築11年と築25年の戸建ての内装:使いこなせなかった2階のお部屋達

    奇跡のマイホーム奈良編

    奈良の家が空き家になってしまった問題の続きです。

    前回で、1階の水回りをご紹介し終わったのですが、今回の2階のご紹介で最後になります。

    わが家が住んでいた当時は、子供が小さいこともあり、二階はほとんど寝室と物置場所ぐらいしか使えていませんでした。
    なので、1階リビングとする場合に、一階を重視した間取りにするのを重視したい考えの下敷きになったのかもしれません。

    このため、わが家が退去した際には、二階はあまり傷んでいなかったのですが、賃貸で住んでくださった方の住まわれ方によって、二階がどのようになっているのか、ちょっと心配なところがありました。

    では、そんな二階の様子を早速ご覧ください。

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    お二階はこちらです@胡麻油さんによる写真ACからの画像

    寝室として使っていた2階の和室

    まず、築11年目の2007年の和室の様子です。
    2007_2F和室_IMG_3411
    私の影が写り込んでいます(笑)
    退去後にふすまを張り替えてもらった後なので綺麗です。
    戸袋は、出し入れが使いにくいですが、この押入れは結構な収納力があって助かりました。
    とはいえ、この部屋を家族の寝室にしていたので、毎日布団を上げ下げする布団でほぼ埋まっていましたが。

    出入り口の引き戸のふすまも貼り替えたばかりなので、さすがに綺麗ですね。
    2007_2F和室_IMG_3412

    障子ももちろん貼り替えたので、綺麗です。クロスも特に汚れた様子はありません。
    2007_2F和室_IMG_3413
    畳も表替えしたので、築11年とは思えないほど綺麗です。
    確か表替え一枚2000円前後の激安業者に依頼したんですが、全く問題なく綺礼に仕上げてくれました。

    今では、プラスチックの障子紙がありますが、普通の紙の障子です。
    2007_2F和室_IMG_3415

    ここを開けて、窓から出ると小さな0.75坪のベランダになります。

    この角が凹んでいるのは、この家が連棟戸建てで凹んでいる部分がお隣と繋がっている部分になるためです。
    2007_2F和室_IMG_3416

    と、ここまでが、2007年の和室の様子です。

    続いて2021年の和室の写真がこちら。
    2021_2F和室_97008776_0042
    何ということでしょう! クリーニングもしていないのに、このまま住めそうなぐらい綺礼ではないですか!
    かなり店子さんが丁寧に使ってくれたのでしょう。感謝感激です。

    とまぁ、このように撮り方を工夫すると、とても良く見えるのですが、普通に撮るとこんな感じ。
    2_00210731_00012384.jpg
    といっても、綺麗ちゃぁ、綺麗なんですけどね。

    この写真では、わかりにくいですが、エアコンの右側や左側の壁にヒビが入っています。
    これは、店子さんの住まい方には関係ないので仕方ありません。
    2021_2F和室_IMG_1454
    よく見ると、右側の障子の一ヶ所に補修跡があります。
    障子も2007年の写真では、こんな柄ものではなかったので、貼り替えていただいていたようです。

    左側の壁にできているひび割れはこんな感じです。
    2021_2F和室_IMG_1722

    押入れ側の写真。
    2021_2F和室_97008776_0041
    畳は流石に青くありませんが、十分綺礼です。
    今のわが家は、畳を敷いているだけで、柱や長押のない和室ですが、このような和室らしい和室も落ち着くなぁと、あらためて思いました。

    違う方向からの写真です。
    2_00210722_00012384.jpg
    右側の板間になっている面の壁が、お隣と繋がっているのですが、この板間スペースが就寝時に時計などの小物を置くのに重宝しました。
    この経験が、板間を組み合わせた畳の敷き方https://blog.kisekinomyhome.com/blog-entry-259.htmlのヒントになっています。

    戸袋の中にもひび割れがありました。
    2021_2F和室_IMG_1463
    新築入居直後から、建物がきしむ音や、実際にひび割れが出てくることがありましたが、今回あちこちにひび割れが増えているので、結構建物に歪みが出てるんですかね。

    あと、気になったのが、こちら。
    2021_2F和室_IMG_1547
    戸袋の上の部分をよく見ると天井が少し浮いてすき間が出来ていました。

    拡大すると、こんな感じ。結構なすき間があります。
    2021_2F和室_IMG_1546
    おそらく天井からがんがん隙間風が入ってきていると思います。
    でも、2007年時点の写真を見ると、この部分にうっすら黒い影が見えるので、築11年時点で既にすき間が出来ていたのかもしれません。

    天井材の反りが原因なんですかね?
    そもそも、この家の天井に断熱材が入っているのかどうかも不明です。(壁は一応入れてるようです)

    さらに、ちょっと気になるのがこちら。障子に大きなシミが出来ています。
    2021_2F和室_IMG_1548
    天井から雨漏りで垂れてきたようなシミは見当たらないので、雨漏りではないと思うのですが、結露ですかね?

    こっちの障子にもすこしシミがありました。
    2021_2F和室_IMG_1721

    こんな感じです。
    2021_2F和室_IMG_1549

    障子の敷居を見て内窓のレールに悩んだことを思い出してしまいました。
    2021_2F和室_IMG_1462
    ここにインプラスを付ける場合は、敷居の溝を埋めて取り付ける部材があるようなのですが、障子の枠とこの溝を活かしたままで内窓に出来ないのかなぁ。気密性は弱いと思うけど。

    そして、このエアコンですが、わが家が入居時に取り付けて残置物として残していったのですが、なんとまだ動いていました。25年選手なのに、さすがダイキン。ルーバーが取れてしまっていますが、9月頭でまだ暑かったので、この部屋で冷房を入れて、不動産屋さんと打ち合わせ出来たので助かりました。
    2_00210721_00012384.jpg

    実質タンス置き場だったコーナー出窓の洋室

    続いて、当時流行っていた、コーナー出窓のついている洋室の様子です。

    まず、築11年目の写真がこちら。
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    コーナー出窓のカーテンの付け方に悩んだのを思い出しますが、今見ると全然ひだが足らないから、情けなくなっているのがよく分かります。ちゃんとカーテンレールに掛けられてないし(苦笑)
    既製品のカーテンですしね。

    ちなみに、この写真の右側の壁に奥から洋服ダンスと手前に整理ダンスを並べていました。
    2007_2F洋室_IMG_3417
    この洋服ダンスと、この整理ダンスが収まっていたんですから、ものすごい圧迫感でした。
    当然、部屋もとても狭くなり、子供が大きくなったら、この部屋どうやって使おう、なぜこの部屋にタンスを突っ込んだんだろう、折角の出窓部屋が活用できへんやんと我ながらの考えのなさを反省していたことを思い出します。自分では簡単にタンスを移動できませんからね。

    で、実は出窓の内側に付けていたレースのカーテンを外しておいたのですが・・・・
    2007_2F洋室_IMG_3421

    2021年の様子がこちら。レースカーテンも使ってくれていたようです。
    2021_2F洋室_IMG_1467
    しかし、レールがイタンで外れてしまっていました。
    この部屋もケーブルテレビを引き込んで使ってくれていたようです。
    ということは、誰かの部屋として使っていたんでしょうね。

    カーテンは、残していったものがそのままでした。
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    あまりに綺礼なので、おそらくこのカーテンを使ったわけではなく、残しておいて付け戻してくれただけなのかもしれません。空き中の、西日対策で残していったものなので、助かります。

    引いてみると、こんなお部屋です。
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    タンスがなければ、子供部屋にピッタリなんですが、窓が一つしかないので、風通しは良くないですね。

    ちなみに、これは2007年の写真ですが、壁にうっすらL型の筋が見えます。
    2007_2F洋室_IMG_3423

    2021年の写真では、より分かりますね。
    2021_2F洋室_IMG_1468
    これは、左側に洋服ダンスを置いていて、右側に背の低い整理ダンスを置いていた境目部分なので、西日で焼き付いたのだと思います。
    いやぁ、西日恐るべしですが、なぜ帯のような影が焼き付いたのかは謎です。

    以外に明るい北側の洋室

    最後に二階最北の洋室の様子です。

    2007年の写真は、あまり残っていないのですが、入り口の写真を一つ。
    2007_2F洋室_IMG_3426

    続いて、さっそく2021年の写真がこちら。
    2021_2F洋室_97008776_0038
    光で、飛ばすとキレイなもんです(笑)
    右上の扉は、階段上スペースを使った収納です。

    開けると、こんな感じ。
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    この高さと奥行きだと、出し入れできるものもかなり限られます。
    天井点検口もここにあります。

    出窓の洋室なかった収納があるだけましなのですが、どちらの洋室も致命的に収納力不足でした。

    この部屋は、西と北に面した窓がこんな感じで付いています。
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    北側の部屋なので、当時暗いことを心配していましたが、こんな感じで、結構光が入ります。
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    反対側から見ると、こんな感じです。
    2_00210726_00012384.jpg
    窓が大きいので、割と開放感があります。

    しかし、この部屋わが家が住んでいた頃は、足の踏み場が無いほどの実質的物置のように長らく使ってしまっていました。
    物置に使うつもりで棚を設置したりもしなかったので、床置きするしかなくなり、逆にスペースがなくなり物置化してしまった感じです。
    今の家で、小屋裏収納を計画したときには、この部屋にモノを散乱させてしまっていたときのことを、実は思い浮かべてしまっていました。

    もう一つ、2007年の写真があったのですが、腰高窓に、長いカーテンを付けていたようです。
    完全に忘れていました・・・・
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    2021年の写真がこちらです。
    2021_2F洋室_IMG_1476
    カーテンは腰窓に合わせた短いものになっていました。
    ちなみに、お隣の窓と向かいあわせで近いのがわかると思います。
    当時気にしなかったのですが、お隣さんと仲良かったのと関西のご近所付き合いの距離感に慣れていたので気にならなかったんですかね。
    こっちに来てから、感覚が神経質になったかもしれません。

    このように西側は広い駐車場なので、開放感があります。
    2021_2F洋室_IMG_1475
    たまに夜に、この駐車場で揉め事が聞こえてくるんですが(笑)

    この窓から見下ろすと、駐車場です。
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    この写真を撮っておいたおかげで、浄化槽ブロワーの盗難の証拠写真になりました。

    久々に奈良の家に訪問したら遭遇した盗難被害とその後の顛末

    実は、9月4日と5日の2日間、お忍びで奈良を一人で訪れていました。理由は賃貸に出していた、奈良の建売の家の店子さんが8月末で退去されたからです。なんと、大変ありがたいことに約13年間も、大きなトラブルもなく住んでいただいたのですが、流石に築25年にもなるので、物件の状況を自分の目で確かめないと、今後も賃貸に出すのか売却すべきなのかイメージできません。そこで、二日間に渡って、現地で6社の不動産会社とお会いして…

    と、だらだらとした紹介になりましたが、この後の展開にまだお話は続きます。

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