マイホーム購入は多くの方が一生に一度の、最も大きな買い物になりますが、さらに注文住宅の場合、最後まで一体いくらかかるのかを予測しずらいところが、頭の痛い問題です。
特に、高額なハウスメーカーで契約される場合、この変動幅が大きいのだと思うので、シビアな予算管理が必要だったわが家にとってはローコスト住宅の存在は大変助かりました。
久しぶりに、注文住宅の見積もりシミュレーションでどんなものがあるか調べてみたのですが、あまり参考になりそうなものが見つかりません。
以前調べた中にあった、住宅見積.comのような方法で概算を出せれば参考になると思うのですが、昨今の住宅相場が反映されていないような気がします。
調べた当時は、価格シミュレーションや総額価格表を公開していた飯田産業も、今は情報を出していないようなので、現在の住宅価格の高騰や変動幅が大きいからかなとか想像しています。
となると、やはり家ブロガーの方々が公開している実際の見積もり事例は、本当に貴重な情報なんだと思いました。(住宅会社にとっては、ハラハラものだと思いますが)
そんなことを考えながら、もうすぐ築10年を迎えるわが家が、今同等の注文住宅を建てたら、一体建築費はいくらぐらいになるのかを予測してみました。
建築費とエネルギーコストの値上げのダブルパンチ@SRT101さんによる写真ACからの画像
当時1,029万円のプランが現在1,330万円
わが家は、最終的にアコルデに決める前に、アチチホーム(仮称)という工務店に一度決めた経緯がありました。
当時のブログ記事でも紹介したとおり、29坪1029万円で非常に充実した仕様が含まれていたことが理由です。
わが家が商談しているうちに、1,029万円が1,039万円に変わったのですが、その後さらに値上がりして、3月末まで1,098.2万円となっていたのが、なんと現在、1,330万円と劇的にアップしていました。
昨年時点で、建築コストがかなり上がっていると聞いていたのに、1,098.2万円で踏ん張っているのは、頑張っているなぁと思っていたのですが、この値上げぶりを見て、建築費の高騰の厳しさをあらためて実感しました。
ちょっと、加工しているので恐縮ですが、価格と標準仕様表記の変化を見るとさらに興味深いです。
2013年4月のWeb表記がこちら
わが家は、この仕様の影響を受けて、電動シャッターを付けることになったのも、この仕様のおかげです。ただし、発泡ウレタンが壁だけ50mmというのが、当時の断熱意識を表していますね。わが家はサービスで80mmにアップした見積もりをもらいましたが、天井はグラスウールでした。
あと、ここには記載がありませんが、各部屋に照明が付いている仕様だったので、かなりコスパの高い内容だということがわかると思います。
続いて、2022年3末時点の表記がこちら
60万円ほどの値上げとなっていますが、税込み価格なので、2013年当時の消費税5%から10%引き上げになっています。また、発泡ウレタンの厚みのアップや屋根の追加、当時のアルミサッシからアルミ樹脂サッシにグレートアップしていることを考慮すると、かなり頑張っているなぁと感じていました。
さらに、この時点で、2013年当時は耐震2等級対応だったのが、耐震等級3とZEH仕様対応になっていました。
そして、2022年5月現在の表記がこちら
やはり、この金額のアップはインパクトが大きいですね。
さらに、よく見ると、ずっと売りにしてきていたオール4寸柱の仕様が消えています。ウッドショックの影響で4寸柱の調達が難しくなったんですかね。
発泡ウレタンの壁の厚みが90mmに減っているのも、その影響でしょう。もしかしたら各部屋の照明器具など、ここに書かれていない仕様は、削減されているのかもしれません。
アコルデにも、この会社の条件に対抗してもらうのに、かなり苦労してもらいましたので、当時のわが家の仕様で現在建てようとしても、かなり最低の基準ラインとなるのだと思います。
そこで、この見積もりの値上げ率を参考に、どのくらいの建築費になるのかを予測してみることにしました。
当時見積を再現してみる
おそらく、ブログでまだ公開してなかったと思いますが、当時のアチチホームの資金計画書として、最後にもらったのがこちらです。
一度、不可解な金額アップがあって、指摘して訂正してもらったときに受け取ったやりとりがあった内容なので、実際に契約したら、このままでは収まらなかった可能性はあります。
まずは、この資金計画書をExcelで再現してみました。
一応、合計金額は合っていますので、抜け漏れはないと思います。
さらに、この見積のあと、アコルデとの打ち合わせで、延床面積が少し増えたので、その分の面積を反映して、外構費として予算取りしていた分も外して純粋な建築費関係だけの金額を出してみました。
2012年当時とはいえ、税込で1400万円以下は、今の相場と見比べるとかなり安いと思います。
値上げ率から見積シミュレーション
次に、1,330万円への値上げ率を反映してみます。
1039.5万円から、約27.9%の値上げ率なので、各項目や単価を同率でアップさせてみました。
なんと、もう少しで1,800万円に届きそうな金額になりました。
確か、昨年末にアコルデの岡本社長から、建築費が1800万円ぐらいになることが増えていると聞きましたが、まさにそのぐらいですね。
最初に訪問したローコストハウスメーカーの、玉砕ホームに1,700万円ぐらいは必要と言われたのを思い出してしまいました。
2012年時点の価格で、当時のローコストハウスメーカーの200〜300万円ぐらい下回る感じだったので、同じ内容でローコストハウスメーカーで見積すると、確実に2,000万円は超えそうですね。
当時の我々が、今活動していたら早々に注文住宅は、諦めざるをえない状況だと思います。
念の為、3月末までの1,098.2万円の条件でも試算してみたところ・・・
なんとか、1,500万円を切っていました。
これなら、約100万円アップなので、まだがんばれそうですね。
こんなことなら、もっと早く…(謎)
ただ、土地の価格も上がっているので、トータル予算が200〜300万円ぐらいはアップするんでしょうねぇ。
また気が向いたら、総予算の比較シミュレーションもしてみようかなと思います。
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