AIがつくる間取りは使えるのか

間取り

仕事でもプライベートでも、生成AIの能力の向上を日々痛感させられていますが、そろそろAIが土地や希望にあわせて間取りを作り出してもおかしくないのではないかと思っていたら、既にそのような取組が始まっていました。

早速少し試してみましたので、紹介してみたいと思います。

間取りの自動生成ツール「まどりLABO」

今回取り上げるのは、2025年5月29日に発表された、間取りの自動生成サービス「まどりLABO」です。

まどりLABO
日本初※“間取りの自動生成”サービスを提供する株式会社まどりLABO、創業1ヵ月で1,750万円の資金調達を実施
株式会社まどりLABOのプレスリリース(2025年5月29日 14時10分)日本初※“間取りの自動生成”サービスを提供する株式会社まどりLABO、創業1ヵ月で1,750万円の資金調達を実施

株式会社まどりLABOという会社が提供するサービスですが、当初は、間取りの窓口株式会社の「間取りの窓口」というサービスだったようです。

この動画を見ると、施主のためのサービスというより、建築会社の見積もりの手間を軽減したり集客と成約の効率化であるねらいがよくわかります。

東京大学 大学院の卒業生の一級建築士の方が考えたサービスということでした。

これ、もし仮に実用的な間取りの作成機能があったとしたら、効率化の一方で建築会社としては、間取りの設計力・提案力での価値提供や差別化がやりにくくなることも意味してるような気がします。

毒リンゴになりそうな気もするのですが、実際どんな間取りを作成してくれるのかを試してみました。

「まどりLABO」を使ってみる

早速、まどりLABOを使ってみます。

我が家の敷地は、東南角地のこんな感じの東南縦長です。

[実施承認図] 配置図と一階平面図 [最終版間取り]

このイメージで敷地を入力してみました。

まどりLABO

このように敷地は1m単位でざっくりした入力になるようです。隅切り部分はクリックしてグレーに変わって✕が付くと、表現できるようです。

続いて、建ぺい率を選択した後、希望条件を入力します。

まどりLABO

現在の建物と同様に、2階建て、4LDK、駐車場1台を選択しました。

続いて、欲しい部屋の追加の入力です。
プルダウンで、次のような部屋や仕様を追加できます。

まどりLABO

我が家のプランに当てはまるものとして、和室とウッドデッキを追加しました。

まどりLABO

ウッドデッキは、横幅は7200mmあるのですが、最大値の4550mmにしておきました。

このあと間取り作成をスタートすると、しばらく考えた後回答が出ます。

まどりLABO

最大で3分ほどかかるとのこと。

出来た間取りを見てみる

「まどりLABO」が作成した間取りがこちらです。

まどりLABO

確かに和室とウッドデッキを配置してくれていますが、残念ながら魅力的な間取りとは感じられませんでした。
さらに、我が家は約30坪(約100㎡)の延床面積を目指していたのですが、129㎡とかなり超過してしまっています。条件として延床面積の指定もできるようにしてほしいところですね。

我が家の実際の間取りと比較してみると、かなり違いが大きいのがわかります。

寸法の入った間取り図はこちらです。

開ける道 [最終プラン室内窓修正版]

我が家の場合、階段下の洗面脱衣室などイレギュラーな設計なので、まず同じような提案は出てこないとは思いましたが、このような間取りにしてもらう条件入力ができるぐらいまで進化を期待してしまいます。

一応、他の案もありました。

まどりLABO

和室の位置が変わっているのですが、ウッドデッキの位置はかわっていません。
玄関の位置が現在の我が家に近いですが、ポーチの余裕がなさそうです。

さらに別の案です。

まどりLABO

二階の子供部屋に位置が左右反転させた感じですね。

これを見る限り、まだまだAIでの間取り自動生成は発展途上で人が設計する間取りには、かなわないような気がします。いずれ更に精度があがってくる可能性はありますが、それはいつ頃になるでしょう。

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