スロープは、私が住んでいるころは使ってなかったので、店子さんが残していってくれたようです。前面道路がギリギリ4mなので、大きな車だと、入れるのがギリギリな上に、この段差をのぼりおりしながら、ハンドルの切り返しが必要だったので、かなり神経を使う駐車場でした。
角の門柱がないだけでも、かなり楽だったと思うんですけどね。
上から見るとこんな感じです。お隣の駐車場より日当たりが悪いからか、緑がかってますね。
築年数相応って感じかな。
ちなみに、この写真のおかげで、ブロワーの盗難の証明が出来ました。
で、お気づきかもしれませんが、この駐車場に車を停めると、全く自転車を置くスペースがありません。
なので、我が家に限らず、前面道路のブロック塀沿いに自転車を置くしかない状況でした。
ブロック塀の内側に、このくらいのスペースがあるので、二台ほど突っ込めないわけではないんですけどね。
ずっと、ここに住んだままで、今の家族構成だと厳しかっただろうなぁ。
築25年のインナーバルコニー
かなり狭いですが、奈良の家は生意気(笑)にもインナーバルコニーです。
上下突っ張りの物干しは、私が25年前に入居したときに付けたものですが、健在でした。
この写真で気がついたのですが、バルコニーの立ち上がりの天端は、アルミなどの金属製ではなく、モルタル仕上げでした。塗装もされてないんですが、これって防水大丈夫なんだろうか?(汗)
反対側の写真をもう一枚。
当時は気にしていませんでしたが、軒天もボンタイルで塗装してるんですね。
バルコニーの床は、モルタルです。防水モルタルってやつかな?
25年、何もメンテしてませんけど、大丈夫だろうか?
特にひび割れとかはありませんが・・・
もう一方は、室外機で、こんなに狭いです。
でも、そんなに変わってないというか、あまり傷んでいる雰囲気はありません。
インナーバルコニーだからってこともあるかも。
ただし、エアコンパテがなくなっていました。(苦笑)
前の店子さんは気付いてなかったのか、気にしてないのか・・・
インナーバルコニーの内側なので、雨は大丈夫だったのだと思いますが、これでは外壁の内側に外気が入り放題です。
エアコンパテさえ手に入れば、自分で簡単に処置できるのですが、新幹線で来たので足がありません。
歩ける範囲に家電量販店があったので期待したのですが、エアコンパテを置いていませんでした。
でも、運良く立ち寄ったダイソーであぶらねんどを見つけました。
こちらを応急処置で穴に詰めます。
これで、しばらく大丈夫でしょう。
築25年の屋根
結構心配だったのは、屋根の状態です。
スレート屋根であることは確かだったのですが、建売のためか、当時細かい仕様などは知らされておらず、どのようなメーカーの屋根材を使っているかは不明です。
我が家は、1996年に建ったのですが、1996年〜2008年に製造されたニチハのパミールという屋根材が、社会問題になっていると知って、万一パミールだったら、ボロボロになってたりするのではと考えていました。
屋根に登ることば出来ませんでしたが、下屋の屋根を確認してみると、こんな感じです。
パミールでなくても、もっとみすぼらしくなっている覚悟をしていたのですが、予想以上に綺麗でした。
別の角度からもう一枚。
上の方が、綺麗なのが不思議です。外壁から流れてくる雨水で流されるんでしょうか?
実は、同時期に建てたお隣さんが、元々屋根職人だったそうで、久しぶりにご挨拶を兼ねて意見を聞いてみたら、「屋根はあんまり塗らんほうがいいんやけどねー」って話でした。
スレート屋根の塗装は、防水や寿命には影響なくあくまで美観向上のため(諸説あり)、って話もあるので、築25年でこの程度の見た目であれば、茅ケ崎の家も屋根塗装は必要ないかもと思ってしまいます。
少なくとも、慌てて塗装や補修は必要なさそうなので安心しました。
築25年の床下
実は、住んでいた頃に一度も見たことなかった床下も覗いてみました。
なんと、ちゃんと?床下に断熱材が入っていました(笑)
この家は、かなり寒かった印象が強いので、すっかり床下は断熱材がないと思っていたのですが、そんなことはなかったようです。
しかも、床下は土かもと思っていたのですが、コンクリートになっていました。
査定に来てもらった買取業者が見たときには、「ベタ基礎ですね」と言ってたけど、どうなんだろう?
布基礎でも、土間コンを敷く場合もあると思うのですが、どこでベタ基礎と断定したんだろうか。。。
今更ながら、美しく、断熱材が収まっているので、ちょっと感動してしまいました。
丁寧な大工さんが施工してくれたんだろうなぁと思います。
床下は、カラッとしていて、木材が腐ったり、シロアリの被害を受けているような雰囲気はなさそうです。
予想以上に綺麗な床下でびっくり。
この通気孔から良く風が通ってるんでしょうね。
でも、そのかわりに気密が悪くて寒いのだと思いますが(笑)
築25年で、これだけ土台も綺麗であれば、まだまだ大丈夫だなぁと安心しました。
次回は、室内の状態もご紹介していきたいと思います。
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