コスギ仲介と注文住宅のススメ[30坪の建物が1500万円?]

    不動産会社

    T住宅の後、すぐに某日系アメリカ人俳優で有名な不動産仲介の加盟店にも行きました。ここでは、コスギ仲介(笑)とします。

    商売っ気なく親切な不動産仲介

    実は、コスギ仲介は茅ヶ崎の賃貸を仲介してもらった所で、前回購入を断念したときにも相談してローンの目安などを店長にアドバイスいただいた所です。
    我が家がお金がないと思われているのか、ここのH店長は全く商売っけがなく強引に売り込んで来たりしませんので安心です。(ちなみに今は、この会社の社長です。)

    久しぶりにお伺いして、我が家の状況を改めて説明して何か良さそうな物件がないか相談してみました。
    やはり出てくるのは聞いて来たばかりのT住宅の物件で、他にはめぼしい物件がなかったのですが、色々興味深い話を聞くことが出来ました。

    不動産仲介に相談

    人はつらい思い出は忘れる生き物

    震災の直後は、海側からこぞって家を売りたい人が殺到して大変だった。
    でも、夏頃から海側に戻る人が増えて来て、人間というのは本当に忘れっぽい生き物なんだなぁと。それが長所でもあるとのこと。

    やはり震災直後は、購入を様子見が多かったが、夏頃から活況でちょうど物件がなくなってしまったところ。ちょっと前はたくさん選択肢があったんだけどねぇ。という感じでした。

    建売は薦めたくない理由とは?

    色々他にも話を聞いていたのですが、まっしん家が予算に神経質なので心配になったのか、急に「建て売りはよく気をつけた方がいいよ」と言われました。
    なんでも「本当は建て売りはあまり薦めていない、勧めたくない」んだそうです。

    そういいながら、一枚のファックスを見せてくれたんですが、そこには一棟500万で建て売りが建てられるという内容が書かれていました。
    このチラシは、某パワービルダーから不動産業者向けに建て売りの小規模開発を売り込む内容でした。

    不動産屋さんの気持ち

    建売は、たった500万円で建てられる!?

    「家ってこのぐらい(500万)で建てられちゃうんですよ」とH店長がポツリ。
    写真を見ながら、「最近よく建っているのを見かけると思うけど見覚えない?」と言われましたが、記憶にありませんでした。
    500万で建てた家と土地で3000万とかで売っているってことを知っておいてねということを言いたかったようです。
    だからと言って、土地が2500万円の価値があるのかと言うとそうではなくて、1000〜1500万ぐらいの土地+500万の原価で、その差額が利益になっているようなイメージでした。
    奈良で購入した建売の建物は1400万円ほどの換算で聞いていましたが、これも本当はもっと安かったんだろうか・・・

    仕事が雑で評判が悪いパワービルダー

    このパワービルダーは、かなり評判が悪いらしく、工事に外国人がたくさん入っていて、言葉が通じないためかどうかわかりませんが仕事が雑な上、現場周辺にも色々迷惑をかけることも多いようです。
    後で綺麗になって見えなくなる基礎の工事とかもひどいらしく、あまりに雑な工事に、近所の人が買いに来たお客さんになんとか教えてあげたいと言ってたりするとのこと。

    H店長としても、そうゆう物件を仲介したくないんでしょうね。

    泣いている建物

    建売が分譲すると街並みが崩れて嫌がられるという地主の不満

    地元の地主さんとのつながりも深く、地元愛が強いためか、30坪以下で細かく分譲された建て売りで街並が崩れて行くのも憂いているようでした。
    予算が限られている我が家のような家族には、建売の分譲は非常にありがたいのですが、そのような見方もあるんですね。
    確かに、このあたりでは、建売を見ていると綺麗に30坪程度に分割した物件が圧倒的に多いです。
    おそらく、それ以上広くなるとますます手が届かない金額になるでしょう。
    30坪の床面積で4LDKの建物を建てて、車一台の駐車場を確保するぎりぎりの大きさが30坪ぐらいなのだと思います。
    しかし、30坪の家が細かくて街並みを崩すと思われているとは・・・心苦しいですね。
    細かく分譲する建売

    建売も買えるかどうかわからないのに注文住宅を薦めるなんて

    で、言われたのが、注文住宅がお薦めとのこと・・・

    H店長 「基本的に土地を買って、注文住宅で建てるのがお薦めなんですよ。」

    まっしん 「はぁ・・・・(いゃ、我が家の予算知ってますよねぇ。注文住宅って)」

    H店長 「土地が1500万ぐらいで見つかれば、建物1500万で建てて、約3000万も可能だよ」

    まっしん 「え???1500万で建てられるんですか?」

    H店長 「うちで請けるとちょっと高いから足でるけどねぇ。でも十分建てられるところはありますよ。」

    まっしん 「そうなんですか。注文住宅というのは全く考えてませんでした」

    H店長には、新しい物件情報が出たら教えてもらうようにお願いしてお店を出ました。

    注文住宅の仕様

    まさか、我が家の予算で注文住宅が買える?

    ただでさえ、一体どのくらい融資が受けられるのか、どのくらいまで借りるべきかわからないという状況でまさか注文住宅という考えは全くありませんでした。
    全然調べてもいませんでしたが、何となく建売より遥かにお金がかかるイメージ。

    しかも、一方で建て売りは500万で建てられるのに、注文では1500万。
    これは本当に我が家に取ってお勧めなのか、単なる贅沢ではないのか?と自問自答しながら注文住宅の実態を調べ始めることになります。

    家づくりの予算

      このやりとりがなければ、わが家が注文住宅を考えることはなかったのではと思うぐらい重要な分岐点でした。ただ、建物1500万円で建てられるというのは、間違ってはいないのですが、わが家にとっては大いなる過度な期待を招いた原因でもありました(苦笑)。しかし、この目安があったからこそ、自信を持ってローコストで建てることを追求できたのかもしれません。

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