[子育て応援!]オール電化で1039万円の家[でも仕様は少しさみしい]

    神奈川の工務店(茅ヶ崎、平塚、他)

    お登りホームを後にして、この日はもう一つのお目当ての建築会社のCRJに向かいました。
    子育て応援住宅として、30坪でオール電化の家を約1039万円で建ててくれるそうです。神奈川の注文住宅誌で、大和市にあるこの会社を発見したので、行ってみたかったのです。

    アチチホームとほぼ同じ金額ですが、1坪分多くてオール電化仕様なのがポイントが高いところです。

    ノンアポはご法度?ノリの悪い営業と話が弾まない

    ビルの二階がショールームになっているようなので、またもやノンアポで飛び込んでしまいました。
    迎えてくれたのは、女性職員のKさんでした。
    急な訪問で困っていたのか、「営業が現在出ておりまして・・・」と少し怪訝そうな表情で用件を尋ねられました。
    とりあえず、ショールームを見せて欲しいと言ったところ、2階のショールームは現在開放していないらしく、仕方ないので子育て応援住宅の事を聞いてみることにしました。

    営業がいないのかと思いましたが、実はKさんも営業だったことがわかり、その後も我が家の担当になってくれました。今でも「営業が現在出ておりまして・・・」と言われたのは、謎です。

    話をし始めようと思って、すぐになんだか調子が狂ってしまいました。
    これまでは、建物を検討していることを少し話せば、先方が主導権を握ってPRを始めてくれるのですが、こちらが会話の主導権を握らないと話が進まない感じです。

    冷やかしと思われているのかなぁと思いながら、なんとか子育て応援住宅に興味を持っていることを伝えて、少し話を聴くことが出来ました。

    ローコスト希望なのに高価なセルロース推しの理由

    急にスイッチが入ったように強く勧められたのが、セルロースファイバー断熱材です。実は事前にホームページなどで、この断熱材が売りであることは確認していました。しかし、どうも高そうなのでおそらく無理だろうと思っていました。案の定、セルロースを採用すると1035万円には含まれず、追加で120万円にもなるそうで、それはとてもありえない金額です。

    Kさん自身が数年前に会社で自分の家を建てたらしく、セルロースを採用してすごく満足していて勧めたいんだとか。吹き抜けやリビング階段を採用していても全然冬にも寒くないそうです。

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    [新聞から作られるセルロースファイバー]

    やはり、価格が高いことから、発泡系の断熱材と悩んだ末、結局セルロースに決めたとか。
    発泡系の断熱材の場合、万一の火事の時に燃焼して有毒ガスが出て逃げ遅れてしまうことが心配でセルロースにしたそうです。セルロースファイバーは、新聞古紙から出来ていて燃えても有毒ガスは出ませんというのが説明です。

    しかし、壁の中の断熱材が燃焼するまでの状況って、断熱材に限らず有毒ガスが出てそうだなぁと思いましたが、口には出しませんでした(苦笑)
    bounen.jpg
    [燃えにくいセルロースファイバー]

    仕様はあるけど施主の予算に合わせるのが基本

    カタログやここでも見積りサンプルのようなものをもらえないか聞いてみたのですが、渡せるものはないとのこと。確かに子育て応援住宅というプランはあるが、お客さん毎に予算もプランも異なるため、実際はほとんどオーダーメイドであるということでした。
    逆に、予算をはっきりさせれば、その中で収まるようにプランを検討してくれるようです。

    それでも、何か仕様書的なものはないのか聞いてみたところ、一応細かな建材や設備が記載された子育て応援住宅の仕様書をもらうことができました。
    その場ではあまり細かく確認して質問することはできませんでしたが、標準の断熱材はグラスウールで、雨戸はシャッターではなく昔ながらの戸袋仕様。バルコニーは造作ではなく、アルミ後付タイプだったりと、本当に最低限の仕様になっているようです。
    他社と違って、流行りの食洗機もなく、トイレは一箇所のみだったりという仕様です。

    ただし、照明器具やカーテンなど、生活に必要なものが本体価格に含まれているようでした。

    コストダウンの徹底が仕様に現れているようなので、低予算で建てられる期待が高まりますが、仕様の貧弱さにも少し寂しさも感じてしまいました。

    Kさんは、別の用事があったらしく、あまりゆっくり話をできないまま、CRJを後にしました。

    困り顔の家

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