[後編] 引き戸の後付ソフトクローザーを試してみた。

    DIY

    LIXILのファミリーライン引き戸に後付ソフトクローザーを付けてみた話の続きです。

    油断していたら、2ヶ月以上空いてしまいました…(汗)

    今回は、実際の取り付けの様子を御覧ください。

    取り付けの準備

    まずは、事前準備です。
    このパーツのことを「ストッパーユニット」と呼ぶようです。

    下記のような手順で一旦分解して、工具に取り付けよとなっています。

    無事分解して工具への取り付けができました。

    この下の白いL字型のパーツが工具です。取付治具って感じですね。

    位置を決める

    我が家の一階は、全て引き戸になっているのですが、まずはトイレの引き戸から試してみることにしました。

    トイレ用なので明かり窓の付いている引き戸ですが、あえて付けない人もいるそうですね。

    あらかじめ、ブレーキパーツを外しておきます。

    ブレーキを外した後は、ドアをそっと閉めないとものすごい音で壁から跳ね返されるので、重要なパーツだったんだと思い知らされます。

    続いて、戸を締め切った状態で目印を付けます。(左開き戸用説明を参照しています)

    こんな感じですかね。柄付きのマスキングテープしか手元にありませんでした(笑)

    ちなみに、枠部分は大丈夫なのですが、扉側の表面にこのマスキングテープを貼ると、塗装が剥がれてくることがありました。以前、養生テープでも似たような失敗をしたことがあるのですが、塗装面への影響はくれぐれもご注意ください。

    ベースパーツの取り付け

    続いて、この指示に従って、ベースパーツをいよいよ取り付けます。

    あらかじめ、アルコール入りのウェットティッシュで貼り付け部分を拭いて乾燥させた後作業します。
    指示通りに、<上枠下面と戸表面>の2面に、忠実に当てた状態で位置決めしました。

    ピッタリ隙間なく位置決めできていますね。

    この状態で、ベースを仮固定します。

    次の様に工具の穴からドライバーを差し込んで押し込んで、ベースのテープを上枠に密着させます。

    これは、決してネジで止めているのではありません。

    本体の取り付け

    続いて、いよいよ本体の取り付けです。

    あらかじめ、カバーを外して、テープの剥離紙を剥がしておきます。

    本体は、このような手順で位置決めして固定します。

    ここの説明書では、仮固定となっていますが、我が家のように塗装が弱そうな場合は、実質剥がせないと思って慎重に作業するのをお勧めします。
    実は、後々、他のドアで本体が外れたことがあるのですが、見事にドア側の塗装が剥がれていました。
    貼り直して隠れてくれたので、問題なかったのですが、結構際どい剥がれ方でした。

    実際の作業の様子は、こんな感じでした。

    右面に当てるであれば、こんなところを持つべきではないのですが、スマホで撮りながらで、こんなことになってしまっています。

    それでも、無事なんとか固定できたと思います。

    終わったら、工具を次のように外して閉め切り側は終了です。

    閉め切り側のベース取り付け

    続いて、閉め切り側の作業です。

    あらためて、閉め切り側用のベースを工具にセットするのですが、今度はスペーサーを2個とも外しておく必要があります。

    この工具を、次のような手順で、本体に当てながら差し込みます。

    差し込んだら、工具を押し上げてベースを上枠に固定します。

    無事固定できました。

    この後、工具だけを外します。

    本体の本固定と我が家固有の問題

    外した状態がこちら。

    この時点で、ベースと本体を強く押し付けて本固定するのですが…

    この写真を見てください。

    ベースが、アルミレールの段差に乗り上げていました。
    僅かな段差ですが、これではテープが密着していないので強度が不十分なのは明らかでしょう。
    結論からお知らせすると、案の定しばらくすると外れてしまいましたので、段差部分を避けて右側に貼り付け直しています。この程度の位置のズレは私の環境では動作上問題がないようです。

    いちおう取り付け方法の指示に忠実に作業したはずですが、環境によってこのようなアレンジが必要なようです。

    ストッパーの取り付けと閉め切り位置の微調整

    ひとまず、この時点ではこのままの貼り付け位置で作業を続けています。
    最初に外したストッパーをベースに取り付けました。

    この状態で動作確認してみると、こんな感じで微妙にスキマが残る状態で止まります。

    微妙にスキマがあります。

    そこで、黒いストッパーの位置を少しずらすと…

    無事隙間なく閉まるようになりました。

    こんな感じでギリギリまで行きました。

    実は、かなり後々になって、完全に閉まるようにするためにストッパーをずらし過ぎてしまうのもよくないことがわかりました。十分閉まってのに、ストッパーに負荷がかかり続けてしまい、時間をかけてストッパーユニットのベースのテープが剥がれやすくなるようです。朝起きたら、ポロリと外れて床に落ちていることが何度かありました。

    利用されているテープは、強力な粘着力なのですが、どうやら継続的な負荷に弱いのかなと思いました。

    我が家の建具との相性(完成写真)

    最後にカバーを取り付けて、無事完成です。

    カラーは、さすがに完全に同じとはなりませんが、我が家のジェラートの建具にも馴染む違和感ありません。

    コンパクトで存在感がないのも良いですね。

    もちろん無事問題なく動作しているのですが、その後色々とエピソードがありましたので詳しい使用感含めて、あらためてご紹介したいと思います。

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