二階の階間エアコンの効きが劇的に改善した対策

    家電

    まだ、ご紹介しきれていないグリーン住宅ポイントを使った内窓増設ですが、内窓を増設したことでこの夏の冷房の効きがどうなるか、とても楽しみにしていました。

    もちろん、明らかな効果はしっかり感じられているのですが、当然ながら冷房を各部屋に効率よく届けられるかどうかは、また別の問題のようです。

    特に、平日次男の部屋で在宅勤務をしていると、7月の外気温が36度を超える日は、朝に室温26度ぐらいまで下げていても、夕方には29度ぐらいまで上がってしまう状態でした。

    現在ノートPC含めて、トリプルディスプレイで仕事中は作業しているので、発熱の影響も大きいと思いますが、29度を超えてくると流石に暑いですね。

    気になるのは、例えば階段のエアコンの設定温度を25度程度にしていても、外気温が高い日は直下の廊下の室温は日中は常に1〜2度高く26〜27度程度止まりになることです。
    各部屋に冷気を送っているからということもありますが、廊下がこの室温であれば、部屋の室温が29度まで上がってしまうのも仕方ない気がします。

    このようになってしまう原因は、いくつか心当たりがあったのですが、なんとなく先送りしてしまっていたことを実行してみると、劇的に改善したのでご紹介したいと思います。

    5123138_m_サーキュレーター
    風を扱うのは奥が深い…@フードフードさんによる写真ACからの画像

    DIYルーバーの角度を調整

    まずは、DIYで調整したエアコンルーバーの向きの見直しです。

    このように、サーキュレーターの風を巻き込むような角度で・・・
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    階段の向かって左側に沿わせるように風を下に送ることで・・・
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    このように、少し寝室の扉を空けておくと、寝室に風が入るように意識したルーバーの角度にしていました。
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    寝室にばかり冷気が入るように見えますが、日中は寝室の扉を閉めておけば、問題ないだろうと考えたわけです。
    しかし、この壁に風を当てるようなルーバーの向きが間違っていたのかもと、ふと思い立ち、こんなことを試してみました。
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    かなり横着ですが(笑)、窓際あったかボードを階段手すり部分に差し込んで、ルーバーの角度を少し下向きに補正してみました。

    この状態で、なんとなく冷房の効きがよくなった気がしたので、最終的には、こうなりました。
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    DIYルーバーの角度は、ほぼ真下に向いています。
    サーキュレーターの向きも風を全てルーバーの中に入れるのではなく、ほぼ真下に向けるようにしました。

    角度の調整は、このように養生テープで吊っている状態です。
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    誰にも見られるところではないとはいえ、いい加減、この仮止め風の見た目をなんとかしたいのですが、良い方法が見つからずそのままです(笑)。
    せめて、白い養生テープにすればいいのですが….

    次のような専用製品を使ってみることを考えてみてもよいかもしれませんが、たぶんしばらくこのままでしょうね(笑)

    さらに改良は続きます。

    サーキュレーターを追加

    続いて、二階の冷房効率アップのためサーキュレーターを一台追加しました。

    今回は、ヤマダ電機で3,164円(税抜)で購入した、山善のYAS-FKW18という製品です。
    もちろん選んだポイントは、ほぼ価格です(笑)
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    14畳用ということで、今までよりファンの迫力がある気がします。
    ダイヤル式のスイッチで、とてもシンプルですが、十分でしょう。
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    寝る時にも付けたままにすることを考慮して、一応静音とあることだけは確認しています。
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    二階への設置には、こんな感じで廊下のタンスストリートの子供タンスの上に設置しました。
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    左側が追加したサーキュレーターですが、ファンが一回り大きいですね。(どちらも山善製です)

    実は元々あるサーキュレーターは、床置き前提のためか、少し上を向いているので、このようにちょっと後ろにクッションを挟んで前かがみにしています。
    IMG_1182_表示が光る

    このようにしないと、前方の次男の部屋のドアに向けて風が届かないんです。あと、以外にここで使うのに厄介なのが、夜はデジタルの室温と電源表示が意外に眩しいことです。
    廊下から空調の風を通すために、部屋のドアを空けているのですが、廊下から眩しい光が漏れて見えるのが気になるという次男の苦情がありました。
    一応、ものを乗せて隠したりしているのですが、購入前は想定出来ないポイントでした。

    その点、新しいサーキュレーターは、デジタル表示もありませんし、ファンがまっすぐ前を向く角度にできるので、ここで使うのにぴったりでした。

    平面図で見ると、(2)と(3)のところになります。
    (3)が今回追加したサーキュレーターですね。
    平面図_サーキュレーター

    (1)は、階段のエアコン横に壁付けしたサーキュレーターです。

    今までは、(2)のサーキュレータの首を振って、2つの子供部屋に冷気を互い違いに送っていたのですが、やはり首振りだと効率が悪すぎるため、二台構成にしました。

    当然ですが、常にそれぞれの部屋に風が送られる状態になるので、格段に冷気が各子供部屋に行き届いていることが、明らかに体感できるようになりました。

    実は、エアパスを付けたくなるかもしれないので、様子をずっと見ていたのですが、こんなことならもっと早く買うべきでした(笑)

    このサーキュレーターのお陰で、昨年は、このスタイルで扇風機を昼も夜も常に最強風でぶん回している状態だったのですが、特に夜には止めても大丈夫となりました。

    日中は、暑い日だと補助的に軽く回すものの、外気温によっては必要なく、騒々しさと各扇風機の設置方向や風の強さの調整の試行錯誤に悩まされることから開放されて、かなり助かりました。

    廊下の扇風機

    西日対策に窓際あったかボードを二重窓の内側に挟む

    以前ご紹介したことのある、窓際あったかボードという、窓の近くのひんやり感を和らげる商品を、一階リビングだけでなく、二階の子供部屋にも追加で設置していました。

    インプラス内窓を付けてから、もういらないかもと思っていたのですが、捨てずに残しておいてよかったです。

    実は、次男の部屋には西側の大きめの腰窓がありまして、夕方に結構な西日を直接受けるんですよね。
    わが家の西側に建売が建ったときに、西日は入らなくなるかもと思ったのですが、幸い?ちょうど隣地境界の隙間に窓が位置することになったため、今でも結構西日が直撃するんです。

    とはいえ、二重窓になったら、西日にも強くなるかもと思ったのですが、やはり夕方の次男の部屋の室温上昇は西日の直撃がまだ影響していると感じました。

    そこで、前述の窓際あったかボードを内窓と既存窓の間に挟んで西日対策をしてみました。
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    部屋は、少し暗くなりますが、意外に光を通すので、圧迫感はそれほどありません。というか、昼間はこの北側窓はずっとカーテンを閉めているので、全く意識していませんが(笑)

    こんな感じで、あったかボードの土台となる折り曲げる部分は、折り返して入れているので、全くカットなどの作業無しで、そのまま入れられました。元々、この窓に取り付けていたあったかボードなので、高さと幅は合ってますからね。
    ちなみに、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、そもそも窓際あったかボードは、窓全体を隠す高さで使わない想定なんですが、ここの窓ようには、あえて全て隠せるサイズのものを設置していました。(冷気&西日対策のため)
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    こんな感じで、外側のアルミサッシと、内窓の間に挟まれているというわけです。
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    これらの改善効果は?

    では、これらの対策の結果はどうなったでしょう?

    あくまで、主観的な感想になってしまうのですが、

    廊下の室温が階段のエアコンの設定温度と一致するようになった。

    以前は、廊下の温度が設定温度まで下がっていないのに、階段のエアコンが運転を停止してしまい、設定通りに室温を調整出来ていない印象でかなりストレスがありました。しかし、この対策後は、廊下の室温が設定温度に下がるまで、しっかり運転してくれるので、ようやく部屋にエアコンを付けた時と同じ感覚でエアコンを使えるようになりました。
    やはり、エアコンを付ける位置に失敗したかなと思ったのですが、かなりホッとしました。
    以前のルーバーの角度だと、もしかしたらエアコンの周りに冷気が滞留して、十分冷えたとセンサーが判断してしまっていたのかもしれません。

    廊下と子供部屋の室温の差が少なくなった

    流石に35度を超える外気温の時に、次男の部屋て仕事をしているときは、パソコンの熱で室温が上がりますが、以前は廊下より常に1〜2度常に温度が高かった次男の部屋がほぼ廊下と同じ室温に維持できることが多くなりました。

    日中でも、タイミングによっては次男の部屋のほうが室温が廊下より下がるときもあるくらいで、しっかりと冷気が送られていることが実感できます。

    冷房の冷気がしっかり送られてくるようになったので、暑い日はしっかり設定温度と、サーキュレーターの風力を選べば、室温が下がってくれるので、思ったように冷房が効かないというストレスから開放されました。

    夕方でも次男の部屋の室温が上がりにくくなった

    これは、やはりあったかボードを挟んだ効果が大きいようです。
    本当は、窓の外にスタイルシェードを付けたほうが見た目もいいかなとも思ったのですが、隣地境界部分でほとんど誰の目にも触れませんし、内窓の間に挟んでいるだけなので、傷みにくいので、これで、ひとまず十分でしょう(笑)

    就寝時が静かになった

    昨年の真夏の夜は、エアコンを付けて、扇風機やサーキュレーターを強めに回していたため、かなりの風切り音の中で就寝する必要がありました。
    体調によっては、うるさくて寝付きにくいこともあったのですが、この対策後は、サーキュレーターを最弱の静音モードで動かしていても、十分各部屋が冷えるようになったので、とても静かに寝られるようになりました。

    ちなみに、夫婦の寝室は、このようにドアを少しあけておくだけで、柔らかい冷気が入ってきて、とても快適に就寝出来ています。

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    当初は、ドアの下に挟むタイプのドアストッパーを使って隙間を調整していたのですが、出入りの度に挟むのが面倒になって、写真のようにクッション付きのS字フックとネックストラップで引っ掛けるだけで済むようにして、簡単になりました。
    ドアの下には、ゴミ箱を挟んでいるので勝手には締まりません(笑)

    もちろん、内窓効果て断熱性能が上がったことも、大きな効果だと思いますが、ようやく2.5階のエアコンが期待どおりの冷房の効きを発揮してくれて、安心することが出来たというお話でございました。

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