[イエマガ更新! 家づくり日々勉強]階段途中エアコン取付け時に抜けていた視点

イエマガ

イエマガ 家づくり日々勉強連載の更新のお知らせです。

前回は電気料金と一階リビングに付けたエアコンに関するお話でした。

エアコンクリーニングのこともご紹介したんですが、これやったのは昨年なんですよね。
2年毎にやる人が多いと聞いたので、来年やったほうが良いのかな(汗)

次回は、昨年と今年の夏にフル稼働していた2.5階のエアコンも、そろそろクリーニングしたほうが良さそうです。

ということで、今回はその2.5階の階段に取付けたエアコンとコンセント増設のお話を、あらためてイエマガ記事にしていただきました。

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自動モードだとすぐ休んじゃうのよ@craftbeermaniaさんによる写真ACからの画像

エアコン一つで家全体の空調をまかなうということは?

今年は10月に入っても、まるで夏が戻ってきたような気温まで上がったりしてますが、9月以降は、2〜3回程度の冷房稼働で済んでいます。
やはり、この時期の湘南の気候は心地よく、窓を空けて家に風を通して気持ちよく過ごせることが、とても気に入っています。

さすがに今年の冷房運転も、もう終了かなと思いつつ、今回の2.5階エアコンの記事を整理していて、感じたのが計画の詰めの甘さですね。

わが家の建築当時は、ハウスメーカーや住宅ブログなどでも、現在のようなUA値・C値などの数値で性能を語られる機会が少なく、外張り断熱だから温かいなどの工法でアピールされる傾向でした。(もちろん熱貫流率などの数値は書類に書かれていましたが)

特に、印象的だったのが、外張り断熱推しのハウスメーカーのモデルハウスで、吹き抜けの高い部分に付けたエアコン一台で、モデルハウス全体を空調できているんですよと説明されたことです。

ちょうど、こんなイメージです。(このエアコンどうやってお手入れするんだろう…)

結構広いモデルハウスだったので、当時はかなり驚いたのですが、わが家にも吹き抜けに一台つければ、同じことできるんじゃない?と後々思うようになりました。
というのも、当時アピールしていた外張り断熱の仕様も、結局次世代省エネ基準の断熱性能等級4級をクリアする程度だったはずだからです。
もちろん、外張り断熱ならではの気密性能やヒートブリッジが少なくなるメリットはあったと思いますが、現在高性能と言われている仕様と比較するとわが家とも大差なかったのではと。

なので、家全体とは言わずとも、二階を一台でまかなうぐらいはできるだろうという発想につながりました。

そういえば、外張り断熱ではない家は、家にあらずぐらいの勢いで説明を受けましたが、当時ですから普通にアルミサッシでした。今なら、樹脂サッシでない家は、家にあらずとか言われるんでしょうけど、局所的に物事を見ていてはいけないなぁと痛感します。

で、前置きが長くなりましたが、実際に2.5階の一台のエアコンで2階部屋の空調をまかなおうとして、完全に見落としていたと痛感したポイントは次のとおりです。

  • 一台のエアコンで複数の部屋の空調をまかなうには、各部屋のドアを空けておく必要がある。在宅勤務時等、扉を閉めて部屋を使いたい時には不便
  • 同等の広さでも日中の二階の冷房の効きは、予想以上に悪い
  • 冷気は思った以上に動かず各部屋に行き届かない。ドアを空けていても区切られた部屋に冷気を送り込むのば、なかなか難しく、一体化したLDKを冷房するのとかなり勝手が異なる。
  • 西向きの大きな腰窓への西日の影響は強烈
  • 一日中、狭い部屋で動作させたパソコンの熱は、ちょっとした暖房器具並
  • 2.5階の高さに設置する場合、配管の長さ
  • 階段途中に付けたエアコンのエコ機能や自動温度調整機能は役に立たない

ということです。

いずれも、当然でしょって話ばかりですね(笑)
ただ、これらがわかっていたら、普通に各部屋にエアコンを付けることを選択していた可能性が高いので、知らないからこそ2.5階エアコンに踏み切れたという意味では良かったです(笑)

エアコン取付けは計画的に

ということで、今回の更新はこちら。

イエマガ 家づくり日々勉強!第59回
エアコン・コンセントの増設工事

とはいえ、わが家も建築当初は、普通に各部屋にエアコンを取り付ける気、満々だったんですけどね。
しっかり各部屋にエアコンコンセントを付けていましたし、太陽光を契約したら全部屋エアコン取付けサービスと言われた時は、ちょっとぐらつきました(笑)

後から、変なところにエアコンを取り付けようとするから、コンセントの増設や取付け場所に苦労したのですが、最初から考えていたら、もっとやりようがあったでしょうね。

その点、Z空調だと、各部屋の扉を閉めたままでも空調できる吹出口を各部屋に付けられるので、いいですね。

ただ、Z空調でも、温度調整は色々苦労があるようで、全館空調って難しいのだなぁと思います。