スイッチの取り付け位置と引き戸の関係

    リフォーム

    リビング階段に扉を付けたくなった話の続きです。

    全開の最後に階段のスイッチの位置に困ったという話がありましたが、実はもう一つスイッチに絡む問題に悩まされることになります。実は、その悩みは建築当初の仕様変更が原因として絡んでいました。

    注文住宅の建築後にコンセントの取り付け位置で後悔があったなどの話はよく聞きますが、スイッチの位置はあまり聞かない気がします(コンセントに含まれているのかもしれませんが)。
    cables-1080569_1920_スイッチ

    意外にスイッチの位置も、よく考えておいたほうがよいことを痛感しましたので、そのへんをご紹介しようかと思います。
    まぁ、後で起きることを全て予見しておくのは難しいですけどね・・・

    いざリビング階段に扉を付けたくなった時になって頭を抱えたこと – リフォーム

    年末に書いたリビング階段からの冷気のお話の続きです。前回、後付の引き戸をリビング階段に付けることを考え始めたことを書きましたが、実際引き戸の後付ってどうなるんでしょう?調べてみると「アウトセット引き戸」というキーワードが出てきました。通常、引き戸を取り付ける場合、引き戸が収まるように壁厚を薄くしておく取り付け方が一般的です。しかし、今回のように既にある開口部に取り付ける場合、壁を薄くするわけにはい…

    引き戸を多用するとスイッチ位置の確保に苦労する

    いきなり関係なさそうな話に飛んですみません。我が家は、設計時から洗面脱衣室のスイッチ位置を変更したんですが、これが今回の後付引き戸の取り付けに悩む要因となりました。

    このスイッチ、当初は玄関ホールからダイニングを隔てる引き戸の脇に若干の壁スペースがあったため、ここに付ける設計になっていたんです。
    しかし、木工事が進んでしばらくして、このときも現場監督の鈴木さんから、こんな連絡がありました。
    「まっしんさん、図面の引き戸はもうひと回り幅広のものにしませんか? 玄関ホールからの入り口なので、広いほうがよいと思います。ただ、洗面脱衣室のスイッチを付けている壁スペースが、扉の幅が広くなるとなくなるんです。洗面脱衣室の引き戸側の壁にスイッチの位置を変えてもいいでしょうか?」

    言葉ではわかりにくいと思いますが、図面で見るとこんな感じです。
    設計時からスイッチ位置が変更
    変更先の壁は、片引戸の袖壁のため壁厚が薄いのですが、コンセントスイッチボックスを省けば付けられるそうです。
    設計時にも、アコルデの岡本社長から、ここにスイッチが付けられることは、説明してもらっていたのですが、見送ったんですよね。というのも、ここには換気扇のスイッチも付くので、風呂上がりに引き戸を少し空けて手を伸ばして操作出来る方が良いかなと考えていました。袖壁部分に付けると、引き戸を全開してからでないとスイッチの操作が出来ないんです。

    じゃぁ、洗面室内にスイッチをつければと思うのですが、ユニットバスの扉や引き戸があるため、スイッチを付ける壁がないんです。引き戸の場合、特に壁を使えるスペースが減るのですが、こんな悩みが発生するとは思いませんでした。

    あと、家族で暮らしていると、シャワーを浴びている間に誰かがご丁寧に洗面室の電気を消してどこかに行ってしまって困った経験もあるんですよね。まぁ、家族だから気にしなくてもよいかもしれませんが、風呂上がりに照明を付けるために裸で引き戸を全開して出てくるのも間抜けだなぁと(笑)

    でも、しかしホールの引き戸を広くするというのは、是非取り入れたい提案だったので、結局スイッチの位置の変更も含めてお願いしたんです。

    完成写真で見る引き戸とスイッチの位置

    前述の図面からの仕様からの変更の結果どのようになったか、引き渡し直後の写真で見てみます。

    こちらが、問題の引き戸部分の写真です。
    IMG_4349_洗面脱衣場引き戸のスイッチ
    図面とは異なり、左に寄せた引き戸が、ほぼ壁の端までくっついており、スイッチを取り付けられそうな壁のスペースは全くありません。

    補足するとこのようになっています。
    IMG_4349_洗面脱衣場引き戸のスイッチ2
    正直、ここ以外にスイッチを付ける方法はないと思うのですが、このスイッチが後付のアウトセット引き戸の取り付けの一つのネックとなってしまいました。

    って、この写真見ればもうわかりますよね〜

    引き込み戸だったらどうなったかな?

    ちなみに、当時予算の関係で採用することは、まずなかったと思いますが、引き込み戸タイプにしていたらどうなったかなと考えてしまいます。

    引き込み戸は、壁の中に扉が納まるタイプの引き戸です。
    引き込み戸_すっきり
    壁が出来ると収納スペースにするなど、有効活用が出来るのですが、この壁にスイッチって付けられるのかな・・・
    片引戸の袖壁よりも更に薄そうですが、壁をふかしてもらうことで付けられたような気もします。
    そうすると、スイッチの位置はそのままで行けたかもですね。

    ガラス付きの引き込み戸は、もしかして難しいかもとも思いましたが、ちゃんとあるんですね。

    引き込み戸ガラス

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    ということで、引き戸を多用するかたは、スイッチの取り付け位置はよく考えておくことをおすすめします。

    で、後付の引き戸取り付けとなんの関係があるかですが・・・長くなってきたのでまた次回にさせてください。

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