穴を開けずに太陽光発電を取り付けられるオルテナジーの話の続きです。
カナメソーラーグリップとも似ているのですが、屋根に穴を開けないために屋根をすっぽり覆う架台を載せて固定する方式がオルテナジーのシンプルレイ工法だと紹介しました。
ただ、被せているだけで本当にしっかり固定されるのか?というのが不安ですよね。
オルテナジーのホームページの情報によると、一般的な太陽光システムを既築の屋根に載せる場合よりもたくさん載せられるのが特徴の工法のようです。
普通左の図のように屋根の内側に十分なマージンを取って設置しないといけないので、屋根の面積の割にはあまりたくさん載せられないこともあるのですが、シンプルレイ工法では右側のように多少屋根をはみ出るように設置方法でも大丈夫なようなのです。
このマージンを取る設置方法は、各太陽光パネルメーカーの保証を受けるための指定仕様だったように思うのですが、大丈夫なんですかね?
写真で見ますとこんな感じです。
ちょっと屋根をはみ出ていますね。
ここを強風で煽られたりすると、パネルが剥がれて飛んでいったりという心配がないのかな?
いゃ、自信があるから載せているのだと思うので、大丈夫なのでしょう。きっと。
ちなみに、一般的な屋根に穴を開けて固定する施工方法でも、たまにこのようにはみ出ている場合があるようなのですが、それは完全にアウトと聞きました。
となると、この工法って、むしろ穴を開けて取り付けるよりも丈夫な工法なのかもしれませんね。
単に穴を開けないだけでなく、設置できる太陽光パネルの面積が増えるというメリットもかなり大きいと思います。
では、そのシンプルレイ工法の固定方法はどうなっているんでしょう?
まず一般的な工法というのはこんなイメージです。
屋根面に穴を開けるというのは、このブログでも何度もご紹介した通りの悩みどころなのですが、あらためてパネル20枚だと約300カ所もの穴を開けると言われると、ちょっと大丈夫かよと思ってしまいますよね。
(なんとなく、まんまと思わされているという気もするのですが)
で、シンプルレイ工法の場合はこんなイメージ。
やはり、カナメソーラーグリップとも似ているなぁというイメージです。
関係者には「違うよ」と言われるかもしれませんが・・・
ただ、軒先でしっかり固定とかいてあるところが、この工法の強度の秘密かもしれません。
あと、架台自体が汎用性があるためなのか、将来的にパネルを最新のものに付け替えたい場合も、一般工法よりも比較的簡単で安価に取り替えられるとのこと。
実際に交換するメリットがあるほど性能がアップしたパネルが出てくるのかどうかという点で疑問はありますが。
とはいえ、かたや、300カ所もの穴が前提と、穴なしでの取り付けの違いだけでも、私の興味を惹くには十分すぎます。
この会社のホームページを見ていると、ある意味「おどし商法?」と思えるほど、ぐいぐい穴開けていいんですか?と脅迫してくるんですよね….
ということで、カナメソーラーとよく似ているなぁと思いつつ、このオルテナジーにはコンタクトを取ってみるのでした。
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