屋根の耐久性は素材だけで決まらないらしいって話

    メンテナンス

    reogressさんの「屋根の防水シート「ルーフィング」の種類と耐久年数について」というブログ記事を読んで以来、ルーフィングのことは良く考えておけばよかったなーと思っているのですが、今更どうにもなりません(笑)

    我が家は、太陽光でプラス約150万円の収支を皮算用しているのですが、最悪こちらを原資にして屋根リフォームができれば、なんとか埋め合わせられるだろうと心を落ち着かせています(苦笑)

    ということで、今回は屋根の耐久性に関するお話です。

    2373822_s_野地板
    野地板選びも大事だったのか@KKちゃんねるさんによる写真ACからの写真

    雨を防ぐ屋根材と湿気に耐える仕組みの両面で屋根の寿命は決まる?

    そんなこんな?で、つい屋根寿命の関係する動画が出ていると見てしまう今日このごろなのですが、モリシタ・アット・ホームさんの屋根の寿命を伸ばす最大のポイントという動画の切り口がちょっと響きました。

    確かに、どうしても屋根材やルーフィングなどの材料の性能に注目してしまいがちなところ、屋根の寿命は材料以上に換気が大事というお話です。
    いゃぁ、それだって常識でしょうと思われそうですが、換気に加えて野地板12mmを24mmの厚みにするのがお勧めという話は初耳でした。野地板も結局材料の話なんですけどね…

    モリシタアットホーム

    何が目からウロコって、野地板には湿気(場合によっては雨漏れも)が来ることを前提にして、通気による乾燥も加えて少しでも木材(野地板)の寿命を伸ばそうという考えかたなんですよね。

    これでハッと思ったのですが、私はアスファルトルーフィングの寿命=屋根の寿命と思っていたこと。
    いゃ、もちろんルーフィングの寿命がすぎるとリスクは高くなるんですが、実際の耐久性は単体の材料だけの問題ではないモノの見方を学んだ気がします。

    あと、当時野地板施工の太陽光の設置にさんざん悩んだので、野地板を厚くするという選択肢があったと知ってたらかなり悩んだかも。

    とはいえ現在、私が、アスファルトルーフィング940を改質アスファルトルーフィングにするのと、野地板を24mm厚にするのとどっちを取るかと問われたら、まずは前者を選んでしまいそうですけどね(苦笑)

    ちなみに、モリシタ・アット・ホームさんの動画は、得られる知識が有益なのももちろんですが、なんだか温かい気持ちになれるので、とてもお勧めです。

    屋根も通気下地屋根工法ってのがあるらしい

    屋根の乾燥が大事って話で、少し調べてみると、屋根にも通気下地工法ってのも出てきてるんですね。

    屋根断熱でも、野地板の内側に通気層を設ける方法があるのは知っていましたが、屋根材とルーフィングの間を通気させる方法が出ているとは知りませんでした。

    モリシタアットホームさんお勧めの湿気を通すタイベックルーフライナーを使う場合、屋根材と下地の間の通気層が必要ということだったので、まさにぴったりな工法のように思います。

    今では、外壁通気工法はどこでも当たり前になりましたが、屋根の通気下地工法も将来普及してくるのでしょうか。

    とまぁ、我が家は屋根の全面リフォームをしない限り心配しても仕方ないのですが、乾燥が一つの対策になるのなら、屋根裏に換気扇を付けて換気を強化するって対処は少しでも寿命を延ばすのに有効な気がします。

    実際、換気扇が必要かどうかは屋根裏に登って野地板の様子を定期的に確認しながら考えようかなとか思っているのですが、これが出来るのは我が家の一つのメリットでした。

    我が家は天井断熱だったのは良かったのかも

    家づくりプロの意見は面白く勉強になるのですが、視点によって受け止め方が本当に難しいなぁと思います。

    例えば、こちらの動画を見ると、なんとな〜く、天井断熱は基本的にだめなんじゃないかという気持ちになるんですよね。
    いゃ、ほとんど説明されていることはごもっともなことばかりです。

    でも、今回モリシタアットホームさんの動画を見ていて思い出したんですが、以前一級建築士ノリサ住宅相談室さんが、動画のどこか(すみません見つけられませんでした)で、野地板の点検が出来るという意味では、天井断熱のほうが有利と、確か言ってました。

    確かに、天井断熱の我が家はこのように天井裏に上がれば、自分でも野地板の様子が見られます。
    IMG_1329.jpg
    ルーフィングの耐久性は心配ですが、野地板の実際の劣化状況を確認できるのは安心でせめてもの救いです。

    小屋裏収納があるため、全ての野地板を見ることはできませんが、劣化度合いの目安にはなりますね。
    つい最近も天井裏に上がる機会がありましたが、特に変化はありませんでした(写真撮っとくんだった・・・)

    ちなみに、我が家は袋入グラスウールの天井断熱ですが、アコルデのセルロースファイバーを選んだ方であれば、もきち先輩が公開しているとおり天井にしっかり吹き込んでくれるので断熱気密面でも安心だと思います。

    一級建築士ノリサ住宅相談室さんには、後付の太陽光を建築会社とは別の会社にお願いした場合の漏水リスクをボロクソに言われている(苦笑)なのですが、幸い我が家は垂木施工だったので長持ちしてくれることを信じながら、定期的に屋根裏を点検するしかないですかねー

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