激安エクステリア業者のテラス屋根価格を徹底比較

    外構

    前回、固定タイプの柱ありテラスで気持ちが固まったかのように書きましたが、実際は最後まで柱なしテラス屋根含めて気持ちはグラグラしていました。

    最終的には、やはり柱ありを選択することになるのですが、先日の台風21号の強風を体験すると、本当に柱ありにしておいてよかったと痛感します。
    台風脅威

    あちこちで、カーポートや屋根が吹っ飛んでいる映像を見ると壁付けした屋根なんて簡単にめくれあがってしまってもおかしくありません。外壁ごと屋根が剥がれてしまったら、目も当てられませんよね。
    当時、エクステリア業者さんに柱ありタイプを何度もお勧めされましたが、プロの意見はやはり聞いておくもんですね。

    まぁ、実際は柱ありの選択に至ったのは価格面での魅力が後押ししたとも言えますが・・・(苦笑)

    ということで、今回はテラス屋根の業者と仕様と価格の決定までの経緯をご紹介します。

    柱ありなら既設物干しはどうなる

    前回の記事で、柱ありテラスを検討することになったのは、既設物干しが取り付け部分に干渉することが原因です。では、柱ありテラスであれば全く問題がないかと言えば、そうとも言えない状況でた。

    まず、柱なしテラスの場合の可動型物干しとの干渉予測がこちらです(再掲)。
    屋根の出は600mmに柱無しテラス_物干しが当たる

    柱なしテラス屋根を阻む既設物干しの絶妙な位置関係 – 外構

    バルコニーに物干し屋根の取り付けを検討し始めた話の続きです。前回は、スッキリとした見た目が魅力の柱なしのテラス屋根にしようと考えたところまでを書きました。早速、ネット系エクステリアショップに現地確認と正式見積もりをお願いしました。ネットの概算の見積もりで、金額感はわかるのですが、やはり現地確認の上、正式な見積もり回答となるようです。我が家は、そんなに特殊な建物ではないはずなので、問題ないだろうと高…

    この場合、

    • 物干しを少し下げないと壁付けテラスが取り付けられない
    • 既設物干しを少し下げる必要があるが、高さを揃えるため、干渉する物干しだけでなくすべての物干しを下げる必要がある(4箇所)
    • 埋めるとは言え、既設の場所のネジ穴が空いてしまう(雨漏りリスク増)
    • 物干しを下げる施工費がもったいない
    • 物干しを下げずに干渉するものだけ横にずらす方法もあるが、物干し同士の間が狭くなり使いにくくなりそう。
    • 物干しを跳ね上げることが出来ないため、水平のままにしておくことになりそう

    という問題がありました。

    では、柱ありならどうなるでしょう・・・・
    屋根の出は600mmに柱有りしテラス_物干しが当たる?
    柱ありタイプですと、物干しの壁面の取り付け位置で干渉することはありません。
    ただし、この図のように物干しを跳ね上げた時に少し屋根に干渉する恐れがあります。
    斜め上に向けて使うことは考えていないのですが、このタイプの物干しは一旦上に上げることで、下にたためるようになっています。この図のように干渉する位置まであげないと下に向けられないようであれば、結局水平のままで固定して使う覚悟が必要になります。

    ということで、柱ありタイプにしたからと言って、既設物干し問題はスッキリ解決というわけではありませんでした。

    大丈夫?話が噛み合わない激安大手の雑なお見積り

    最初に問い合わせたのは、格安エクステリアショップと言えばで有名なエッグスショップ(いちおう仮称)です。ネット経由での問い合わせの迅速な回答も、現地調査のスムーズな手配も全く問題はなかったのですが、受け取った見積もりを見てみると不可解な点がありました。

    以前の記事で書いた通り、柱なしタイプで税込み114,000円、柱ありで88,000円の回答があった内容が、こちらの見積もりと明細です。
    01_柱ありでも既設物干し移設?
    現地調査で、既設物干しと干渉すると通告されたのはショックでありつつ、なるほどだったのですが、見積書明細を見て???となりました。

    説明は、柱なしの壁付けテラス屋根と既設物干しが干渉するという話だったのですが、なぜか柱ありテラスの見積もりだけに既設物干しの移設費用が計上されていました。実は、柱ありタイプの見積もりを同時にいくつかのパターンをもらったのですが、柱ありタイプにはすべて物干し移設費用があるのに、柱なしタイプだけが移設費用がありません。

    期間限定の特別値引きがあったり、金額的にもお得感があったのですが、話が噛み合わない感じがとても気になります。

    ちなみに、現地調査に来た業者は、偶然にも外構検討時に一度連絡したことがある会社でした。
    なんとなく冷たい対応な気がしたので、その後の交信をしていなかったため、勝手に気まずい思いをしていました(苦笑)
    もしかしたら、図面も送っていましたし、名前と住所で先方も気づいていたかもしれませんが、特に何も言われませんでしたが・・・

    その後、何度かやりとりがあったのですが、謎の物干し移設費用や他にも見積もり明細の不明瞭な部分などを問い合わせたものの解決せず、この冷たそうな業者(汗)が施工担当になるのかぁという気持ちもあって、依頼先としては最終的に見送ることになります。

    とはいえ、最安だったら頼んでたと思いますが…(笑)

    最安だったかもなのに見送った業者の念押し

    当初、テラス屋根の予算は10万円ほどがベストと考えていたのですが、エッグスショップの柱あり価格が8.8万円だったので、もう少し屋根を大きくしても良いかなと欲が出ます。

    そこで、ググって見つけたケンコウネット(仮称)という格安エクステリア業者に幅を広げた仕様で見積もりを依頼してみました。エッグスショップに比べると、全く知名度がなさそうなんですけどね・・・

    広げた寸法は、間口を4570mmとしました。エッグスショップの見積もり時の3660mmから910mm分増えています。
    2_5間幅テラス_施工範囲
    右側の吹き抜けへの明かり取りのFIX窓にはかからないぎりぎりまでに止めることにしました。
    これは、テラス屋根の価格を抑える目的ももちろんあるのですが、一階から吹き抜けのFIX窓から見える空の長めが気に入っているので、テラス屋根で開放感を遮ることのないようにしたかったからです。

    この屋根のかけ方なら、壁付けテラス屋根でも左端の物干ししか干渉しないので、そこだけ内側にずらせば良い以前書いた話です。

    この前提で、見積もりしてもらった内容が次の2つです。

    まずひとつ目は、諦めきれない柱なしの見積もりです。
    コウケンネット_柱なし130215お見積書
    なんと、910mmも幅を伸ばしたにもかかわらず、エッグスショップの金額から3000円アップのみの117,000円でした。
    有名なエッグスショップは、激安のイメージがありますが、これはかな割安感があります。

    また、こちらはしっかり既存物干しの移設費用が乗ってるんですが、なんと一式500円!
    エッグスショップの5000円とは含む意味が違うのだと思いますが・・・
    あと、細かいですがルーフ用竿掛けというパーツを800円で付けた場合の価格になっているので、かなり安い気がします。

    次は柱ありの見積もりです。
    コウケンネット_自在桁_130212お見積書
    実は、ここには固定柱タイプで見積もり依頼をしそこない、出幅自在桁での見積もりが届いていまいました。
    出幅自在だけあって、奥行きが1485mmと柱なしより長くなっています。
    その分屋根の面積が広くなったため、柱なしテラスより高くなってしまったのですが、実はこの条件は最安値だったことに後で気が付きます。

    それでも、この業者に頼むのは見送ったのですが、その理由は・・・

    備考に
    「テラス屋根を設置しますと、既存物干しを折りたたむことができなくなります事を、ご了承くださいませ。(屋根と物干し先端部分が干渉いたします」と断定的に書かれていたことにあります。
    前述の通り、柱ありでも干渉する可能性があることは、もちろん認識していたのですが、この時点で断定されてしまうことに決断がしきれませんでした。

    既存物干しを移設した場合の穴のコーキング処理の記載など、本来なら非常にしっかりとした会社で安心できるはずなのですが、この点については何か現場での工夫や、引き続きなんとか使える可能性を排除したくなかった気持ちがありました。

    ピッタリ価格に惚れた決めた

    最終的には、もう一つ見つけてきたエクステリア系のネットショップのサンフリードテラス(仮称)に決めました。我が家のエクステリア(外構)と言えば、新築時に大変お世話になった格安アスカがあります。もちろん、アスカの関野さんにも見積もりを依頼したのですが、今回は残念ながらどの会社よりも安くなりませんでした。
    関野さんもぼやいていましたが、テラスやカーポートなど本体自体を大量仕入れでメーカーから特別な仕切値で入手しているネット系の業者には太刀打ちできないそうです。アスカの場合は、アルミ系のエクステリア建材の価格の割合が少ない場合の施工のほうが安くなりそうです。

    では、どんな見積もりを受け取ったのか見ていきましょう。

    まずは、やはり念の為もらった柱なしテラス屋根の見積もりです。
    サンフィールド_ルーフタイプ柱なし
    同じ仕様のケンコウネットに比較して1000円安くなりました。
    ケンコウネットの見積を見せたわけではないのですが、ほぼ同じ金額が出たことで、このあたりが最安価格のように思います。

    続いて、ケンコウネットと同様に柱あり出幅自在桁での見積もりももらいました。
    サンフィールド_柱あり_自在桁見積
    こちらは、ケンコウネットよりも2000円高の122,000円になりました。
    ということは、柱ありだとケンコウネットのほうが最安ということなのですが・・・

    サンフリードテラスには、柱あり固定柱の見積もりも依頼していたんです。
    その見積もりがこちら・・・
    サンフィールド_柱あり固定テラスタイプ4尺
    Wow !!!
    なんと、想定していた予算の10万円ピッタリです。

    しかも、施工条件には変わりがないものの、ケンコウネットのような既設物干しが折り畳めなくなるという断定的な念押しがありません。

    納得の金額と、物干しの折りたたみ維持が出来ることに一縷の望みをかけて、サンフリードテラスにお願いすることになりました。

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