[オーニング大作戦 Part 2] ブロックに穴を開けて更なるフェンスの強度対策

    外構

    オーニング大作戦Part 2の続きです。

    前回、念願のテラス屋根からのオーニング設置を成功したのですが、課題があると書いたのは、DIYフェンスにかかる強度の問題です。

    元々、フェンス単体でもぐらつきがあって、対策を試行錯誤したり、DIYフェンスにロープをかける際にも、なるべく負荷がかからないように考慮してきました。

    実は、もっと抜本的な対策をすることで、安心してオーニングをかけられる強度にできるのではと考えていたのですが、うまくいくのかと、そもそもかなり大変な作業になることが想像できたので、ずっと敬遠していたんです。

    しかし、折角前回のように理想通りにオーニングを設置できる状態になったので、重い腰をあげてチャレンジしてみたというお話でございます。

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    用途と穴を開けたい素材によって、ドリルの先端が全然違うんですね@RalphによるPixabayからの画像

    すでにフェンスは歪んでいた

    DIYフェンスの強化工事にチャレンジする覚悟ができたので、あらためてフェンスの様子をチェックしてみると、コーナー部分に大きな隙間があることに気が付きました。

    こんな感じです。
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    このDIYフェンスの柱は、太さが40mm x 20mm角の柱をくっつけて、40mm角の柱となります。この写真では、終端用の部材を付けていたのですが、こんなに隙間が空いていました。下に見えるボルトは、この隙間に気がついてから穴をあけて取り付けた直後で、締め付けようとしている途中のものです。

    この、二本の柱を繋げているのは、ボルトをつけるまでは、この上にかぶせている樹脂製のカバーだけでした。
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    ボルトを締め付けると、この通りしっかり隙間が塞がりました。
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    万一、樹脂製のカバーが割れて外れていたら、ここからフェンスが倒れていてもおかしくない状況だったかもしれません。

    施工直後は、こんな感じで、特に隙間があくような様子はなかったので、すっかり油断していました。
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    大きく成長したヤマボウシの影に隠れているのもあって、普段あまり気にかけて見ていないのも、見落としていた理由です。

    あれだけ隙間があくぐらいですから、相当な引っ張る力があったのだと思います。そこで、フェンスの様子を見ると、確かに影響が現れていました。
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    この写真では、わかりにくいので、拡大してみると・・・

    赤い矢印のところが、明らかに右側のオーニングから引っ張られる方向にフェンスが歪んでいるところがあります。

    かなり右側に引っ張られているのがわかるのではないでしょうか。
    実際、この歪みがある部分の柱の上に、オーニングのロープがかかっていました。
    これだけの歪みが起こるぐらいですから、もう少し引っ張る力が強くなるだけで、フェンスが倒れてしまう事態も十分考えられます。

    金具とコンクリートブロックを貫通する穴を空ける

    そこで、まず取り出したのが、DIYフェンス工事にも大活躍した愛用のインパクトドライバと、鉄鋼ドリルです。
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    これは、以前から使い慣れたセットなので、勝手知ったる者なのですが・・・

    実際の穴あけは、予想以上に厄介でした。
    このように、フェンスの土台を支えている挟み込み金具に穴をあけるのですが、鉄鋼ドリルなので、ブロックの寸前で穴あけを止める必要があります。
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    とはいえ、どんなに気をつけていても、ブロックにどうしても鉄鋼ドリルが接触してしまうことは避けられません。
    しかし、鉄鋼ドリルがブロックに接触してしまうと、たちまち切れ味がわるく、先端の刃がもろくなってしまうんです。

    当初、このタイプのドリルシャープナーを買ってマメに研ごうとか、かなり本気で考えたのですが。。。

    構造を見ると、中に研ぎ石が入っていて、ドリルの角度を固定して回すシンプルな仕組みだったので、たまたま持っていた、こんな軸付砥石をインパクトに付けて、試行錯誤である程度ドリルの先を研いでみました。

    すると、そこそこ鉄鋼ドリルの切れ味が回復するようになったので、これでなんとか、凌ぐことができました。刃が研げるようになるまでの、修行時間でかなり時間をロスしましたけどね….

    続いて、取り出したのは、コンクリート用のドリルビットです。
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    この時まで、インパクトドライバには、コンクリート用のドリルビットは使えないと思っていたのですが、インパクトドライバにも使えるタイプが売ってるんですね。コンクリートブロックに穴を空けるには振動ドリルを買うか借りる必要があると思いこんでいたのも、ずっと放置していた理由です。
    白いビニールテープは、どこまで穴を空けるかの目安です。

    こちらをインパクトドライバに、取り付けまして…
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    ちなみに、このキーレスチャック二回ぐらい壊してます(笑)

    先に鉄鋼ドリルで開けた穴の奥のブロックへ穴を開けます。
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    コンクリートブロックへの穴あけは、大変そうというイメージでしたが、意外にあっさりキレイに空きました。
    中に、たくさん粉が残ったままになるので、一眼レフカメラ用のブロアーで吹き飛ばしました。

    購入したものは、こんなのです。ちゃんと、インパクトドライバー対応と書かれています。ブロック、モルタルと書いていても、コンクリート用とは明記していないので、硬いコンクリートには、もしかしたら厳しかったりするかもしれません。
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    ビニールテープ部分は、ちょっと攻めすぎてボロボロになってしまっていましたので、あまり位置決めの意味ないですね(苦笑)

    もしかしたら、こんなことせずとも、一本のドリルビットで一発で穴を開けちゃったりできるんですかね? 無理かな?

    フェンスの土台金具とコンクリートブロックをアンカーでつなぐ

    理想としては、コンクリートブロックを貫通する穴を開けて、長いボルトで両端から締め付けることができれば理想的です。
    以前、テラス屋根の工事に来た業者の方が、自分たちだったらそうすると話をしていたので、そのイメージがあったのですが、流石に12cm厚のブロックを貫通する穴は素人には非現実的です。

    そこで、当初は、ボードアンカーのコンクリート用のようなものを使うのが良いのかなと、想像していたのですが、ホームセンターにこの手の商品が本当に様々あって、かなり悩みました。

    最終的に、選んだのがこちらのアンカーです。
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    最初は、バラ売りで数本購入して試して、うまくいきそうだったので、まとめて購入しました。

    サイズは、太さがM6の長さ45mmです。
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    このように取り付けたあと、飛び出たピンをハンマーで打ち込むと、がっちり固定されます。
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    モノタロウのこの動画が、施工の仕方と固定される仕組みがわかりやすいのですが、やっぱり金具とコンクリート部分を一発で穴あけできるビットがありそうですね。それ知ってたら楽だった….

    取り付けが終わるとこんな感じです。
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    飛び出たアンカーの頭が気になる

    しかし、気になるのが、この突起・・・
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    なんとかビームでも出そうというか、車に面した側なので、洗車などで車との隙間を移動するときに、足を引っ掛けそうです。

    もう少し奥まで、ブロックの中にアンカーを入れれば頭が出ないのかもしれませんが、コンクリートブロックは中が空洞なので、ピンを打ち込んで開いても、固定されない恐れがあります。
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    仕方ないので、金鋸で切断してみたのですが、ステンレスなので、めっちゃ硬い。
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    ここまでくるのに、結構ヘトヘトでした。
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    やはり突起がないほうが安心です。
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    とはいえ、かなり大変なので、こんなグッズを調達しました。
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    付着しているのは、ダイヤモンド(だと思う)です。
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    このようにドリルビットのかわりにインパクトドライバに付けて、サクサクカットできるイメージだったのですが、まったく刃が立ちませんでした(笑)
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    カットするための道具ではなかったようです…orz

    鉄ノコが、刃に持ち手が巻いてあるだけのもので、手が痛くなったので、持ちやすいLENOXの金鋸グリップを購入しました。
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    かなり楽になりましたが、それでも切り落とす作業は、かなり時間がかかり疲れました。

    LENOXで切り取った後です。
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    金具にかなりサビが浮いてきてるので、そろそろ塗装もしなければなりません。。。

    西側のフェンスは、外側が隣地との境界ギリギリで作業しにくいので、こんなところに穴をあけました。
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    手前のボルトのあるところには、もう一枚鉄板が入っており、コンクリートとの隙間も大きいので穴の開けやすいところとして選びました。

    西側は、建物もありフェンスの高さも低くオーニングの力もかからないところなので、この固定でも十分でしょう。

    こちらは、かなり深く埋め込むことができたので、カットしなくてよう、ぎりぎりまで埋め込みました、ナットが半分ぐらいしかかかってないのですが、ピンを打ち込むとちょうどよい高さになります。
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    西側は、こんな感じで樹脂デッキの高さのブロックの上の金具の部分になります。
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    慣れてくると、元々の取り付け方でも深く埋め込んでもしっかり固定できることがわかったので、カット作業が不要になったところもあります。
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    こんな感じで、従来の挟み込みだけでなく、アンカーがしっかり刺さったので、かなり強固な固定になったはずです。
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    あとは、サビの部分をサビ防止剤の含まれた塗料で塗って綺麗にしたいなぁと思ったところ、思わぬところに手を出してしまい、大変なことになります。

    ここで、やめときゃよかったのに・・・

    続きます。

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