[イエマガ更新!: 屋根裏部屋がほしい!]余剰空間と認めてもらうのは難しい

    イエマガ

    イエマガ「屋根裏収納がほしい」連載更新のお知らせです。

    前回は、地域ごとに特色のある屋根裏部屋(小屋裏収納)の制約の前編を取り上げました。

    階とみなされない屋根裏部屋(小屋裏収納)は、あくまで屋根裏の余剰空間を利用するわけですが、広い小屋裏収納を実現するには、余剰空間を計画的に広くとるテクニックが必要です。

    ですが、これを意図的に作ってはいけないんですよね。
    意図的ではないけど、意図的に広く余剰空間を作るという、何を言っているのかわからない話ですね(笑)。

    今回は、そんな制約のお話の後編です。

    まっしんはやぶさ家の屋根裏とグラスウール
    まだまだ、我が家の屋根裏にも余剰空間が残ってるんですけどねー

    バルコニーの上は屋根裏と認められないらしい

    今回の記事を書くために調べ物をしていて、プロでも間違えるんだと驚いたことがありました。

    それは、インナーバルコニーの上を小屋裏収納としてはみなされないことです。

    次の動画で知ったのですが、建築確認の段階でインナーバルコニーの上が、小屋裏収納として使えないことが判明したため、不自然に一部が細長い旗竿地のような小屋裏収納になっています。

    ルーフバルコニーの上に屋根裏は作れない
    [引用: 【5/28】秘密基地のある戸建賃貸の完成見学会ライブ!]

    これは、めちゃめちゃ残念ですね。
    思いっきり屋根裏空間はがら空きだと思うのですが、屋外空間となるインナーバルコニーの上に、階とみなされない小屋裏収納を設けるのはNGだそうです。

    このルールを知らなかったときに作った、イエマガ連載のパースでは、偶然にもインナーバルコニーの上にロフトを作っていませんでした。
    0220_リビングロフト全景_上から

    外部から見ると、こんな感じのインナーバルコニーの上の空間です。
    インナーバルコニーの屋根裏の位置
    まぁ、ここはあまり空間的に魅力はないので、作ってなくても良いんですけどね。

    しかし、念の為調べてみると、インナーバルコニーの上に小屋裏収納を設けている間取りも見つかるんですよね。
    インナーバルコニーの上に小屋裏収納がある間取り
    [引用: 約10帖の小屋裏収納ほか収納満載の暮らし 使いやすさを満喫できる家]

    すでに引用元のサイトからは画像が落ちているのですが、こんなプランもありました。
    インナーバルコニー上にロフトがある間取り
    [引用: 広島の不動産・住宅情報サイト みつ家]

    地域の条例によって、可能なのであれぱ、有効に活用したいところですね。

    屋根は意図的に高くしてはいけない

    ということで、前回に引き続き、地域ごとの制約の続きのお話です。

    01_屋根裏部屋がほしい
    第32回 建築予定地の制約を調べよう

    当時、自分で間取りを考えていて、全く発想がなかったのですが、あえて屋根の高さを上げて、小屋裏空間を広げる方法は認められないようです。

    確かに、意図的に上げてしまうと、余剰空間とは言えないのはわかるのですが、今回取り上げた大屋根の場合の、NGとOKの違いは理解できるまでに時間がかかりました。

    パッと見てすぐ理解できる方は、すごいと思います。

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました