[安さには]2階には壁がない?期待が外れる980万の家[訳がある]

    ローコストハウスメーカー

    ローコストでも、断熱性能には少し興味と期待がありました。

    というのも、5年前に引っ越した賃貸戸建ての断熱性能に感激したためです。
    奈良の自宅は1996年に建てた建売は、もちろん1枚ガラスです。
    購入したときは断熱材を確認するような知識もありませんでしたが、グラスウールらしきものを詰めていた記憶はあります。奈良の冬は朝は必ず通勤用の車のフロントガラスが凍るぐらいで、朝にお湯をかけてから出勤するのが日課でした。玄関が凍りついてたまにバリバリと音を立てることもあります。
    暖房器具は、ファンヒーターが大活躍で、灯油を買いに行くのは私の役目です。

    暖房器具を使わずに過ごせた茅ヶ崎の貸し家

    茅ヶ崎に移り住んだ賃貸戸建ては、偶然にも奈良の自宅と同じ頃に建てられたのですが、いかにも注文住宅で全室ペアガラスです。今とは違って分厚いサッシで、動かすのも重く、逆にいかにも断熱性能がよさそうです。

    壁の中がどうなっているのかは全くわかりませんでしたが、最初の冬は全く寒くありませんでした。
    ちょうど5年前は灯油の値段がかなり値上がりしていて、「暖房どうしようか?」と、ファンヒーターを使うのを悩んでいるうちに冬が終わってしまいました。

    はい、そうです。最初の冬は暖房を全く使わずに過ごしてしまいました。
    元々、奈良の寒さに慣れているということもあったのだと思いますが、家の断熱性能による違いを体感して夫婦で感動していました。でもこの頃は体がなまってきたのか、ホットカーペットやエアコンも使っていましたが(苦笑)。

    最近は、全体的に性能も上がっているようですし、特にこだわらなくても断熱性能はいいんだろうなと思いつつ、でも今住んでいる家より断熱性能が低いといやだなぁと、比較する方法がないので悩ましいところです。

    グラスウールはカビだらけ?

    前段が長くなりすぎましたが、お登りホームは外張り断熱が自慢の工法です。
    この時初めてお決まりの、繊維系断熱材が壁の中で結露でカビだらけになってずり落ちている写真を見せられました。写真を見つけたので載せようかなと思いましたが、あまりに見苦しいのでやめます(苦笑)

    Googleの画像検索で「グラスウール 結露」で検索してみると、たくさん出てくるアレです。

    ↓黒いからと言ってカビとは限らないそうです・・・・

    勇和建設の社長が明かす、住まいづくりのウソ・ホント:「グラス-ルに結露・カビ」のコメント、大いに疑問 – livedoor Blog(ブログ)

    世界最強(?)の検索エンジン「google」の画像検索で「グラスウール カビ」と入力して画像検索してみてください。下記のような画像が出てくると思います(2012/12/19現在)これらの画像での中で、比較的多くが、室内側から撮影したグラスウールの黒ずんだ写真です そして、その解説コメントの多くが「グラスウールに(結露により)黒いカビが発生」のような内容が記載されています

    外張り断熱は凄そうだけど薄くない?

    T店長は、躯体も含めて断熱材で家をすっぽり包み込む、自慢の外張り断熱の工法を上手に説明してくれました。
    確かに躯体も含めて包みこむのは断熱性能がよさそうな気がします。
    でも、壁の厚みにくらべて、断熱材が薄く見えて「こんなので大丈夫か?」と思った記憶があります。

    外張り断熱の例:青いのが断熱材のイメージ。薄く見えませんか?
    sotobari_img_02.jpg
    [引用:大和ハウス 省エネ「遮熱外張り断熱工法」]

    外張り断熱の壁の中が空っぽなのが気になる

    外張り断熱の場合、壁の中はスカスカのままなんですよね。
    この中にも何かいれればいいのにと思ってしまいました。
    断熱材に二重にコストがかかることは頭に浮かびませんでしたが(汗)

    外断熱_壁中
    [引用: エコハウス研究会 外断熱と内断熱の違い ]

    外張り断熱は、床下換気が必要不可欠

    あと、外張り断熱にもデメリットがあって、密閉度が高いため湿気が貯まりやすいようです。
    床下から24時間換気をしておかなければならないということでした。

    待機電力カットのために、神経質にエアコンのコンセントを抜いている我が家では電気代が心配です。

    高そうだなぁというのもありましたが、あまり外張り断熱は心に響かず、そこまでやらなくてもいいかなという感想です。

    外張り断熱以前に、言い出すタイミングを逃してしまったのですが、そもそも私たちの目当ては、980万円のプランです。どうも、説明されているのはお登りホームの標準仕様のような気がします。

    で、980万円の家はどうなのよ?

    意を決して、980万円のプランの事を聞いてみたところ、

    T店長「あー、あれは二階の壁がありませんよ。二階は体育館のように一部屋になります。」
    私「!!!!(どういう意味?)」
    T店長「将来壁をつけることで、部屋割りをすることができるようになっていて、当初のコストを削減するプランです。お客様のように既にお子様が成長されている場合はおすすめできません」

    ということでした。

    事前にホームページで良く見たつもりだったのですが、そんな仕様だとは全くわかりませんでした。
    ん〜。うまくいきません。どうも狐につままれたような気がします。
    やっぱりローコストといえ、ハウスメーカーで建てるのは難しいのでしょうか。
    おそらく、モデルハウスに足を運ばせる撒き餌みたいなもんなのでしょうね。

    イメージは、こんな感じです。
    壁がない二階

    当時の980万円の家の画像を発掘したので貼っておきます。こちらです。

    二階に壁がないというのは、こちらのプランの2階の図面を見てください。

    一見、2階が部屋になっているように見えますが、壁が白くなっており、980万円では壁や建具が付いていないということでした。

    土地建物3800万円でローコスト?

    モデルハウスの壁には、土地の情報や、参考プランがいくつか貼られています。
    想定している30坪ぐらいの建物と土地で、3800万ぐらいの金額が目に入りましたが、我が家の予算上限を300万ぐらいオーバーしています。

    T店長は面白く、良い家を建てそうなハウスメーカーなのですが、どこか、100年ホームのような、バリュー感を期待していた所もあるので、少しテンションが落ちてしまいました。

    念のため、見積りサンプルを見せてくれないかと相談した所、ちょうど同等条件で契約した人がいるらしく、資金計画書を見せてくれることになりました。

    ということで、さらに話は続きます。

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