[去年の熱帯夜大作戦]重い冷気を二階に上げようとするのは無謀?

    エアコン

    24時間暖房は、とっくに止めましたが、まだ夜になると冷え込む日は暖房をすこしかける日があります。
    今週ぐらいから暖かくなると聞いているので、これからしばらくは空調が不要な快適な気温になるといいなぁと期待しております。

    この冬は、ひとまず現状のエアコン一台で乗り切れることがわかったのですが、若干気が早いものの問題は次の夏です。
    これまで、なんとか真夏でもエアコンのない二階での就寝時は、窓から入る風と扇風機で乗り切ってきました。

    しかし、たまにピタッと風が止まる熱帯夜があるんですよね。
    風さえ吹いていれば、結構夏でも涼しい家なのですが、風が止まるとさすがに扇風機だけでは寝苦しすぎる夜に、何度か見舞われます。雨がふる日なんかも、窓を開けられないので蒸し暑くてつらいですね。

    よく家族も耐えてきてくれたと思いますが、昨夏の熱帯夜に何度かエアコンの効く一階に布団を敷いて雑魚寝すればいいのではという提案が妻からありました。

    それもいいけど、以前から少し試してみたかったことに挑戦したので、その話をご紹介します。

    扇風機と犬
    また暑い夏がくるんやろうなぁ

    一階の冷気を扇風機だけで二階に送るのは無謀?

    実は以前から熱くてたまらない夜になるたびに、「一階のエアコンで二階を冷やせないものだろうか」と考えていたんです。セオリーで考えれば、重い冷気に二階に上げるなど無謀極まりないのはわかっているのですが、同じような質問をする人の掲示板を書き込みで見かけるので、自分だけじゃないんだなと思っておりました(笑)。

    しかし、大抵回答コメントは「二階におとなしくエアコンを付けたほうが良い」など、やらなくても結果は見えていると諭すようなものが多く、実際やってみたような情報は見当たりません(当たり前か)。

    そうなると、逆に実際に確かめてみたくなる気持ちがムクムクと湧いてくるんですよねー(笑)。
    当然、妻も同じように「重い冷気が二階に上がるわけない」と思っていたようですが、あまりに暑い夜だったので、半信半疑で実験に賛同してくれました。

    とはいえ、全く準備がないため、手持ちの設備で挑むことになり、頼れるのは扇風機だけとなります。
    果たしてどのような結果となりますか・・・

    ちなみに、このような勇者もいらっしゃるようですね。

    2階へ送風ダクト実験

    我が家は一階の居間にエアコンがあるんですが、二階には空調がな…

    うーん。流石に、ここまでの気合はありませんでした・・・(苦笑)

    一階から二階に冷気を送る

    毎度のことで本当に情けないのですが、肝心の実験風景の写真を残してないんですよね。何年もブログをやっているのに、ホンマ役立たず!(汗)
    仕方がないので、いつものように3Dマイホームデザイナーでせめて雰囲気を再現してみました。
    一階階段の扇風機2_合成
    一階から二階に冷気を送るといっても、階段の下で扇風機を回す!これだけです(笑)
    大丈夫か???ですよね(汗)

    当然、妻も全力で懐疑的です・・・

    せめて、サーキュレーターでもあればよかったのですが、ひとまず扇風機で手応えがあれば考えようと思っていました。
    そもそも、扇風機では肝心の手応えが感じられないかもしれませんが・・・

    二階の廊下から各部屋に冷気を送る

    続いて二階のタンスストリートです。ここからは、各部屋に冷気を分配するために、部屋の入口に扇風機を配置します。元々部屋ごとの扇風機があるので、数には困らないんですよね(笑)
    そもそも二階に冷気が届いていれば・・・の話ですが。
    タンスストリートの扇風機IMG_1365
    一応冷気は二階に上がっても低い位置にとどまっていると思うので、扇風機の高さで風を送っておけば、上から押し出された熱気が少しでも回ってくれればと考えました。

    二階の暖気を吹き抜けから一階に下ろす

    次は、吹き抜けに接する寝室です。これは、就寝の直前までしか出来なかったのですが、ベッドの上から吹き抜けに熱気を出すために扇風機を設置しました。
    ベッドの写真_IMG_0842
    吹き抜けには下向きのファンがあるので、さらに熱気を一階に下ろしてもらう連携をイメージしています。
    うまく、熱気を下に下ろせれば、階段下の扇風機からの冷気の送り出しもうまく回るのではという考えです。

    結果はいかに?効果と課題

    これまた、きちんと温度でも図って実施前と後の数字で表現できればよかったのですが、記録がございません。すみません(汗)。
    あくまで、主観的で体感的な感想のみになるのですが、効果は十分に感じられました。
    通常、熱帯夜の寝室に入った時点で、こもった熱気で既に蒸し風呂のようになっているのですが、そのような状態は解消されていました。
    ただし、確か就寝前に2〜3時間ぐらい扇風機を設置して家の中の空気を回してからの状態だったと思います。

    また、効果があったと言っても、いわゆるエアコンが効いていると感じられる「涼しい・ひんやり」という状態までにはなっていませんでした。
    それでも、私達は十分就寝には助かる状態だったのですが、これは普段真夏でも扇風機で過ごすことに慣れていたからだと思います。エアコンの冷えかたが苦手な我が家には、逆にちょうどよい感じと思えるぐらいです。
    一般的なエアコンでの「効き」を期待される方の場合だと、全く「効かない」と感じられるのではと思いました。

    寝室ベッド上の扇風機を除き、一階のエアコンと吹き抜けのファンも含めて一晩中動作させていたのですが、一点誤算がありました。

    一階で回していた、扇風機が一定時間で自動的に停止するタイプだったんですよね(確か6時間?)。
    朝方は少し暑くなっていたのですが、扇風機が止まらなければ、もう少し快適だったかも。

    ということで、ひとまずつらい熱帯夜を乗り切る手段を発見したのですが、今年はもう少し抜本的な解決をしなければともくろんでおりまして、こちらも進展がありましたらご紹介したいと思います。

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