ハウスメーカーにまかせてコストダウン

    コストダウン

    このお正月休みは、春の旅行の計画にかなり時間をかけてしまいました。
    10年に一度のチャンスで取得できる貴重なお休みを使って、慣れない長期家族旅行の計画を立てたのですが、情けないことにどこにどう行けばよいのやら・・・

    なんとかプランは立てられたのですが、どんな選択肢があるのかの情報収集と、組み合わせのシミュレーションにかなり時間がかかり夫婦でぐったりです(笑)。
    ぐったり

    実感したのは、大手の旅行会社のパッケージプランが、何かと良く出来ていることです。
    もちろん、行き先やルートがはっきり自分で組み立てられる人は、シンプルな格安旅行会社のプランがお得だと思います。
    しかし、情報や知識が不足している我が家には、ある程度誰にでも楽しめる型が提示されているのは、とっても助かりますね。
    何度か、行き当たりばったりで宿泊先だけを決めて現地に乗り込んだものの、あまり効率的に観光できずにちょっと勿体無い思いをした記憶があるので、王道プランに身を任せてみるのも賢い選択かななんて思います。

    このブログらしく、激安旅行会社を利用したこともあるのですが、今回は諸事情により大手の旅行会社のプランから探す必要がありました。このため、いつもどおりに価格重視で旅行会社間で細かく比較して検討することはなかったので、これでも時間を短縮できたのでしょうね。

    てるみくらぶと、秀光ビルドと、みんなのクレジットのことから考える – 番外編

    ローコストにこだわるワタクシとしては、とってもモヤモヤするニュースが立て続けにありましたので取り上げてみたいと思います。2011年7月のてるみくらぶは全く問題なかった現在被害にあっている身中穏やかでない方々にとってみれば、お気楽な内容でお気分を害する内容かもしれませんので、あらかじめお詫び申し上げます。実は、当時てるみくらぶのツアーでグアムへの家族旅行を楽しみました。グアムとはいえ、子供もはじめての海…

    と、いきなり脈絡のない話なのですが、今回の話題にも通じる内容と思ったので取り上げてみました。

    その話題とは、ハウスメーカーによっては、我が家の倍近くする価格でコストダウンというチャレンジングな内容でございます。

    時間コストを下げる

    家づくりのための情報収集には、旅行と比べ物にならないほど時間がかかります。時間をかければかけるほど、自分の思い通りの家づくりが出来るのが注文住宅の醍醐味ですが、我が家のように何度も間取りを自ら作成する時間がかけられる人は限られていると思います。幸い我が家はイエマガの連載のとおり、自ら作成した理想の間取りが買った土地にピッタリハマりましたが、そこに行き着くまでかけた時間も相当のものでした。

    仲介業者によると、一生に一度の高い買い物にもかかわらず、特に人気の物件では、1〜2週間程度で土地の購入を決めなければならないこと多いとのこと。

    この短時間で、効率よくビルダーを見つけて、理想の家づくりイメージを固めなければならないのですから、住宅展示場で一気に比較して検討できるハウスメーカーの存在価値は大きいですよね。
    さらに時間が取れない施主に代わって、わずかな施主からの家づくりへのこだわりの断片的発言を可視化し、少しずつ理想の家を見つけるための壁打ち役を買って出てくれます。

    もちろん、工務店でも同じ役割をしてくれるのですが、最新の家づくりを豪華なモデルハウスを使って具体的にイメージしやすく話ができるという点が圧倒的に有利です。住宅展示場に足を運ぶまでは、思いもしなかった潜在的な家づくりへのニーズを一瞬にして引き出してくれるのも、ハウスメーカーの強みだと思います。

    このように、まさに「時は金なり」と言われる貴重な時間を縮めてくれるのがハウスメーカーを選ぶ大きなメリットの一つと考えられます。
    時間

    判断するコストを下げる

    LIXILのショールームで、一組の家族に三人がかりで対応されていた松井ホームにはびっくりしました。当初は随分無駄なコストをかけていると思いましたが、あれは施主の判断を円滑にするための役割もあったのかもと思います。高いテンションで三人がかりで、「素敵ですね〜。間違いなくぴったりですよ〜」と畳み掛けられれば、もう迷えないですよね(笑)。注文住宅は考える事、判断することが膨大にありますので、一つ一つ悩んでいると家づくりが全く前に進めません。時には人海戦術であっても、背中を押してくれる存在が必要なのだと思います。

    短期間で素敵なプランを提案してくれることで、土地の購入を決断できることもあるでしょうから、この点でも判断に寄与してくれていると言えそうです。
    判断

    前回ご紹介した規格住宅にも言えることですが、ハウスメーカーごとにある程度制約の中で選ぶという構造であることも、判断を楽にしている部分はあるのではと思います。

    選択肢が無限大というのも、一見自由で良いことばかりのように見えますが、我が家の今回の旅行計画で悩んだように、完全フリープランでどこでも行けると言われると、逆にどうしたら良いのかわからなくなります。

    不思議なもので、人って制約を与えられた方が、何がしたいのかが見えてくるような気がしました。

    なんだかにぎやかなLIXILショールーム – 設備選び

    タカラショールーム見学に続いて、午後はLIXIL見学でした。本当は、午前中の約束だったのですが、いつもアコルデの担当をしてくれているベテランの担当者さんが都合が悪くなったので、急遽午後に変更したという経緯です。岡本社長は帰っちゃったのですが、午前中に一通りのショールーム見学の流れを体験したので、なんとなく気持ちの余裕がありました。LIXILの場合、タカラのように貸し切りのショールームというのではなく、フリー…

    精神的コストを下げる

    一生に一度の最大の出費を伴う家づくりです。誰もが慎重になり、様々な不安を抱えていますよね。なるべく安心安全を得るために、全国レベルの大手企業のブランドを選びたくなる気持ちはとてもわかります。
    ハウスメーカーでも、実際に建てている人は地元工務店の大工さんだったりしますし、アコルデが使っている業者さんが隣で建てているハウスメーカーの工事に入っていたこともあるそうです。

    そうはいっても、やはり「失敗しない確率」を上げること、「失敗するかもしれない」という心理的負担を減らすこと、万一何かあったときに「大手ハウスメーカーを選ばなかったからだ」という後悔をなくすことなど、精神的コストを下げる効果がありそうに思います。安心

    「◯◯ハウスで建てた」と自慢できたり自己満足が得られたりと、楽しい嬉しいと思う方向によっても、精神的コストの軽減に効果がある要素だとも考えられます。

      ところで、9年ほど前に某大手ハウスメーカーで家を建てた人の話を最近聞く機会がありました。ケルヒャーのロングノズルで外壁を自ら綺麗にしたらしく、興味津々で話を聞いていたのですが、その家は外壁と屋根の耐久性が30年と言われているそうです。30年後には300万円の防水塗り替え工事が必要とのことで、毎月1万円積み立てるようにしているとのこと。
      全幅の信頼感で話をされていたので、高級ハウスメーカーで建てるとこのような安心と満足感が得られるんだなぁと納得しながら話を聞いておりました。

      最初、「30年もつ外壁ってすごい!」と思ったのですが、そう言えば我が家もタイル外壁推しのハウスメーカーに、30年間メンテナンスフリーのタイルを勧められたことを思い出しました。30年以上のメンテナンスコストで大きく有利と説明されたのですが、これもある意味コストダウンの提案なんですよね。
      当然ながらタイル施工の初期コストはかなりかかります。
      予算が限られている我が家にとっては、高級なハウスメーカーで建てられる予算がある人が、コストダウンに興味があるのもちょっと面白いと実は思いました。結局誰もが、建築に高いお金をかけるといっても、当然ですが長期的にはかしこく経済的な住まいにしたいんですよね。

      しかし、この手の話は、実際にハウスメーカーが30年を保証しない限り話半分で聞いた方が良いのではないでしょうか。それなりの根拠があって出している話だと思いますが、30年もの長期間ですし、自然の力との戦いですからねぇ。。。

      外壁塗装の耐用年数について知っておきたい5つの事実

      外壁塗装をした場合、耐用年数はどの程度だろうか?また外壁塗装を行う適切なタイミングはいつだろうか?気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは塗料によって耐用年数がどの程度異なるのか、また家の状況によって外壁塗装をすべきタイミングをどう判断すればよいか、5つの観点に分けて順にご説明してまいります。

      我が家の場合、思わぬ転職と転居で、買った家を出た経験をしていまったので、万一のことがあって30年未満で住み替える可能性もどうしても考えています。メリットを取りっぱぐれてしまうと考えるのは貧乏性すぎますかね(笑)

    とはいえ、先立つものがあってこそ?

    はい。ハウスメーカーで建てることに憧れながらも、その予算が確保できなかった我が家のあくまで戯言でございます。潤沢な予算があるわけでなく、限られた予算で家づくりを検討しなければならない我が家は、ローコストハウスメーカーや工務店の存在にすがるしかありませんでした。

    我が家のように、そもそも選択肢がない場合でなくても

    • 自分で探せる考えられる
    • 自分で決められる迷わない
    • ブランドに頼らなくても平気

    ってタイプの人は、逆に前述のようなメリットにコストをかけずに初期コストとしての建築費を節約するのに向いているような気がしますがいかがでしょうか?

    どうしても、そのハウスメーカーでしか出来ない構法や建材を使いたい場合は、そこで建てるしかないですけどねぇ。

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