いざリビング階段に扉を付けたくなった時になって頭を抱えたこと

    リフォーム

    年末に書いたリビング階段からの冷気のお話の続きです。

    前回、後付の引き戸をリビング階段に付けることを考え始めたことを書きましたが、実際引き戸の後付ってどうなるんでしょう?調べてみると「アウトセット引き戸」というキーワードが出てきました。

    通常、引き戸を取り付ける場合、引き戸が収まるように壁厚を薄くしておく取り付け方が一般的です。しかし、今回のように既にある開口部に取り付ける場合、壁を薄くするわけにはいかないので外側から扉だけを付ける場合をアウトセット引き戸というようです。ドアが飛び出てしまうのがデメリットではありますが、新築でも耐力壁など壁厚を薄くできない場合とかに活用できそうですね。

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    さらに、上吊タイプを選ぶことで、床にレールを敷かずに取り付ける方法もあるようです。

    アウトセット引き戸

    これは、魅力的ですね。やはりどうしてもレールにはホコリが溜まりますし、戸車にホコリがたまるためか扉の滑りが悪くなってきますので。
    (ただ、上吊りタイプは、少々ぐらつきそうなところがちょっと心配な気はします。)

    この図を見ると、結構簡単に扉を取り付けられそうなのです。
    しかし、よくよく我が家のリビング階段の開口部を見ると一筋縄ではいかなさそうな気がしてきました。

    手すりが、手すりがぁ

    はい。見てのとおりです(汗)

    圧縮_のれん_リビング階段_20190105143654dafs

    左側の壁に手すりがありますので、このまま引き戸を付けても左側にピッタリ閉められません。手すりをカットして階段の内側で固定するとしても、下地があるかどうか・・・
    また手前の手すりを外してしまうと外した後が目立ってしまいます。
    う〜ん。これは難しい問題です。
    この手すりは、のれんをまっすぐに下ろせない原因にもなっているので、設計時に手すりの取り付け方をよく考慮しておくべきでした。

    引き戸の内側からの操作をどうするか?

    のれんの内側から見た写真です。以前もご紹介したことがありますが、吹き抜けを空けていると二階からの冷気が階段を勢いよく吹き下りてきて、このようにのれんの下が前に浮いてしまいます

    圧縮_のれん_リビング階段_2019010514365198ds

    吹き抜けを閉めていると、ここまで浮かないのですが、一階がよく温まって、二階との温度差が大きくなるとやはり浮いてきますね。そうなると、やはりダイニングにいるときの冷気が気になるんです。
    で、もし引き戸を付けると、のれんの部分に扉が来ることになるのですが、下りてきた時の圧迫感というか絶壁感が結構ありますね。やはり、踊り場がないと、引き戸の操作が難しそうに思うのですが、階段の高い位置からでも引き戸が操作しやすいように取手を上の方に付けたりできるんでしょうか?

    垂れ壁がないときはどうすれば?

    上吊りのレールは、垂れ壁部分に付けるものと思っていましたが、我が家のリビング階段の入り口には垂れ壁がありません。

    圧縮_のれん_リビング階段_201901051436527e7s

    天井に付けられるレールもあるようですが、その場合ハイドアにしないといけないんですよね。
    サンワカンパニーのアウトセット引き戸 NOPPO ノッポとかいいんじゃないの?と思ったんですが、高さが2400mmまでしかないんですよね。我が家の一階の天井高の2500mmに対応できるハイドアとなると、選択肢が狭くなって値段も高くなりそうです・・。

    ノッポ|内装用建具|ドア・建具の通販|サンワカンパニー

    上吊りタイプは、新築はもちろんリフォームやリノベーションにもおすすめです。

    しかし、垂れ壁って後付でうまく付けられるもんなんでしょうか?
    我が家は、幸い背が高い人がいないので、多少下がっても気にならないとは思うのですが。

    スイッチ!君もか!

    引き戸の先にあったのは、手すりだけではありませんでした。ちょうど、引き戸が壁にあたる部分に電源スイッチがあるんですよね…orz

    圧縮_のれん_リビング階段_2019010514365591cs

    うぅ、難しい・・・
    このスイッチの左側は柱になっているはずなので、この位置はずらせないでしょう。
    もし、当初から引き戸の取り付けの可能性を予見していたとしても、このスイッチの位置をどこに変えるのか、とてもむずかしい問題です。やはり階段の内側の壁にずらして付けるしかなさそうですが、これも今更変えると現在のスイッチの位置の穴ボコはどうしたらいいんでしょうか?

    ささら桁が出ている部分は、縦部材で対応できるか?

    さらに、足元をよく見ると階段のささら桁と呼ばれる幅木のように壁よりから段差で飛び出ている部分がありました。この段差分があるので、引き戸が壁にはぴったり付きません。

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    ただ、よくよく考えると、壁紙部分に直接引き戸があたるようにしてしまうと、すぐ壁紙が傷んでしまうわけで、縦部材というのがあることがわかりました。
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    ちょっと間口が狭くなりますが、このような縦部材を使えば、ささら桁の段差分は吸収できそうな気がしますが、ささら桁部分をカットして付けてもらうことなんてできるんでしょうかね?

    ということで、色々問題を抱えていることを認識しつつ、アコルデに相談をしてみるのでした。

    続きます。

    コメント

    1. さえこ より:

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      通りがかりに失礼します。
      冷気、気になりますよね。
      冷気対策としては、やはり階段にドアを後付けですよね。

      一階側には手すりやスイッチ等、いろいろとネックがあるようですので、
      逆に階段の上(二階側)にドアを付けて、二階の冷気がそもそも階段内に入らないようにするのはどうですか?
      もし二階側にもネックがあるのでしたら叶いませんが…

    2. まっしんはやぶさ より:

      SECRET: 0
      PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
      なるほど、二階側に付ける方法もありますね。
      付けられるかどうかは・・・二階も手すりやスイッチが微妙にひっかかりそうで
      なんとなく微妙でありますが、
      二階側にものれんやカーテンを付ける方法なら対応できそうです。

      一階と二階に二重でのれんを付けると効果も高まりそうな気がします。

      貴重な情報をありがとうございます!

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