[後編]12年前に建てた我が家の資金計画は今ならどうなる

    奇跡の資金計画

    我が家の資金計画が今だったらどうなるかを考える後編です。

    前回は、実際に売りに出ている土地の価格と、アコルデの建築費に当てはめて、土地建物の価格と付帯費用を算出してみました。

    これだけでも、総額で1,500万円〜1,900万円ほど違いが出ているのですが、今回はもう少し細かな部分と最終的な総額を見ていきます。

    火災保険も約1.5倍

    我が家の資金計画書では、家を購入するのに必要な手続き関係を諸経費としてまとめています。
    住宅ローン申し込み手数料が消費税の増税(5%→10%)で変わった以外は、登記費用や地鎮祭の相場の違いはわからないので、手を入れていません。上棟式だけ、お土産の相場も上がっているかもなので1.5倍にしておきました。

    唯一、この中で大きく変わっているのが火災保険料です。

    そもそも、2012年の時点で水災保証付きで35年分の火災保険で約20万円は格安だったと思うのですが、おなじセコムで見積もりしてみると、約31万円となりました。

    当時は、建物1,400万円の保険金額だったのが、建物2,170万円での保険金額になるので、これだけでも単純計算で約1.55倍になります。

    念の為、セコムのホームページでの試算してみた結果は、このとおりです。

    セコム安心マイホーム保険 オンラインお見積り・ご契約手続き

    建物の保険金額(1400→2170万円)の変更以外は、2012年当時と同じ条件ですが、現在は35年契約が出来ないため、年額8,110円の35年分(283,850円)と、5年分の地震保険料(26,910円)を足して、310,760円としました。

    火災保険料は、この12年の間に何度も値上がりしたイメージでしたが、建物価格の違いが実質的な金額の違いに影響しているだけのようです。実際、当時と同じ1400万円の建物価格で試算すると、当時とほぼ同じ保険金額でした。

    (といっても、当時の価格で建てられるわけで予算アップには違いないのですけどね)

    ブレが大きそうなその他項目

    最後にその他の項目です。

    Screenshot

    エアコンは、2012年入居当時は引越し前に使っていたエアコンを移設して費用がかからなかったので、同じ条件でゼロにしています。(後日エアコンを追加していますが)

    まず、1つ目に当時の予算を大きく上回りそうなのが、カーテンです。
    当時は、オーダーカーテンを一階と寝室のカーテンに絞って約15万円にとどめ、子供部屋をニトリの既成品を活用することで、トータル約17万円で収まりました。2012年当時でも、30〜40万円ほどの見積もりを受け取ったこともあるので、かなり安く済ませられたほうだと思います。

    この価格は、1万円カーテンのカーテンDo!のおかげで実現できたのですが、残念ながらカーテンDo!は破産して閉店してしまいました。

    オーダーカーテンも確定Do!

    こんな価格帯は、もはや今では他の会社無理かもしれないと思ったのですが、当時からカーテンDo!とよく似た「1窓1万円」のシステムの、ジャストカーテンのサイトを見てみると、下記のような実例がありました。

    ジャストカーテン オーダーカーテンのお見積り実例

    窓の数や仕様がかなり違いますが、単価を見る限りカーテンDo!に近い金額にできる可能性はありそうです。
    ただし、当時もジャストカーテンから見積もりをもらったときに、なぜかカーテンDo!よりも意外に高かったので、約1.5倍で計算しています。

    続いて、ベッドの価格も調べてみました。
    我が家は省スペース性とコストパフォーマンスを重視して、無印の脚付きマットレスベッドを選んだのですが、当時目指していた家族4人分で10万円以下の予算に対して、無事92,912円に収めることができました

    当時は、夫婦用にポケットコイルタイプを選びつつ、子供用には少し安いボンネルコイルタイプを選んで節約できたのですが、現在の無印のラインアップだと、ポケットコイルしかないようです。

    下記の通り、定価32,900円なのですが、床下26cmタイプの脚に変更すると34,900円になるので、これを4人分で139,600円になります。結局、このベッドの予算もおおよそ1.5倍になっています。

    続いて、金額は大きくないのですが、当時との価格に驚くのがこちら。

    そろそろIKEA

    IKEAのポエングが、フレームとクッションを加えても、なんと4,990円の時代でした。

    当時のクリーム色のクッションはなくなってしまいましたが、現在の最も安いタイプでもこんな価格帯です。

    IKEA ポエング

    すっかり2倍ですね。
    それでも、家具屋で同じような家具を買おうとすると、もっと高かったりするのですが…
    ちなみに、私はずっとこのポエングを愛用してきていたのですが、クッションがかなり傷んできたことと、ちょっと嵩張るのが気になっていたので、一回り小さなリクライニングも可能な座椅子に昨年買い換えました。
    とても快適に利用しているので、気が向いたらまたブログで取り上げます。

    その他項目のなかで、最も増加幅の大きそうなのが樹脂デッキです。
    我が家の庭の樹脂デッキは、おおよそ幅7200x奥行1800のサイズなのですが、エクスショップオリジナルの樹脂デッキで概算見積もりを確認してみました。

    こちらのマージウッドデッキがエクスショップオリジナルで、最も低価格な商品になります。

    exshop

    こちらの、幅2.0間(3,651mm)の奥行き6尺(1,820mm)で見積もりすると、税込み178,400円になりました。
    今と同じ寸法にするには、これを2セット必要なので、356,800円となることになります。

    Screenshot

    当時は、幅3,600×奥行1,800円でユニディで99,800円で販売されているのを見て、少し怪しいと感じていたのですが、無事問題なく付けてもらえて本当に助かりました。

    先着5名は本当だった!大特価で竹樹脂デッキ買うなら・・・?

    この99,800円の竹樹脂デッキを2セット購入したのですが、それでも合計214,300円だったので、あらためて出血大サービスだったのだと実感します。

    竹樹脂デッキ契約!

    妻とは、絶対二度とこんな価格で樹脂デッキは取り付けられないので、大切に使おうと話をしているところです。

    資金計画書全体で比較する

    最後に、ここまで検討してきた内容を一つの資金計画書として全体で比較してみます。

    土地値が42坪で2500万円の場合は、総額で約1680万円の増額。土地値が33.5坪で2800万円の場合は、総額で約1986万円の増額となりました。細かくご説明しなかった部分(主に緑の文字)は、根拠なく約1.5倍の金額を入れています。

    ローコスト志向の我が家の志向性や、アコルデの標準価格でもこの金額ですから、ハウスメーカーや高性能・高級志向の工務店で建てられる場合は、さらに軽く1000万円ぐらい増えそうな気がしますね。

    最近のブログ村やXの家アカの皆様の傾向を見ていると、ブロジョアジーな方々が多い印象だったのですが、本当に注文住宅は相当余裕のある方でないと難しい選択肢になってきたのでしょうね。

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