成長の早いシマトネリコは、更新を繰り返した結果、何本もの細い幹による株立が実現出来ています。
一方で、隣に植えた成長の遅いオリーブはシマトネリコの樹勢に押されがちで、ひこばえもなかなか生えてこないので、株立にできる気配がありません。
なんとか、今の幹を活かして大切に育てつつ、なんちゃって株立にできないかと取り木にチャレンジしてみることにしたお話です。
貴重な次世代の幹が突然立ち枯れ
2024年5月の我が家のオリーブの様子がこちら。
今年も無事冬を超えてくれたのですが、実は左側のシマトネリコの枝と葉がかなり進出してきていたので、ちゃんと日が当たるよう、シマトネリコをかなり検定しました。
ただ、残念なのが、オリーブの株立を実現すべく貴重な次世代の幹として期待がかかっていた、この幹が突然立ち枯れしてしまいました。これは、後ほど判明する悲しい出来事の予兆だった可能性が高いのですが、このときは知るよしもありません。
この幹が枯れてしまったので、悲しみを埋めるべく取り木にチャレンジしてみようとなったわけです。
取り木にチャレンジする理由
以前、実はオリーブの挿し木にチャレンジしてみたのですが、全く芽が出ず枯れてしまいました。
といっても、かなりいい加減な方法だったので、失敗すべくして失敗したのだと思いますが。
挿し木の他に取り木という枝の皮を剥がして、そこから発根させて苗を作る方法があります。
なんとなく、敷居が高い気がしていたのですが、枝に付いたままのほうがうまくいきやすいのではと考えました。
まず狙ったのは、この枝です。
取り木にちょうど良さそうな太さです。
さらに、こちらは葉が付いている枝が一本だけですが、保険でこちらもやってみます。
枝の皮を剥がす
まず、狙った枝の皮を剥がします。
枝の両側の全周にカッターで切れ目を入れてから、切れ込みを入れると簡単に剥がれました。
こんな感じでツルンと剝けます。
さらに原理はよくわからないのですが、針金を巻く方法があるらしく、これも試してみます。
巻いたら、こんな感じで畳んでおきます。
もう一方は、あえて曲がっている部分を剥がしたのですが、問題なく簡単にツルリと剝けました。
こちらも針金を付けます。意味は全くわかっていません(笑)
水苔で巻く
ダイソーで調達した水苔を水に付けて準備します。
200円で、めちゃめちゃ量があるので、とても使い切れそうにありません。
近くのダイソーで「水苔ありますか?」と聞いたら、「ミズゴケ?」と、とっても冷たい対応をされたので、あきらめて他のダイソーに探しに行ったらあっさり見つかりました。
店員さんも100均の製品を全部把握しきれないでしょうから、仕方がないと思うのですが、もうちょっと優しくしてほしい(笑)。そもそも、「ミズゴケ」って何って人だったので、困惑したんだろうと思いますが。
水分をたっぷり含んだミズゴケをラップに包んで、こんな感じでガムテープで固定します。
もう片方の方が、二回目なので上手にボンレスハムのように巻けました(笑)
このままにしていたら、鳥に何かの肉に勘違いされてついばまれそうです(笑)
なので?完全に見えないようにガムテープで全体を塞いでしまいます。
こんな感じで二箇所取り木の処置が完了しました。
本当は、取り木の枝は、もっと葉を剪定した方が良いらしく、ご存知の方が見ると、まず失敗するだろうと思われそうです。
しかし、実はこのオリーブは、それどころではない問題を抱えていて、想像以上に悲惨な状況を迎えます。
これも、オリーブの栽培に詳しい方は、想像がつくと思いますが・・・
続きます。
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