途中で力尽きた前回の続きでございます。
窓部分の壁も耐力壁に換算できる方法(その1) – リフォーム
次回のイエマガの記事を考えているところですが、筋交いが入る予定の壁に窓を付けたくて悩んだエピソードを思い出しています。そんなタイミングで、こんな記事をたまたま目にしたのですが、耐震フレームとサッシを組み合わせた工法を採用すると、窓部分を耐震計算できるとありました。なるほど、この方法なら筋交いが入る場所を置き換えて、窓を付けることができるんですね。恐らく、こちらの樹脂窓×耐震フレーム FRAMEⅡ(フレーム…
前回ご紹介した窓部分の壁を耐力壁にできる耐震開口フレームですが、これはYKK AP専売の技術というわけではないようです。YKK APのホームページにも記載がありますが、「J-耐震開口フレーム」というJ建築システム株式会社の開発した製品のようです。
ということは、工務店などの対応次第と思いますが、YKK APのサッシにかぎらず、この工法を使えるのだと思います。
調べて見ると、色んな建築会社さんからも販売されているので、結構有名な商品なのかもしれません。
耐力壁としての強度はいかほど?
ただ、気になるのは、耐力壁と言ってもどの程度の強度になるのかです。
YKK APのホームページでは、次のように構造用合板やたすき掛けの筋交い壁などと比較した図で説明されています。
しかし、ホームページの換算壁倍率数値を見る限り、約1.2倍程度のようです。
壁倍率1.2倍といえば、片筋交い程度の強度のイメージです。
たすき掛けの筋交いの壁であれば、4〜5倍の計算だったと思うので、たすき掛けの筋交い壁を置き換えられるかどうか、過度な期待はできないかも。
他のページの説明ですと、片筋交いのイラストとイコールで書いてあるので、やはり片筋交い壁同等レベルなのかもしれませんね。
YKK APのホームページでは、イコールではないものの、わざわざたすき掛けの筋交いのイラストになっている理由が気になってしまいます・・・・
- と思っていたら、こちらの5〜6ページに詳しい壁倍率の説明があるようです。BOX型フレームタイプだと1.5〜2.2倍、門型フレームタイプであれば、2.6〜5.1倍程度は出るのかなと思います。(素人考えなので、間違っている可能性が高いです。ご注意くださいませ)
養生テープのようなコーナー接続方法だけど強いらしい
この工法の興味深いのは、フレームのコーナー部分のアラミド結合という固定方法です。
[引用:KEYLAM耐震開口フレーム]
この結合方法は、樹脂と繊維の組み合わせで地震の揺れを協力に吸収する仕組みのようなのですが、この画像を見る限り・・・
[引用:KEYLAM耐震開口フレーム]
養生テープにしか見えない(笑)
この写真を見ても・・・
[引用:「第2回 日本耐震グランプリ」開催報告]
上から布のようなものを貼っただけに見えるのですが、これで耐震対策になるというのですから不思議ですね。
あえてバラバラのフレームなのに耐震強度を保てる不思議
あと、この耐震開口フレームは、BOX型フレームと門型フレームの二種類の工法があるようなのですが、BOX型フレームは4つに分かれたものをつなげる構造のようです。
[引用:KEYLAM耐震開口フレーム]
わざわざ柱部分がつながっていないものをつなげて耐震効果があるんですね。
素人考えでは、四本の柱を角でつなげてBOX型にするもんなんだと思いましたが、この方が施工上のメリットがあるんでしょうねぇ。
うーん。建築って奥が深い(当然ですね)というか、こんな方法を考えつく方々を尊敬してしまいます。

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