もう5月も終わってしまいますが、5月といえば年間で最も太陽光の発電効率が上がる月ですね。
太陽光を取り付けられているかたは、売電モニタの実績を見るのが楽しみだと思います。
さて、太陽光の検討中に、「垂木施工」という気になるキーワードがありました。
元太陽光パネルメーカー出身の同僚に聞くと、できれば垂木施工がオススメとのことです。
では、垂木施工とは一体なんでしょう?
(画像は太陽光発電.JPからお借りしました)
このように、屋根を支えるために等間隔に取り付けられている構造材のことです。
この上に、野地板が貼り付けられているのですが、どうやらこの野地板に取り付ける「野地板施工」という工法もあるようなのです。
どのような違いがあるかというと・・・・
(画像は太陽光発電.JPからお借りしました)
我が家の場合、野地板は12mmなので、この図のように間違いなく固定用のビスが貫通してしまうと思います。
垂木施工(三菱の売りのようです)の場合、野地板を貫通した後ろで垂木にも刺さるので確かにガッチリです。
このように見ると野地板施工って、いかにも頼りないのですが・・・
(画像はソーラーパートナーズからお借りしました)
実は、意外にも多くの大手メーカーが、野地板施工を採用しているんですよね。
真相はよくわかりませんが、各メーカーのパネルの寸法と垂木の配置の間隔に関係があるように思います。
尺モジュールの場合でも、455mmピッチだったり、303mmピッチだったりと間隔にばらつきがあるようです。
メーターモジュールだと、もっとパターンがあるのかもしれません。
となると、パネルのサイズと、垂木の位置によっては固定しにくい場合があるということでしょうか。
そもそも、屋根側からは垂木の位置は見えませんので、寸法を測って位置を推測することになるので、かなり施工に手間はかかるはずです。
効率を考えると大手ほど採用が難しいのかもしれません。
さらに野地板施工の場合、固定の不安さ以外に結露という以外な心配事項もありました。
前述の図にもありますが、野地板から飛び出たビスの頭に結露することがあるようです。
確かに、金属なので温度差が激しいと結露が起きそうな気はしますが、ビス頭の結露って一滴二滴の話では・・・と思っていたら・・・
(画像はケンプラッツからお借りしました)
このように露出したビスからの結露が繰り返されると、結露水が野地板に広がって劣化につながることもあるようです。
これは、雨漏りしているわけではないのに、同じくらい怖い話ですね。
野地板施工のパナソニックにかなり傾いていたのですが、少し心配になってきていたのでした。
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