アンテナ問題再発の後編です。
我が家のテレビアンテナ(地デジ+BS)は、近所の電気屋の11万円の取り付け金額が高すぎると感じて、ネットの激安店で約半額で取り付けたのですが、トラブルが重なり結局近所の電気屋さんに頼ることになりました。
流石に11万円の見積もりを断ったところには声をかけずらく(汗)、また違う電気屋さんなんですが、すぐに駆けつけてくれる地元の電気屋さんとのお付き合いのありがたみを実感しております。
さて、前回は、この電気屋さんが地元の強みを活かして、無料で様子を見に来てくれたのですが、最初はわからなかったBSアンテナの受信レベルが時々ゼロになる現象が判明する後半編でございます。
いま、ふたたびのサビへWillfried WendeによるPixabayからの画像
受信レベルがゼロになる原因が衝撃
折角電気屋さんが見に来てくれたのに、なにもせずにBSアンテナの受信レベルが回復したため、一度様子を見ることになったところまで、前回ご紹介しました。
その後、数日は、何の問題もなくBS放送を見られていたようですが、やはり風の強い雨の後に全くBSが映らなくなってしました。前回同様、受信レベルはゼロになっており、BSアンテナへの給電の設定は、関係なかったようです。
再度、電気屋さんに来てもらい、今度は屋根に登ってみてもらったところ、驚きの原因が判明しました。
我が家のTVアンテナは、このように金具を屋根の破風板部分に付けています。
この写真は、問題がないときの写真なのですが。。。。
なんと、アンテナを固定する金具の根本の片方のビスがガバガバになって、このようにバタバタ動く状態になっていたらしいのです。
このため、BSアンテナの方向が大きく変わると受信レベルがゼロになり、風などで元に戻ると、また受信できるようになっていただろうとのことでした。
このアンテナは、片流れ屋根の一番上になっていますので、大型台風の時に強風が直撃して弱ってしまったでしょうね。
住んでみてわかったのですが、大型台風のときの南側からの強風は、家全体を揺らすほどになることがあり、シャッターを閉めていてもかなり恐怖を感じるほどです。
このように、屋根先端にアンテナがありますので、屋根で受けた風が上に向けて流れて、アンテナに風が集まりやすい位置
になってしまっていました。
風の影響を甘く見てしまってましたね….
しかし、もちろん風の影響もあると思いますが、もう一つ思わぬ事実が判明します。
抜けたから錆びたのか、錆びたから抜けたのか….
電気屋さんによると、抜けてガバガバになってしまったビスは、サビてボロボロになっていたそうです。抜けて、雨水にさらされれば、そうなるだろうなぁと思いつつ、その電気屋の場合は、ステンレスのビスを使うらしく首をかしげていました。
確かに太陽光パネルの金具もステンレスですし、DIYでフェンスの施工用に購入したビスもステンレスを選びました。
本数が多いと、ステンレスのビスは価格が高いことを実感しますが、このTVアンテナの金具を付けるビスの本数ぐらいであれば、大した金額にならないはずです。
まさか激安TVアンテナ業者を選ぶと、こんなところの部品で落とし穴?があるとは思いませんでした。
実は、ビスだけでなく、金具自体もステンレスではないとのこと。
調べてみると確かに亜鉛メッキのタイプがあり860円くらいです。
我が家もこの製品とよく似た黒い塗装をされたものです。
一応、ステンレスでなくても融解亜鉛メッキ鋼板は、サビにも強く、そんな変な商品でもないみたいなんですけどね・・・
一方で、ステンレス製の金具を調べてみると、3000円超えとなり、たしかに亜鉛メッキタイプのほうが安いですね。
うーむ。確かに、5万円程度の格安工事で依頼すれば、自動的に亜鉛メッキの方が選ばれるのは当然ですね・・・
部品の仕様に無頓着だった私の負けでございます(泣)
ただ、金具とビスは別のようなので、ステンレスの金具を使っていても、ビスがステンレスとは限らない可能性があるので、この点も要注意です。
受け止められないアンテナ位置変更のススメ
ということで、アンテナ固定金具の取り付け工事を電気屋にお願いする必要があるのですが、取り付け場所の移動を勧められました。
以前から、何度か屋根にあがっていただく度にも言われていたのですが、トラブルの度に屋根の先端に上がって作業するのが大変なので、手が届きやすい場所に取り付けておくとメンテがしやすいとのこと。
確かに、太陽光パネルを避けて僅かな屋根のふちを歩いて登っていただくのは、申し訳ないと思いつつ、この提案はにわかに受け止められない気持ちがありました。
というのも、建築当時、この地域の電波状況は厳しく、なるべく高い位置にアンテナを付けるように、まさに地域を熟知したこの電気店のアドバイスで、高い位置にアンテナを取り付けることにしたんですよね。
なのに、「今のような高い位置ではなくてもバルコニーの高さぐらいでも電波は入るので、バルコニーから手が届くあたりにつけておくといいですよ」とか言うではないですか!
当時と、担当者は違うとはいえ、さらっとこの提案をされることには絶句してしまいました。
それでなくても、当時のアンテナを引き出した位置で、うまく電波が入らず、わざわざアンテナケーブルを伸ばして位置を変えてもらったりしたのに、にわかにこの提案は信じられません。
万一、違う位置につけてみて、またやっぱり電波が入りませんでしたってなると、また外壁に余計な穴をあけてしまうだけになりますしね。
新築当時の隣が空き地だったこんな時にでも、アンテナの位置がシビアだったのに….
隣に建売が建っている現在で、バルコニーの高さくらいに付けても大丈夫とか、ほんまかいなという印象です。
そもそも、バルコニーのそばにアンテナを付けるというのも、外観的にも避けたいので、電気屋さんには申し訳ありませんが、やはり同じ位置につけてもらうことにしました。
もちろん、風の影響を受けやすい場所としては問題があるのですが、今度はステンレスの金具とビスでしっかり固定してもらうことで、登ってもらう機会も減ることを期待して・・・
ビスだけでなく金具ごと交換完了
錆びてボロボロになったビスの変わりにステンレスのビスで固定しなおしてもらえば良いと、勝手に思っていたのですが、電気屋によると金具ごと交換が必要とのこと。
なんとなく、金具は交換しなくても、ビスだけでいいんじゃないと思ったのですが、やはりステンレスの金具にこの際変えてもらったほうがよいかなと思い、交換をお願いしました。
電気店としても、金具を交換しないと、責任を持てないのもあるでしょうし、仕事としても旨味がなさすぎるでしょうしね・・・
ということで、施工後の写真がこちら
残念ながら、同じ位置に付けられないということで、元々付けていたところからずらしたことで、跡が残ってしまいました。一応、元の位置の穴には、コーキングをお願いしておきましたが、あちこち穴が増えるのはいやなもんです。
アップするとこんな感じ。
ちょっと、あえて画質の低い写真で載せているのですが、取り付け跡だけでなく、破風板部分の汚れが出てきているので、外壁塗装の時期を意識してしまいました。
ふと思ったんですが、30年塗り替え不要の外壁を選んだ時に、破風の耐久性ってみなさんどうしてるんですかね?
ちなみに、この金具と取り付け費用は、16,500円でした。
近くのホームセンターで、ステンレス製の同等の金具を2500円ぐらいで売っていたことを目撃したのを考えると、結構かかるなぁと思ったのですが、何度も足を運んでもらって、自分にはとても出来ない危険作業と考えるとこんなもんでしょうね。
今度こそ、このアンテナ問題は打ち止めとなってくれることを祈ります(笑)
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コメント
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ステンレスビスは一般住宅では使わないように「心がけています」
亜鉛メッキ等で、かなりいいメッキを施しているビスだけを使うようにしています。
住宅によってビスを使い分けるような事をすればいいんでしょうけど、なかなか調査時に
外壁やその下地の材質まで調べることが難しいので、どこでも使える腐食しにくいメッキビスを使っています。
何言ってんの?ステンレス使ったら話は早いしケチるなって思われそうなんですが、近年多いガルバリウム鋼板の住宅や、高気密住宅で壁内にアルミ箔が入ったものにステンレスビスが触れると「電蝕」という化学反応で驚くほどビスが早く錆びます。
一般的にステンレスビスと言われるものはSUS410という材質が使われているのですが、これは「錆びにくい」だけであって「錆びない」わけでは無く、とりわけ住宅で使うと結構朽ちます。
なので、超高耐食メッキを使うビスのほうが圧倒的に長持ちするなと施工してて常々思います。
良かれと思って付けてるステンレスビスは取り外し時にボロボロで砂状態のを何度か見かけます・・・
軒に直打ちするケース等ではステンレスビスがいいと思いますが、壁の場合や中の状態によっては使用NGなので鉄ビスも「ちゃんと選べば」とっても長持ちします!
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えっ!!
なんと、アルミにステンレスはダメなんですか….
全く知りませんでした….
というか、DIYで設置したアルミ製の外構フェンスの柱に固定するビスやボルトを、
わざわざステンレスで揃えたのですが、完全に間違ってましたね。
確かに一部、サビが出ているところがありなぜだろうと思っていました。
今の所、それほど致命的なサビは出ていないようなのですが、今後の経過を注意して観察しようと思います。
貴重な情報をありがとうございました。