コミコミ注文住宅の価格も当然相応に高騰していた

    振り返り

    以前の記事で、2012年時点の我が家の建築費から比較すると、現在約28%ほど高騰しているのではという推測を、当時検討した工務店の表示価格でシミュレーションしてみました。

    この土曜日に新聞の折込で入った、コミコミ住宅のチラシで、同じような傾向で見られたのでご紹介します。

    コロナ前は、注文住宅でコミコミ価格の1300万円前後の価格が存在した。

    2012年当時は、あまり見つけられなかったのですが、住宅を建てるために必要な付帯工事費用が含まれたコミコミ価格の注文住宅を、今ではちらほら見かけます。

    2017年の当ブログで紹介した、スキマ設計のチラシでは、4LDKの30坪プランで、税込1280万円と出ていたので、これはかなり魅力的でした。

    スキマ設計では、2012年当時1000万円ぐらいで建つと言ってたのに比べると、高騰しているようにも見えますが、この内容にエアコンやカーテンまで含まれています。

    当時注文住宅の総額のわかりにくさに苦労したので、このような低価格なコミコミ住宅があると、飛びついていたと思います。

    アチチホームのプランや、アコルデの見積もりも同等価格帯で、ほぼコミコミでしたが、さすがにエアコンまでは含まれていません。

    とはいえ、仕様面の充実度では段違いだったので、このコミコミ価格でも、我が家の同等仕様にオプションを追加すると、もっと価格は上がっていたと思います。

    平塚のコミコミ住宅の価格も大幅アップだった

    以前ブログで、こんなコミコミ価格の住宅広告があることをご紹介しました。

    一般住宅メーカーだと、約1800万円台の合計金額になるところ、コミコミ住宅だと、1400万円になり、その差は約が400万円にもなるとのこと。

    1500万円で注文住宅が建てられると言われたことを真に受けて、ローコストハウスメーカーを訪問したら最低でも1700万円は必要と言われて玉砕したときに見たら、神のような提案に見えたでしょうね。

    消費税が5%の計算なので、当時からあったのだと思います。

    実は、平塚でも同じようなコミコミ住宅を展開している会社があるのですが、コロナ前までは、上記と同じぐらいの価格帯で出されていました。

    その時の画像を残せてないのですが、2018年時点の某掲示板では、1,298万円ポッキリとHPで出していたとのカキコミがありました。

    前述のスキマ設計と同等の価格帯ですね。

    その会社の最新の折込チラシを見ると….

    ここでは、一般住宅メーカーが出す総請負金額2,343万円に対して、その差はなんと約563万円以上となっていますが、2018年のポッキリ価格に対しては、その差はなんと約480万円ものアップです(苦笑)

    値上がり率を計算すると、約37%ぐらいになるので、住宅価格の高騰恐ろしやです…

    さらに、2018年当時でも、この会社が1,280万円コミコミでできる(微妙に数字の違う)チラシを見て、実際に見積をお願いすると1800万円以上になったとの口コミもありました。

    コミコミ価格に含まれない、外構工事などが影響したようですが、注文住宅の総額の見通しの難しさを物語っていますね。

    この会社はかなりのローコスト住宅の部類だと思いますので、コミコミ住宅で1800万円ぐらいが現在のローコスト住宅相場なのかもしれません。

    だとすると、そこからさらに少なくとも200〜300万円ぐらいはマージンを持っておく必要があるとすると、軽く2000万円は超えるのが現在の実態なんですかね。

    1千万を切る超ローコスト住宅でも実態は…

    当時の我が家の感覚では、30坪の注文住宅を1500万円以内で建てるには、本体工事費が1000万円前後ではないと難しいという目線になっていました。

    我が家の資金計画でも、標準本体価格が980万円だった会社の見積もりを基準にアコルデの総額を比較しています。

    この時は標準本体価格が980万円で、付帯費用を含むと約1330万円になる計算になっていました。

    では、現在は1000万円を切るような本体工事費の住宅はなくなってしまったのでしょうか?

    探してみると神奈川県でも、こんな住宅がありました。

    割と全国で同じような体裁の超ローコスト住宅のホームページが見つかるので、フランチャイズチェーンなのかもしれません。

    ほっかほか住宅 | <神奈川県相模原市>ローコスト住宅専門
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    そうそう、この価格帯だよねと思ってよく見てみると….

    4LDK 32.56坪で建物本体で1,514万円で、別途付帯工事や諸費用がかかるようです。

    うーん、これは全然超ローコスト住宅という感覚ではないですね。。。

    30坪を切る3LDK 27.8坪のプランでも…

    建物本体で1,302万円となるようです。

    990万円というのは、19.29坪の2LDKプランの場合だったようです。

    やはり、超ローコスト住宅といえども、住宅価格の高騰は避けられないのが実情のようです。

    以前、2500万円以下がローコスト住宅という感覚が理解できないという記事を書きましたが、価格帯に関しては確かに従来ローコスト住宅と言われていた住宅会社の価格帯が、2000万円から2500万円ゾーンになってきているのかもしれませんね。

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