洗面シングルレバー水栓の水漏れ修理の失敗と学習

    トラブル

    奈良の建売は新築十年目にして、茅ヶ崎に引っ越してしまったので、あまり実感がなかったのですが、築11年目を迎える今の自宅では、様々な住宅のメンテナンスが一気に発生する時期なのだと痛感させられています。

    大きなものでは、エコキュートと太陽光のパワコンがいつダメになってもおかしくないのですが、細かなメンテナンスも当然発生しますね。

    そんな一例が、最近発生した洗面化粧台のシングルレバー水栓の水漏れです。

    水漏れといえば、様々な水漏れ対応業者のマグネットチラシがポストに入っていて、一応冷蔵庫に貼っていたこともあるのですが、トラブルが多いと有名です。

    そこで、まずは自分でどこまで対応できるかチャレンジしてみたのですが….

    部品選びに失敗

    我が家の洗面化粧台は、2012年当時のタカラのエリシオです。

    このような壁付けのシングルレバー水栓なのですが….

    こんな感じで、レバーの先から水が滴って漏れてくるようになりました。

    この樹脂製のレバーは、特に工具を使わなくても引っ張ると外れることがわかったので、外してみると、こんな状態になりました。

    昭和時代の頭では、水漏れといえばパッキンというイメージがあるので、奥に見えるパッキンらしき黒いゴムパッキンが原因かなと勝手に思い込んだのが、そもそも最初の間違いでした。

    とにかく、この製品の部品を探すために取説を確認したところ品番記載はありません。
    ですが、金具をカバーしていた部品に品番らしきシールがあったので、こちらが手がかりになりそうです。

    しかし、この品番で検索しても、なかなか思うように情報が見つかりません。

    でも、なんとかたどり着いた資料がこちら

    タカラスタンダード 洗面化粧台の水栓 品番ご確認ページ

    なぜか、シールにはLFA547T14TKTとあるのに、ここではFA547T14Tと前後が省略されているので、たどり着くのに苦労しました。

    不思議なのが、シールにはKVKとあるのにこの資料ではMYMが製造元とあります。
    ちょっと調べてみると、MYM(株式会社喜多村合金製作所)という会社は、平成20年2月に廃業した水栓金具メーカーで、KVKが保守メンテナンスを引き継いでいるそうです。
    我が家が、購入した時点ではMYMは廃業済みだったことになるので、在庫品を売っていたということのようです。

    ちなみに、前述のマグネットチラシは水栓メーカーが倒産したことを理由に、まるごと水栓を交換することを提案されることがあるそうですが、このMYMのことなのかも。

    結局、この資料では、情報不足だったのですが、なぜかこんな部品の購入にたどり着きました。

    中身はこんな感じ。

    黄色い樹脂製のワッシャーが付いているのですが、取り付け方などが書かれていないので、ちょっと不安があります。

    とりあえず、元々付いている部品と同じ状態にすればよいだろうと、まず部品を外します。

    レンチの引っかかりが浅くて、外れやすいので難しいのですが、なんとか慎重に力を入れると回りました。しかし….

    えっ…!?

    外してみると、なんか(全然)違います。

    新しく買った方は、つばのような部分があり、明らかに違う部品でした(泣)

    裏側の樹脂部品も、全く違います。

    部品の構成も違いますね…

    口径は同じだったのですが、これは大失敗でした。

    とはいえ、正しい部品が特定できず、しばらく様子を見ていると、水漏れの量が日に日に増えてきました。この金具を付け直した時に、少し強めに締め付けると一時は収まったように見えたのですが、すぐに水漏れが再発するので、根本的に問題があるようです。

    本当に交換すべき部品

    見るべき人が見ると、ちゃんと見つけられたはずなのですが、前述した通り、そもそも注目する部品を完全に間違ってました。

    我が家のような水漏れの場合、大半がカートリッジと言われる、この部分の部品を交換することで修理できるようです。

    この部品の交換方法は、探すといくつか出てくるので、自分でも簡単に交換出来そうなのですが、肝心な部品が特定できません。

    KVKのサイトで、このような資料があったのですが、我が家のシングルレバーの写真がないので、今ひとつ確信が持てません。

    KVK 主要標準部品 シングル水栓カートリッジ一覧

    ワンタッチ式樹脂レバー用が見た目的にも一番近いんですけどね…
    品番の対応付けがされていても手元の説明書などにも記載がありませんし、水栓部品の特定は本当に難しいと感じました。

    結局、アコルデ経由でKVKに連絡いただき出張修理をお願いしたところ、ものの10分で修理が完了です。

    この報告書で部品を確認したところ、KPS027H-Bという部品番号になっていました。

    やはり、ワンタッチ式樹脂レバー用の下記の部品だったようです。

    職人さんに聞いたところ、この部品はシルバーのレバーの頭にネジ穴がないタイプであるのが見分け方だということでした。

    最初、KVKの担当者が電話してこられたときは、「この製品の部品は、多分まだなんとかあると思う…」という心配な発言があったのですが、こられた職人さんいわく、「まだまだ大丈夫だと思いますけどね」とのこと。

    一体、どっちが本当なんだろう。

    この部品は3千円台で購入できるので、次回は自分で交換すれば、かなり修理費用を抑えられます。

    今のうちに部品を確保しておこうかなと思いつつ、10年後はそれこそ水栓そのものまたは洗面台自体を交換したくなるかもしれませんので、悩ましいところです。

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