リビング階段の後付扉を断念した理由と一縷の望み

    リフォーム

    リビング階段の後付引き戸を付けたくなったら、スイッチの取り付け位置に悩まさることになったという話の続きです。

    色々考えましたが、タイトルの通り、結局後付引き戸の取り付けは断念することになりました。
    諦め_断念_beanie-2562646_1920
    [まくとぅそーけーなんくるないさ]

    実は、建築当初に、もしリビング階段が寒いと感じても、この間取りなら後付引き戸を簡単に付けられるだろうと考えていたのですが、完全に考えが甘かったです。

    まぁ、めっちゃ頑張れば、色々方法はあるんだと思いますが、最小限の工事でやろうと考えると厳しいということですね。
    うーん。将来を予見するって、本当に難しいですね。

    ということで、今回は断念する決め手になったポイントについてご紹介したいと思います。

    洗面脱衣場のスイッチと干渉する

    今回の後付引き戸のことをアコルデに相談すると、速攻で我らがレジェンド現場監督の鈴木専務から連絡がありました。
    早速、色々調べてくれたようなのですが、引き戸の袖壁に付いているスイッチと後付引き戸が干渉するので、スイッチの位置の変更が必要と言われてしまいました。

    ガーン

    これは全く予想外でショックを受けました。自分で寸法を測った限りでは、スイッチの横のスペースが十分あるので、スイッチを移動しなくてもギリギリ大丈夫なのではと踏んでいたのです。

    しかし、同等の壁スペースに予定していたスイッチを移動しなければならなくなった、新築当時の実績を考えれば、確かにスイッチを残す余裕がなさそうなことはわかります。なんだか、当時も同じ指摘を鈴木専務にされたわけで、デジャブな感じでした。

    スイッチの取り付け位置と引き戸の関係

    リビング階段に扉を付けたくなった話の続きです。全開の最後に階段のスイッチの位置に困ったという話がありましたが、実はもう一つスイッチに絡む問題に悩まされることになります。実は、その悩みは建築当初の仕様変更が原因として絡んでいました。注文住宅の建築後にコンセントの取り付け位置で後悔があったなどの話はよく聞きますが、スイッチの位置はあまり聞かない気がします(コンセントに含まれているのかもしれませんが)。意…

    でも、扉の幅を測ると、スイッチ横の壁に収まりそうなんですよね・・・・
    建築の寸法の考えかたって、本当に難しい・・・

    図面で見ると、こんな感じ。
    洗面脱衣場の扉の位置がスイッチに重なる

    写真で見ると、このくらいまで扉が来るのかもしれません。
    IMG_6464_スイッチが隠れる
    [壁のプリントは次男のお勉強関係です。高校受験頃からあちこちに貼りまくってます(笑)]

    鈴木さんからは、スイッチの場所をどこに移動するのかを相談されましたが、やはり出入り口付近にはもう付けるところがありません。洗面脱衣場の奥に付けるしかない感じですが、ちょっと不便過ぎますね。

    まぁ、照明と換気扇のスイッチだけなので、照明をセンサータイプにしてしまえば、出入り口から遠くても問題なさそうですが、ちょっと工事が面倒そうです。現在のスイッチを外して目立たないように出来るかどうかも心配ですしね。

    それにしても、このスイッチくん、なんだか行き所がなくて不憫ですね・・・・

    手摺の下地問題

    もう一つの問題、手摺の移動に関しても鈴木さんに聞いてみました。移動するには、移動先に下地がないといけないのですが、もし入ってなければ石膏ボードを剥がして下地を入れる必要があるようです。
    ちょっと、それは大事すぎますね。これも綺麗に復旧できるのか心配ですし・・・・
    ただ、もしかしたら壁の裏側は、先日取り上げた収納なので、収納側の壁から穴を空けるのであれば、表面からの工事よりも仕上がりの心配はしなくて良さそうですが。

    念のため、建築当時の写真をあさってみると、こんな写真がありました。
    下地がない_IMG_0534-2
    どうやら、やはり下地は手前にしかないようです。

    取付後の関係でみると、このあたりです。
    手摺取付後_IMG_0576-2

    当時、ここまで写真で確認したわけではないのですが、壁を叩いて下地がなさそうとわかった時点で、「あぁ、もう大変そうだしやめとこかな」と心が折れました(苦笑)

    もしかしたら、手摺はなんとかなったかも?

    当時、写真まで漁らなかったので、気が付かなかったのですが、上記の説明を書いていて、気づいたところがあります。

    確かに手摺を移動したい場所に下地はなさそうなのですが、手摺の末端から二つ目の金具の場所には止められていたわけなので、そこまで手摺をずらすことはできそうです。たぶん、下地か間柱の部分に止める感じですかね。

    そこまでずらせば、引き戸よりも階段の内側に手摺が入ってくれることになりそうです。
    引き戸_修正前と修正後_IMG_4911
    この写真の通り、下のフローリングのラインより右側に手摺が収まっていれば、大丈夫そうなので。
    この点には、断念した時点で気づいていませんでした。

    ただし、末端部分の金具はいいのですが、二番目の中継用(?)金具の場所は、おそらく下地がないんですよね。
    リビング階段_手摺_修正前_修正後_IMG_6539-2
    手摺自体が短くなるので、中継がなくても大丈夫かもしれない気もするのですが・・・・

    やっぱり、下地を付けるために石膏ボードを剥がすしかないかなと思っていたら、望みがありそうなところに気が付きました。
    中継地点_IMG_0534
    確かに下地はないのですが、途中に筋交いがあるんですよね。
    位置的には、二段目の階段の上あたりにあるので、二つ目の金具をそのあたりに移動すれば中継の固定ができそうな気がします。

    ということで、手摺の問題に関してはクリアできる可能性があります。

    残る問題は・・・

    ということで、スイッチや手摺の問題もあり、思ったより影響範囲が大きいので、残念ながら鈴木さんには今回は見送りしますとお伝えしました。リフォームって、ほんとう簡単ではないですね。

    一応、状況を整理しておくと

    • 引き戸のスイッチは、照明をセンサータイプにして内部に移動する方法がある。しかしスイッチ箇所跡が心配
    • 手摺は中継金具を筋交い位置に固定できれば、なんとかなりそう。ただし、外した跡がどうなるか?
    • 階段開口部に垂れ壁が必要かどうかは未確認。あまり鈴木さんは問題視してなかったような。
    • 階段のスイッチ位置も移動が必要。これは出来ると思うけど、手摺移動跡の処理も含めてどうなるか・・・

    という感じで、覚悟次第で出来ないことはないかなという感じではあります。

    次回、もしやっぱりやりたくなった時のために備忘録として役に立つかな?

    ちなみに、後付引き戸をやめた代わりに追加で施した冷気対策がありますので、それはあらためてご紹介しますね。

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