イエマガ「屋根裏収納がほしい」連載更新のお知らせです。
前回は、三角屋根の屋根裏にベットルームを実現したプランをご紹介しました。
海外の屋根裏部屋の事例写真を探すと、三角屋根の素敵な屋根裏が沢山出てきますが、かなりの急勾配にしないと再現出来ないんですよね。
わが家は、4寸勾配の屋根ですが、勾配方向に長い距離が取れたので、小屋裏収納の高さを運良く十分取れました。しかし、3Dマイホームデザイナーを使って屋根裏部屋プランを考えて見ると、屋根のかけかたと勾配の取り方が難しいことを、あらためて思い知らされております。
今回も、そんな試行錯誤の末に作成した屋根裏活用プランをご紹介する更新となります。
急勾配は怖すぎるんだってばよ@Mario OhibskyによるPixabayからの画像
屋根勾配って、みんなどうしてる?
前回は、イメージどおりの三角屋根のベットルームを再現しようとして、9寸勾配のプランを作成したのですが、心配になったのが….
「9寸勾配の屋根の家建てる人なんて、どのくらいいるの?」
ということです(汗)
そこで、何か統計的な情報がないものか、調べてみたところ、かなり古い情報ですが、こんなグラフを見つけました。
[引用:住宅金融支援機構]
この引用PDFには、タイトルが見当たらないのですが、「公庫融資を利用した一戸建住宅の建築的事項に関する調査(過去分)[これまでに行った住宅・建築主要データ調査]」に、屋根の計上や、勾配のアンケート情報として平成11年度の屋根の勾配数値がダウンロード提供されており、上の表の11年度の数値と一致するようです。
このPDFには、下記のように地域別の屋根勾配の傾向も出ており興味深いです。
北海道の緩勾配が、ここまで圧倒的に多いとは知りませんでした。
勝手に、雪の多い地域では、急勾配の屋根が多いとイメージしていたのですが、今では落雪防止で、緩勾配の屋根が増えているんですね。
最近では、屋根材の進化で落雪しにくい三角屋根も出てきているとの情報もあるので、このシェアの変化はあるかもしれませんが。
それでも、やはり北海道では、急勾配の屋根も他地域よりあきらかに多いですね。
こちらを見ていると、9勾配以上の屋根のお家も結構あるもんだなと、ちょっと安心してしまいました(笑)
しかし、平成7年〜14年度にかけて急勾配の屋根が増えた原因が気になります。
太陽光発電パネルの角度は、30%程度になる6寸勾配が理想と聞いて、当時ちょっぴり気にしましたが、この頃に太陽光発電システムの影響は関係ないかな?
最近の、このような調査結果が見られると面白そうに思うのですが、見当たらないのでやってないんですかね。残念。
今回は6寸勾配で作ってみた
ということで、今回の更新はこちらです。
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「第21回 リビングロフトプラン」
今回は、屋根勾配を少し緩やかにした6寸勾配で2階リビングロフトプランを作成してみたものをご紹介しています。
作った後に知ったのですが、屋根裏を現し梁にしてみたんですが、こういうのを船底天井って言うんですね。(厳密には、梁を通す方向が違うと思いますが)
ちなみに、今回わが家の屋根勾配を改めて確認すると、小さい方の屋根が5寸勾配だったことに今更気が付きました(笑)
どっちも4寸勾配だと、すっかり思いこんでました…(汗

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