貧弱な省エネ仕様の我が家の経験で断熱のことを語るのは、とっても勇気がいります。
実際、間接的に痛烈なツッコミをいただいたこともあるで、詳しい方に見られるのはとっても怖い(汗)
でも、とりあえず、書いてみますね(笑)
我が家がハウスメーカー行脚をはじめてから、断熱方法にもいろいろあると知ったのが、お登りホームで外張り断熱のことを説明された時だったと思います。
それ以来、どんな断熱材を採用するかを悩みに悩んで最終的に、アクアフォームに行き着いたのですが、この選択自体は今でも正解だったと思っています。
[この写真の真ん中が我が家のアクアフォームです]
本当は、アコルデ自慢のセルロースファイバーは憧れでしたし、アクアフォームも巷ではいろいろ言われているようで、吹付け断熱材にもいろいろ他の選択肢もあったはずだと思います。
断熱材にこだわる方には、「あぁ、折角なのにもったいない」「何十年も住むのに、予算をけちらなくても」というニュアンスで、最上級のものを勧められる場合もあるようですが、我が家には残念ながら到底選択できませんでした。
(なぜ、こうしたら、こうこうで、捻出できるでしょ?っていろんな理論もあるようですが・・・いろいろ家庭の事情によるあるわけでして・・・)
ちなみに、ローコスト住宅のニュアンスにもいろいろあるようですね。
- 高級ハウスメーカーよりも安い価格帯のローコストハウスメーカーが建てる住宅
- 高級ハウスメーカーに劣らない仕様をローコスト実現するビルダーの住宅
- 最低限の仕様で絶対額として安く建てるビルダーの住宅(安かろう・悪かろう?)
など・・・
我が家にとっては、ローコストハウスメーカーの価格は、全然ローコストではありませんでした(笑)
建築費は明かしておりませんが、コスパの意味で、ローコスト住宅というより、我が家は超ローコストの部類かなと思っております。(安かろう悪かろうではないつもり)
ということですので、C値やUa値などに詳しく研究して家づくりをされた方にとっては、何いってんだかってところが多々あるかと思いますが、暖かくスルーいただければ幸いでございます。
茅ヶ崎最初の冬を暖房なしで過ごせたのは高性能な断熱材のおかげだけと思い込んでいた
我が家が奈良から茅ヶ崎に移住したのは、2007年の7月。かれこれ10年以上前に、築約12年ほどの戸建賃貸に入居しました。
冬の寒さが厳しかった奈良では、石油ファンヒーターが欠かせない暖房器具でした。
当然茅ヶ崎にも持ち込んでいたのですが、なんと、結局全く使わないまま最初の冬を越してしまったんです。
ファンヒーターだけでなく、エアコンやホットカーペットなどの暖房器具を全く使わなかったという嘘のような本当の話です。このことは、随分以前のブログにも書いています。
おそらく、奈良の建売の自宅の断熱性能と、茅ヶ崎の気候との格差も大きかったためだと思うのですが、全く暖房を冬に必要としなかったのは衝撃的体験でした。
この感動を大家さんにお話したところ、建築時に相当こだわって「断熱材をしっかり入れた」と聞いたことが頭に残っていたんです。
おそらく、相当お金をかけた家だったと思う(第一種換気でしたし)ので、同等の性能の家を建てるのは難しいと思いながらも、断熱材の性能はできれば同じぐらいできればと考えていました。
10年以上も前の家ですし、家の標準的断熱性能が上がっていれば、同等の体感性能は得られるかなぁととい希望的観測もあったんですよね。実際、ハウスメーカーの営業さんに、この考えを相談しても、今の家なら同等の省エネ性能が出ると思いますよと同調もしてくれたので安心していました。今考えると、随分無責任なコメントだったと思いますが(笑)
しかし、お察しの通り、ここに大きな盲点があったわけです。
入居後の窓際がスースーする
引っ越し前と引越し後のどちらも、私のリビングでの定位置は、引違い窓のそばに置かれたソファのの窓際でした。しかし、新居に入居後の冬に、引っ越し前の借家では感じたことのない冷気が窓から感じられるのが気になりはじめます。
我が家は、今どきの注文住宅では珍しいアルミサッシのDuoPGですので、そりゃぁそうだろうという声が聞こえて来そうです。しかし、まぁ、そんなツッコミを受けても仕方ないほど、サッシのことを甘く見ていたんですよね。
我が家と同じアルミサッシでアコルデで建てたKiseki Kodatenoさんも、入居後に窓からの冷気が気になることをブログにかかれていますが、とっても気持ちはわかります。
そもそも、引違い窓は気密性が低いので、そのせいということも考えられますが、借家の窓も引違いでも全く冷気が気にならなかったので、引違いだからダメという理由にならない気がしました。
今考えてみると、借家の窓はとても分厚く重かったんですよね。樹脂窓だったのかどうか、今ではわからないのですが、相当高性能な窓だったのかもしれません。
大家さんの話には、窓の性能のことは出てこなかったので、すっかりこの点を見逃していたと言うわけです。
断熱性能アップは、窓→換気→外壁の順番だってさ!
実は、窓のスースー問題は、当ブログの人気記事でご紹介しているサッシのすきま風対策のおかげで、あまり気にならなくなってはいるのですが、内心できれば対策なしでも大丈夫な窓なら良かったなぁとは思っております。
もしかしたら、壁断熱材をグラスウールに落としてでも、窓の性能を上げるという手もあったのではと考えたこともあったのですが、最近こんな記事が公開されていました。
断熱するならコスパと快適性から考えよう | 日経 xTECH(クロステック)
住宅の断熱性能をアップしたい場合、どこから手をつければいいでしょうか。断熱材の仕様から考える人が多いようですが、本当は、(1)窓、(2)換気、(3)外壁の順です。松尾設計室の松尾和也さんが、その理由をわかりやすく解き明かします。話題の床下エアコン暖房の設計手法も伝授します。
まさに、「どんな断熱材を使ったらいいですか?」からスタートしたのは、我が家ではないですか!(苦笑)
この記事では、壁の断熱材よりも窓の性能を上げたほうがコストパフォーマンスが高いということを述べられています。
なんとなく、そんな気がしていたのですが、やはりそうだったんですね・・・
当時の印象では、高級でブランドネームのあるハウスメーカーよりも中堅ハウスメーカーや工務店のほうが断熱材や断熱施工を強くアピールする傾向が多いような気がしました。強いブランドイメージに対抗するには、壁の断熱材をアピールするほうが、施主にはわかりやすかったのかもしれません。
現在は、高気密・高断熱の家の情報が溢れているので詳しい方も多いと思いますが、ハウスメーカーで建てなくても全方位で非の打ち所のない仕様を採用するのは、予算上難しい場合もあると思います。
プロの方でも完璧な高気密・高断熱仕様を断定的に勧められる場合も見られますが、このように優先順位をプロに示してもらえるのは、とっても救われる気がします。
なお、上記の記事は、有料限定記事で、今だけどなたでも閲覧可能なようなので、興味があるかたは早めに御覧ください。
ちなみに、同じアコルデで建てた相太さんの場合、我が家より性能の良い樹脂アル窓を採用しておられますが、それでも窓の性能を上げるべきだったとおっしゃってます。
まぁ、仮に我が家が、アクアフォームをグラスウール仕様に落としても樹脂窓(防火窓にする必要がある)にはできなかったと思いますけどね(苦笑)
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コメント
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御無沙汰モンスター登場でございます(汗)
最近ブログを放ったらかしすぎてどこかに消えてしまったのかと思いきや実はしっかりまっしんさんのブログはいつも拝読しております^^
断熱に関しては本当に何も勉強せずに仕様を決めていきましたが、色々勉強しても多分予算の関係上変えられはしなかっただろうと振り返って寂しい気持ちになっております笑。我が家はさらに彩光のために窓の数をやたら多くしてあるので気になったというのもありますが。。。
そのうち外気温を設定すると屋内がどんな温度分布になるか簡単に計算できる温度解析機能付き間取りツールが出てきたりするんでしょうね(もうあるのかもしれませんが)。
今後もこっそり(?)記事楽しみにしております^^
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おひさしぶりです!(笑)
ご顕在で、なによりでございます♪
だんだん方向性がよくわからなくなってきた(笑)、当ブログを相変わらずご愛顧いただき感謝でございます(汗)
断熱に関しては、世間の意識レベルもますます高くなって来て、今更ながら色々勉強させられております。
しかし、今家づくりをしたとしても、やはり予算の都合も含めて、結局我が家は同じ仕様が落とし所だったのではないかなぁと感じております。
おっしゃる通り、窓に関しては、色々後から考えてしまいますよね(^^;
温度解析機能面白いですね。センサー付きのIoT住宅が全国に普及すると、ある程度地域別のデータが収集出来て、より正確なシミュレーションが将来出来たりするかもしれませんね。
今後も記事更新をがんばりますので、引き続きよろしくおねがいします!