ローコスト住宅をディスりすぎな気がする問題

    振り返り

    以前から感じていたことではあるのですが、別の調べ物をしていて、見つけた記事の内容にどうしても「?」と感じたので、こんなタイトルのお話を書いてみようと思います。
    ただし、万一、苦情などがあった場合は、速やかに記事を取り下げるかもしれませんので、あしからずご了承くださいませ(汗)。

    当ブログは、2012年からブログ村の「一戸建 ローコスト注文住宅(施主)」カテゴリーを中心にお世話になっているのですが、かれこれ7年近くなる現在でもお陰様で多くの皆様にご覧いただいているようです。

    あらためて、皆様ありがとうございます。

    元々少ない予算で注文住宅を実現させてくれた、アコルデへの感謝と、注文住宅の楽しさの興奮を書き記すために始めたようなブログでした。
    その後、住み続けるうちローコスト住宅も意外といいじゃないという気持ちが強くなって来たのですが、世間のローコスト住宅への厳しい目も多いことを実感しております・・・

    しかし、ちょっと、それは極端にローコスト住宅を低く見せすぎなんじゃないの?という情報もあって気になってたんですよね。今回は、たまたま、そんなわかりやすい事例があったので、我が家の実態の比較して違う見方もお伝えできればと思います。

    ローコスト住宅いじめ
    そんなにいぢめないでー

    ローコスト住宅と高性能住宅を比較する記事

    早速ですが、問題の記事はこちらです。

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    大和ハウス|TRY家コラム(トライエコラム)|生涯コストで考える住まい ローコスト住宅と高性能住宅 大事な住宅選び、初期コストで決めてしまっていませんか?

    【ダイワハウスのTRY家コラム(トライエコラム)】生涯コストで考える住まい ローコスト住宅と高性能住宅 大事な住宅選び、初期コストで決めてしまっていませんか?

    違う話題で世間の注目を浴びられている会社の記事なので、このタイミングで取り上げるのはセンシティブなのですが・・・(汗)。ということで、もしかしたら速攻取り下げるかも。

    そもそも、34.78坪のローコスト住宅が2500万円というのが、私の頭には理解不能なのですが・・・(笑)
    更に高い3300万円の高性能住宅が、30年後に約150万円お得だというコスト比較記事です。

    この試算内容自体に関して後述するのですが、たった150万円を得するのに30年”も”かかるというのも気になっていて、これはまた別途取り上げてみたいポイントです。

    2500万円かけて本当にこのスペック?

    まず、このローコスト住宅と高性能住宅の仕様は、次のようになっています。

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    大和ハウス|TRY家コラム(トライエコラム)|生涯コストで考える住まい ローコスト住宅と高性能住宅 大事な住宅選び、初期コストで決めてしまっていませんか?

    【ダイワハウスのTRY家コラム(トライエコラム)】生涯コストで考える住まい ローコスト住宅と高性能住宅 大事な住宅選び、初期コストで決めてしまっていませんか?

    いやぁ、ZEH未対応はともかく、建物価格1000万円ぐらいと言われる建売住宅の建物でも長期優良住宅を取得していたり、耐震等級3を取っていることを考えると、???です。
    しかも、2500万円のローコスト住宅って、住宅展示場にモデルハウスを出しているようなローコストハウスメーカーの想定ですよね?今どき、2500万円も予算があれば、エコキュートや断熱性能ももっと高い仕様を実現していると思います。

    我が家は、31坪とはいえ、2500万円どころか、1500万円以下で建てていますが、オール電化仕様ですし、その後実質140万円ぐらいの負担で6.4kWの太陽光もつけられています。

    ちょっと、この金額設定と仕様の組み合わせは、現在のローコスト住宅とかけ離れすぎているんではないでしょうか?

    我が家の30年の光熱費を試算してみた

    特に金額差が大きいのが、断熱性能と給湯効率の低さとを根拠とした、光熱費です。我が家の断熱性能(UA値)はわかりませんが、結果が全てなので、いままでの実績を元に試算してみました。
    我が家は、壁にアクアフォームを利用はしていますが、アルミサッシ仕様・三種換気で高気密高断熱でもなく、今どきの家からすると、低スペックだと思います。エコキュートや太陽光は、利用していますが、2500万円の設定を大幅に下回っていますので、堂々とローコスト住宅として勝負してもいいですよね。

    早速ですが、試算してみたのがこちら
    電気代予測3

    なんと、30年で若干の25,358円のプラス収支となりました。

    2018年度までが、実際の実績で、その後は予想値です。
    太陽光発電システムの8年ローン支払いを含めても、これまでなんとかプラス収支が続いています。
    買電額は、年々増加しており、今年は95000円ぐらい行きそうかな思うので、これを今後の予想平均値としました。
    8年ローンが終わってから、FIT終了までの2年間は買電が丸々プラスに貢献します。
    売電は、近年盛り返してきていたのですが、今年は天気が悪い日が続き少し、成績が落ちているので、これまでの平均より少なめの年間30万円で見積もってみました。
    FIT終了後の売電価格は、kwhあたり8円で見積もっています。

    さらに、水道代は年間3.5万円が平均なので、35,000✕30=1,050,000円
    1,050,000+25,358=1,075,358円

    が、我が家の30年の光熱費の予想となりました。
    うーん。理由があると思いますが、8,070,300円とは、かなり違いがありすぎます・・・

    比較表をアップデートしたら700万円以上・・・

    早速、この数字を、元の比較表に反映してみました。
    高性能住宅とローコスト住宅3
    当然ながら、大幅逆転!高性能住宅のほうがトータル773万円ものコストがかかる計算に変わりました。
    実は、光熱費だけでなく、保険部分も変更しています。
    我が家は35年の火災保険を約20万円で加入したのですが、5年目に地震保険の更新に6.3万円かかりました。
    これを30年目まで続けると、約58万円になります。
    別途、家財保険は全国共済を利用しているのですが、年間4,800円で30年続けると14.4万円となります。
    全国共済は、割戻がありますが、あえて計算には入れていません。

    これで、保険は30年で72万円となったのですが、298万円とかなり差がありますね。
    我が家は、省令準耐火構造でT構造の保険料になっているからだと思いますが、それにしても、こんなに差がつくものなのでしょうか・・・・
    また、我が家のようにローコスト住宅でも省令準耐火構造で保険料を節約できるということでもあります。

    ちなみに、建築費や税金の部分は内容の内訳がわからないこともあるので、あえていじっていません。
    実際は、もっと建築費を安くしつつ、我が家と同等以上の仕様は十分実現できると思うので、もっと価格差は出そうですね。

    元記事にある
    『建築時に「見えるコスト」と「見えにくいコストがある!』
    というフレーズは、とっても共感を感じる言葉なのですが、この比較の仕方を見ると、なんだかなぁ〜と感じてしまいました。

    まぁ、高級住宅を売らないといけない立場としては、気持ちはわかるんですけどね・・・

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