その後の北面外壁と外壁の縦筋が重要とひと目で分かる写真

    メンテナンス

    以前10年目の北面サイディング外壁のコケ洗浄をしましたが、そこそこ綺麗になったことに満足して、すっかり忘れてしまっていました。

    先月、ふと思い出して撮影した写真と一緒に、とある建売住宅の外壁の汚れに興味深い傾向があったのでご紹介します。

    外壁コケ洗浄の約7ヶ月後の様子

    あらためて、我が家の北面外壁の様子の振り返りです。

    築10年目となる3月の北面外壁は、このようにコケが目立つ状況でした。

    9年目の北面外壁とアイリスオーヤマの高圧洗浄機SBT-411がパーツ拡張できるかもな話

    当初、高圧洗浄機を使うことを考えたのを改め、噴霧器を使って洗剤を噴霧した結果がこの状態です。

    10年目のDIY外壁コケ洗浄の結果やいかに?

    洗剤を噴霧したのが3月で、この写真は5月の状態です。かなり綺麗にはなったのですが、よく見ると、なんとな〜く、うっすら煤けた汚れが残っている感じがします。

    そして、11月頭の状態がこちら。

    時間帯と日の当たる角度が違ったからかもしれませんが、5月の印象よりも更に綺麗になった気がしました。

    カビ取りの薬剤が時間の経過で効いたのでしょうか?

    実は、コメントでもアドバイスいただいていた、オスバンSを購入済みで、追い噴霧することも考えていたのですが、これならしばらくは大丈夫なようです。

    10年目で、この綺麗さであれば我ながら上出来だと思います。

    同じ並びの建売住宅でも全く外壁の汚れが違う理由

    自宅の外壁のことを考えていたら、とある建売住宅の外壁の汚れ方が、同時期に並んで建った家ごとに全く汚れかたが異なっていたことを思い出しましたので、ご紹介します。

    このように同時期に分譲した4軒の建売住宅なのですが、それぞれ外壁の汚れ方に結構違いがあるんです。

    今回注目するのは、北東を向いている左側の外壁面の汚れになります。2016〜2017年頃に建ったので、築5〜6年と我が家よりもかなり築浅です。

    まず、左端の建物の外壁がこちら。

    右側に光彩が見えるのは、撮影したのが夕方のため西日によるものです。

    サイディングのつなぎ目がわかるほど汚れが出ています。

    建売住宅なので、14ミリ釘打ちサイディングの可能性も高いですが、今ではニチハの14ミリでもマイクロガードは標準です。

    なので14ミリの建売と、我が家と防汚性能は変わらないと思っていたのですが、築5〜6年でここまで汚れは出ませんでした。

    まだ、この時期は機能性外壁ではなかったのかもしれません。

    隣接した建物がなく、風通しもよさそうですが、やはり北面は汚れやすいのですね。

    拡大して見てみましょう。

    この家の外壁の柄をよく覚えておいてください。

    次に左から二軒目です。

    こちらは、更に汚れが酷いです。

    やはり、隣に建物があるから、風通しが悪くジメジメしやすいのでしょうか?

    こちらも拡大してみると、このような横筋の外壁の柄になっています。

    この横筋の柄は、我が家が当時その高級感にかなり惹きつけられて、一時は採用となったものの、断腸の思いで見送ったボルブストーン調の柄を彷彿とさせます。

    当時、ニチハのショールームでもサンプルの取り合いになるほど、人気の柄でした。

    ここまでの結果をしっかり頭に刻んだ上で、よく見ていただきたいのが左から3軒目のこちらです。

    まさに、なんということでしょう! 

    先の2軒と並んで同時に建ったとは思えないほど、全く汚れがありません

    これを見ると、隣との距離による風通しは、あまり関係ないのかもしれません。

    拡大してもこのとおり大変綺麗です。

    この柄を見ると、お気づきかと思いますが、非常に多くの縦の筋が入った柄になっています。

    おそらく、この筋のおかげで雨水が流れやすく、汚れがたまりにくいのが、違いに現れたのでしょう。

    しかし、ここまで差が出るとは驚きです。

    もし、マイクロガードのような防汚機能がある状態で、この差が出ていたとすると、塗装よりも柄選びのほうが重要度が高いのではと思いました。

    最後に、左から四軒目です。

    こちらは、横筋の柄の割には、上の方は、あまり汚れていません。

    ただ、下の方は汚れがそれなりに目立っていて、一番緑色がはっきり見えるので、下のほうは明らかにコケのようです。

    上の方の汚れが少ないのは、最初の2軒にくらべて彫りが浅いからからですかね。あくまで根拠の少ない推測でしかありませんが。

    我が家の場合、マイクロガードの機能性で比較的綺麗に保ってくれていたと思っていましたが、もしかしたらそれだけではないのかもしれません。

    外壁の柄の特性が関係しているとしたら、斜めに入った縦の溝が、少なからず雨水の流れ安さに貢献していたりして。

    残念ながら、このケルンストーン調は、ニチハのラインナップの中から消えてしまっています。

    この柔らかい色も柄も気に入っているんですが、不人気だったんですかね。

    ということで、これから外壁を選ばれる方は、このような視点でも外壁の柄を意識してみるというのはいかがでしょうか?

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