ボーッとしてたら家賃収入でAmazonプライム年会費分相当の損するとこだったという話し

    税金

    奈良の家が空き家になってしまった問題の続きです。

    前回、家賃の値引き交渉があったものの従来よりも2千円アップの条件で申し込みを受けることにしたというところまでご紹介しました。

    家賃は、管理をお願いしている不動産管理会社が集金して、管理費用を差し引いてから私の口座に毎月振り込んでもらっています。

    若干とはいえ、家賃収入が増えることになったので、少々浮かれていたのですが、危うくさりげなく悪化した条件を飲んでしまうところだったエピソードのご紹介です。

    家賃の計算がなんかおかしい・・・

    不動産管理会社と、契約のやりとりをしていたところ、家賃の入金条件について、つぎのようなメールが届きました。

    管理料は5%+消費税となりますので、今回家賃80000円ですので、4400円を差し引き、75600円を入金させていただきます。

    以前は、78,000円の家賃で、振り込み額が74,100円だったので、実質1,500円のアップです。

      手数料を引かれると、そんなもんか〜

    と、反射神経で「わかりました」と返信しそうになったのですが、冷静に考えるとおかしなことに気が付きました。

    2000円分の家賃増加に対して、25%相当の500円も減っているのは、異常過ぎます。

    なぜ、こんなことになっているのでしょう?

    従来は消費税は内税だったの?

    これは、計算するとすぐに分かります。

    まず、わが家は、家賃収入の5%を管理手数料として支払う条件で建物管理業務委託契約を結んでいます。

    従来は、家賃78,000円から5%の管理料3,900円を引いた、74,100円を振り込んでもらっていた計算になります。

    同じ計算方法で考えると、家賃80,000円から5%の管理料4,000円を引いた、76,000円が振り込まれるはずです。

    これだと、1,900円の入金額増加になるので、納得感があります。

    ところが、今回、管理料に消費税が加算された計算で、従来の算出方法より入金額が大きく減っています。

    消費税は必要なの?と調べてみると、確かに管理料に消費税がかかるのは間違っていないようです。

    でも、それならば

    家賃  78,000円
    管理料  3,900円
    消費税390円(10%)  
    入金額73,710円

    となるべきですが、直前まで確かに74,100円が振り込まれていたので、消費税は支払わなくて済んでいるように見えます。

    74,100円での家賃振り込みが開始となったのは、まだ消費税5%だった2008年からなのですが、その後消費税が改定されても振込額は変更されていません

    ということは、消費税は内税として、不動産管理会社が管理料を実質値下げしてくれていたのでしょうか?

    このあたりが謎なのと、下手をするとやぶ蛇になるのではという恐れもあったのですが、思い切って従来の計算方法と同様の扱いができないかを聞いてみました。

    一声で年間4,800円分の改善と共に真相は闇の中

    先方からどんな返事が返ってくるのか、少々ドキドキしながら、次のようなことを考えていました。

    • 管理料に消費税が必要であることが正しいとしても、消費税10%になってからも改定がなかったのは、どのような扱いだったのか?
    • 仮に、従来は消費税5%時代に設定した条件で改定できなかったことが理由だったとしても、今回丸々外税で10%分が増額になるのは不自然な気がします。5%分だけが内税扱いだったとして、増額になるのはせいぜい5%分となるべきでは?

    しかし、結論は拍子抜けするほどあっさりと、わが家の希望通りとなりました。

    管理費ですが、前回までと同様に5%(4000円)のみで消費税の加算は無しとさせていただきます。

    もちろん、ありがたく、これ以上の回答はないので、ことを荒立てかねない前述の疑問は投げかけなかったのですが、なんというか心にモヤモヤの残るやり取りでした。

    そう言えば、直接お会いした時に「振り込み条件は、お客様によって違うので確認して連絡しますね」と言われて、そういうものなのかと思ったのですが、わが家の条件を結局キチンと確認せずに連絡してしまったということなんですかね。

    もし、内税だったとすると、消費税5%の頃は、約4.76%の管理料で、消費税10%になってからは約4.54%に下がっていたことになります。

    不動産管理会社に取って損になることを、ずっと放置してたということなんだろうか・・・

    わが家は差し引いた家賃を入金してもらっているだけなので、こちらから管理費と消費税が明記された請求書で支払ったエビデンスなども残ってないので実態の扱いがわからないんですよね。

    ともかく、わが家にとっては、75,600円/月の振り込み額が、76,000円に訂正され月額400円分が改善されたので、めでたしめでたしです。

    400円/月 ✕ 12ヶ月= 4,800円と、あと100円でAmazonプライムの年会費相当分を、危うく取りっぱぐれることを回避できたと思うと意味深い交渉だったと満足しています(笑)

    ただし、このあたりの消費税の扱いは、まだ十分に理解しきれてないので、さらに良く調べてみようと思います。

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