[地熱利用と]逆さま基礎の宇宙ホームと初老の紳士[断熱性能が高い外壁材?]

    ローコストハウスメーカー

    三社の仕様や見積を比べてみただけでも、様々な見積り項目の違いや考え方が見えてくる気がします。
    建築会社を尋ねる度に新しい知識や発見を得られることが楽しいと思える気持ちと、奥が深く得体のしれない世界で、実際建て始めてみると色々予想できない事態に陥らないかという心配が同居していました。

    とにかく色々行ってみて、知識を得ようと一応ローコストの部類となっている、宇宙ホームに行ってみました。

    アンケートよりも家を見たいのだけど・・・

    モデルハウスに入ると早速営業Tさんが対応してくれました。
    いきなり面食らったのが、入るや否やアンケートに記入せよというので、そのままソファに座って記入を初めなければなりませんでした。

    するとブラブラと見学を始めた妻に付き添ってTさんがなにやら説明を初めているではないですか。
    「いゃいゃ、その話を俺聞かれへんやん」と、いきなりイラッとさせられました。
    アンケートを書かされること自体は抵抗はないのですが、入るなりすぐというのはないと思いますねぇ。

    なんとか書き終えてTさんにアンケートを渡すと、嬉しそうに「現在41歳でございますか?私もなんです」と同い年であることを明かしていました。
    まぁ、おそらくこうやって会話の糸口を探すということなんでしょう。

    アンケート

    基礎が逆さまだと地震に強くて地熱が利用できる?

    宇宙ホームの基礎は、通常のベタ基礎を逆さまにした特殊な基礎です。
    モデルハウスの中でもミニチュアでの展示があったのですが、通常の基礎がコップを土の上にそのまま置いたとすると、宇宙ホームの基礎は逆さまにするのでコップが地面に刺さるようなイメージです。

    コップが上に向いていると、船のように浮いているような状態ですが、下を向けると地面にしっかり食い込んで地震の揺れにも強いということ。また、この基礎では地熱を使って部屋の温度を調整するようです。

    地熱ってNGワードだった気が・・・

    「地熱?」・・・・あっ、潤沢情報館で聞いたのはこれかな?んー、でも布基礎でもないし。。。。

    地熱床だけでなく、全室床暖房というなんとも豪華な仕様です。通常のフローリングの冷たさと床暖房の床の違いを体験できるコーナーがあるのですが、これは確かに惹かれるものがあります。

    断熱性能を持つ外壁材?

    もうひとつの特徴は、外壁材にALCを採用しているとのこと。
    実は妻はALCを採用した某高級ハウスメーカーの外観を気に入っていることを知っていました。妻が気づいていたのかどうかはわかりませんが・・・
    ALC自体も断熱性能が高く、その点も自慢らしいのですが、ALCの断熱性能は次世代省エネ住宅の断熱仕様としては認められないらしく、通常の断熱材で次世代省エネ仕様を満たしつつALCの断熱性能が追加されることを強調していました。

    同い年のTさんは、一生懸命なのだと思いますが、いまいち話のテンポが悪く、話を聞いていても大丈夫か?と心配になってきます。

    ALC.jpg

    ファイナンシャルプランナーの名刺はハガキ大の大きさ(笑)

    ひと通りモデルハウスの案内を受けた後、テーブルに案内されたのですが、いつの間にか初老?のナイスミドルな男性が控えていました。ナイスミドルが差し出す名刺は似顔絵入りのはがき大の大きな名刺でインパクトがあります。

    名刺にはファイナンシャルプランナーという肩書きもあったことから、我が家が抱える奈良の住宅ローンの残債とこれから計画できるローンの想定を相談しました。
    ナイスミドルは、ひと通り説明すると状況を飲み込んだようで、残債と現在の年収などから借入できる金額感を計算してくれました。これから、土地と建物を検討することは十分な条件とのことです。

    ところで、ナイスミドルが出てきてから、Tさんは全く口を開きません。ナイスミドルは、本当にナイスミドル(笑)で語り口も上品でしっかりしています。まぁ、それだけにやり手でたくさん売ってそうなので要注意ですが……。
    おそらくナイスミドルが受注の大きな鍵を握っているのだと思いますが、契約後の打ち合わせはTさんがやるんだと思うととっても心配です。

    我が家にとって1700万円以上はローコストにあらず

    それ以前に、床暖房、ALC、耐震装置などリッチな仕様が満載で、いかにも高そうと思っていましたが、口頭で概算を聞いたところ少なくとも1700万以上になるとのこと。いゃあ、とても無理です。

    世間の言うローコスト住宅という基準にクビを傾げながら、そそくさとモデルハウスを出ることにしました。他社見積りとの比較表もつくるまでもなさそうです。

    たくさんもらえるお土産のコストはどこから出ているのか・・・?

    帰りになにやらフェアをやっていたのか、飲み物やお土産をたくさんもらいました。
    お土産と一緒に「子育てママの家づくり」という本をもらいました、この本は、後々なかなか参考になりました。

    子育てママの家づくり [ 加藤充 ]

    この本の中で出てくる間取りへのヒントを後々採用させてもらうことになります。

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