「家は、体験?」家づくりが一括管理できるアプリがあった

    便利グッズ

    かれこれ7年も家ブログを続けていますと、最近リアルタイムで家づくりされている方々の最新仕様の進化を目の当たりにして、打ちのめされることが多々あります(笑)。
    とはいっても、我が家は元々ローコストでコスパ重視で建てたので、同価格帯ではそんなに差異を感じないはずなのですが、それでも着実にモノとしての家は進化しているようですね。

    しかし、進んでいるのは、家そのものだけではなく、家づくりの進め方自体も変わってきているようです。

    今回、偶然に見つけたアプリで、そんな潮流を感じたので、ご紹介してみたいと思います。

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    建てたでヤッホー!@Free-PhotosによるPixabayからの画像

    我が家の家づくりがアプリで一括管理できるアプリ

    約7年間で記事数1000件を超えるブログを続けてきて、実感するのは、家づくりにおける膨大な情報の管理の大変さです。ブログ開始の一年目は毎日必ず更新を頑張ったのですが、建築後でもなんとか思い出して書けたのは、我が家はアコルデや他の業者さんとのメールでのやりとりが多く、その記録が残っていたからです。それらの記録をかなりブログに整理してきたつもりでしたが、今では欲しい情報を自分のブログから探すのに、とても苦労しています(苦笑)。結局、情報がそこにあっても、見つからなければないのと同じですからね。

    最近では、メールではなくLINEで工務店と施主がやりとりすることも増えているとは聞いていたのですが、家づくりの情報を専用で一括管理できるアプリを偶然発見しました。

    それが、こちらのマイホームアプリknotです。
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    様々な家づくりにおける契約書や取扱説明書の資料、家づくりのタスク、進捗情報などをこのアプリで一括で管理できるそうです。
    紙一枚の工程表一つで興奮していた我が家の経験からすると、隔世の感があります(笑)

    また、このアプリの中にメッセージ機能もあるため、住宅会社とのやり取りもここで全て完結できるのだとか。
    家づくりは、やるべきことや考えることが次々に押し寄せてくるのが楽しみだったり、不安があったりするものですが、進捗も含めてアプリで可視化してくれるのは、とても助かりますね。
    さらに、このアプリは建てるときだけでなく、アフターメンテナンスのやりとりにも使い続けられるそうです。

    とても興味深いアプリなのですが、あえてツッコミどころを探すと・・・

    • 住宅会社側の情報更新などの対応によってアプリの評価が大きく変わりそう
    • 個人的にはPCでのメッセージのやりとりができると嬉しい
    • 一括管理された情報がずっと利用できるかどうかは、このアプリが継続して保守されるかどうかに依存するので心配

    など、現時点では気になるところも少しあります。

    しかし、中堅規模の多数のスタッフを抱える住宅会社であれば、このようなアプリを通した対応が標準化されて、全体的な対応の品質が向上しそうですね。

    住宅会社は、まだまだIT化の余地がありそうだと感じていたのですが、いきなりすごく練られたコンセプトのサービスが出てきたと感じました。

    ただ、このアプリは、単に「情報」を管理して「便利」にすることだけが意図ではなさそうなのです。

    家は混乱したまま買わされていた

    少し調べてみると、このアプリを提供する会社の社長インタビュー記事を見つけました。この方の経歴そのものが、とても面白いのですが、とくになるほどと思ったのが「お客様が混乱している状態で買い物をさせるのは住宅だけ」という言葉です。
    確かに、軽い気持ちでモデルハウスに足を踏み入れたところ、畳み掛けるようなプレゼンの後に軟禁に近い状態で、いきなり契約を求められたことがあるので、心当たりがあります(笑)。
    この手法で、本当に混乱のままに購入してしまっている方も多いのでしょうね。
    我が家は、なんとか冷静に対処することができましたが、ある意味一度、奈良の家をニシオカに混乱させられて購入した経験があったから(笑)なのだと、記事を読んで思いました。

    世の中の生活が変わっている中で、オーソドックスで便利な間取りが30年ぐらい変わっていないのもおかしいという言葉もあり、家づくりと家のありかたを何か根本的に変えようという熱意があり、その試みの一つがknotなのだと理解しました。

    家を買う、創るという”体験”をよりよく

    もう少し、調べてみると会社のホームページにさらに熱いメッセージがありました。

    • 今までの住宅購入を取り巻く環境〜(中略)〜取り組むのはハードである”家本体の品質”を良くする基準を定めるばかりでした。
    • ハウスオーナーが家を買う、創るという”体験”をよりよくしようとする施策はなかった
    • 私たちは、日本中の人が家を創る時の”体験”を変えたい。
    • 住宅業界はハウスオーナーをもっと幸せにすることができる。

    熱い!熱すぎる!けど、とても共感していまいました。

    私自身、家づくりの”体験”に感激したから、これまでブログを続けてこられました。
    もちろん、ハードとしての我が家も満足していますが、家を建ててくれたアコルデとの関わり、家づくりに過ごした質の高い貴重な体験を残しておきたいと感じられた気持ちが大きいです。

    アコルデの岡本社長にも、「アコルデは、家づくりの体験の価値が高いんですよね」という主旨のことをお伝えしたことがあります。私自身、アコルデの家ではなく、アコルデの家づくりという体験を買ったのだと感じていました。
    アコルデの場合は、社長の人柄やスタッフの方々のヒューマンスキルによるところが大きいのですが、knotが提供するような仕組みと掛け算の相乗効果が生まれるといいですね。

    ちなみに、ハード面ではなく、住宅取得や設計面のプロセスを向上するための、このような研究もあるようなので、興味があればご覧ください。

    しかも奈良おまけに住んでいたところに近い(笑)

    東洋経済の記事を読むと、ご自身は東京を拠点に活動しているようですが、元々代表をされていた住宅会社SOUSEIは奥様にお任せになっているようです。このSOUSEIなんですが、なんと奈良県の会社なんですよね。しかも我が家の奈良の家の所在地にもめっちっ近い。勝手に益々親近感湧いてます(笑)。機会があったら登壇される機会を見つけて直接話を聞いてみたいぐらいだと思いました。

    SOUSEI Technologyは、ITやAI技術を駆使して、家づくりを変えていくようなのですが、いずれ土地や法規制に合わせた間取りをAIで瞬時に生成してくれたりすると面白いなぁと、勝手に期待しております。

    ということで、もし、ご契約の会社がknotを導入されていたら、こんな背景を想像しながら、使ってみてはいかがでしょうか?

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