間取りを検討していた当初、収納の奥行きは意外に浅いほうがよいという話を聞いたことがあります。
確かに、特に奥行きの深い押入れに上手にものを収納するのは難しいことは、奈良の建売時代から実感していました。
とはいえ、和室に付く押入れは、布団を入れておく可能性もあります。心配なので奥行きは普通の910mmのままにしておいたのですが、やはり布団を入れる場合は910mm必要なようですね。
一方、二階の洋室のクローゼットは、布団を置くことはないので、682.5mmにしてもらったのですが、606ミリにするバターンもあるんですね。
玄関クローゼットに至っては、455mmサイズ(内寸は390mm)です。
服を掛けるには、かなり厳しいのですが、工夫すれば浅い収納も意外に色々使えて重宝しています。
[浅いってこんな感じ?常に整理して収納を美しく保ちたいものですが・・・]
ですが、我が家にはもう一つ、使いこなしに悩む奥行きの深い収納があるんです。
キッチンから離れるとパントリーとは言えない?
当時、キッチン背面にパントリーを配置できる間取りを検討していたことがありました。
玄関ポーチスペースとの取り合いで、パントリーの奥行きを確保できるうまいアイディアを考えついたと思ったものですが、今考えると奥行きを取る必要はなかったかもですね。
その後、キッチンのレイアウトが変わって、背面収納に並べたパントリーを配置するのは難しくなりました。
そこで、階段横にの収納をパントリー代わりにしてはと考えたのですが、妻からは「遠すぎる!」「パントリーには使えん!」と悲しい指摘が・・・
なので、あくまで多目的な「物入」として、使い方は後で良く考えようと思っていました。
パントリーじゃないなら、奥行きは深いほうが良い?
パントリーの奥行きは内寸38cm〜40cmぐらいが使いやすいなんて情報も見かけるのですが、階段横の収納は壁芯〜壁芯で680mmぐらいだと思います。
当初は、パントリーとして使ってもらう想定もしていたので、455mmの奥行きで設計していたのですが、アコルデの岡本社長の提案で奥行きを深くしましょうと言われて、おまかせしました。知識としては奥行きが浅いほうが使いやすという意見も気になっていましたが、正直不安もあったので、この提案にはホッとした記憶があります。
当初は、掃除機や空気清浄機などの大型の家電を置く可能性も考えていたので、奥行きが広いほうが何かと融通がききそうな気がしました。
確かに奥行きがあってよかった!こんな使い方
それでは、実際にどのように、この収納を使っているのか部分的(汗)に御覧ください。
まずは、正面の扉はこんな感じでして・・・・
いきなり視線が下になりますが、この通り!
実は当時から手持ちであった引き出し型の収納が、わりといい感じで収まっています。
右側の縦長ラックは、食器棚を入れ替えるまで、キッチンのレンジラックの横で使っていたものです。
引き出しが、扉の金具や扉などに当たるためまっすぐ引き出せないので、実は使いにくいのですが、なんとか使えているようです。
で、この左側の引き出し何が入っているかというと・・・食品!
パントリー(食品庫)やん!(笑)
上2つは、乾燥食品や調味料などの買い置きスペースとして、下の引き出しはじゃがいもなどの野菜入れになっています。
夏場の野菜の保管などには大丈夫?という心配がありますが、引き出しに通気の穴を空けたり、ダンボール箱を入れたりして、特に腐らせることなく便利に収納出来ているようです。
さらに結構我ながら工夫したのが、左側引き出しの上に置いたホットプレートと、さらにその上に可動棚を挟んで、ホットプレートの鉄板類を置いている方法です。
このホットプレートセットは、実はまとめて立てて置けるのですが、意外にめんどくさい上、縦に置くためのスペースを取るのが難しくて困りました。
そこで、可動棚を工夫してこのように置くことにしたのですが、これは十分な奥行きがあってこそ出来た方法です。
ということで、この収納の下部分は、結構有効に奥行きを使えているのではありますが・・・
取っ手付きの収納は奥行きを無駄にすることになる?
収納の活用が難しいのが、目線より高さが上になるスペースでした。特に妻は背が低いので、高い部分のスペースの利用にストレスがあるようです。当時、このように取手がついた、収納かごを使うと、スッキリ整理されて美しくて良いのではと憧れたのですが・・・
キッチン収納 取っ手付きカゴのインテリア実例 | RoomClip (ルームクリップ)
「キッチン収納,取っ手付きカゴ」が写っている部屋のインテリア写真は5枚あります。Kitchen,セリア,収納,100均,DIY,Kitchen,ダイソー,収納,セリア,100均とよく一緒に使われています。もしかしたら、キッチンカウンター,見せる収納,キッチン,食器棚,整理整頓,シンプルライフ,シンプルインテリア,北欧インテリア,キッチン雑貨,整理収納と関連しています。
この取っ手付きの収納グッズだと、奥行きが浅いものばかりで、この収納の奥行きを使い切らないんですよね。
アコルデが付けてくれた棚板の奥行きで、545mmあるのですが、大抵この手の収納グッズは300〜370mm程度のものばかりなんです。
この写真も家電を置いてるスペースは、結構奥行きがあるように見えるので、上の方は奥のスペースを諦めているのでしょうか?
うーん。これがちょっと悔しいというか、もったいない気がするんですよね・・・
まっしんは、奥行き56cmの布製ストレージボックスを手に入れた!
そこで、色々探しました・・・本当に”奥行き”の深い収納グッズってあまりないんですよね・・・
結構苦労しながら根気よく探した結果、見つけたのがこちらです。
奥行きが56cmある蓋付き収納ボックスなのです。
布製なのですが、芯材がありしっかりしていながら、軽く持ち上げることが出来ます。
高い位置に収納することを考えると、この軽さが重要でして・・・・
こんな感じで入れ込みます。
2つ並んで入りました!
可動棚の高さを調整して、上下ピッタリです。
以前は、結構ごちゃごちゃして見苦しくなっていたのですが、かなりスッキリしました。
頻繁に出し入れするものの収納には向きませんが、このボックスの中は部屋が2つに分かれていて、細かなものをまとめて整理して入れておくのに結構便利です。
おろしてしまえば、上から取り出せるので、奥の方にあるものを取りにくいということもありません。
この収納ケースは、奥行き56cm × 幅30.5cm x 高さ27cmというサイズで、ちゃんと手前に引き出せる取手が付いているのがポイントでした。その上1550円とかなり安い!
探してみると、似たタイプで、奥行き55cm × 幅32cm x 高さ28cmのケースがありました。
こっちのほうが値段が高いだけあって、しっかりしてそうですね。
当時知っていたら、デザイン的にも落ち着いているこちらを選んでいたかも。
ちなみに棚板が足らなくなって、ここで追加のオーダー棚板を注文しました。
このおかげでホットプレート用の高さの低いスペースを作れました。
いやぁ、しかし収納って使いこなすのが難しいですね・・・
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