殺人的な暑さの次は豪雨と極端な気候で、自然の恐ろしさをますます痛感させられております。
コロナ禍の中、昨年のような避難が必要な台風が来ないことを祈りますが、覚悟はしておいたほうが良いのでしょうね・・・
さて、先日わが家はバルコニー必要派と書いたところですが、実は、豪雨が来るたびに少し以前から心配になることが一つあります。
それは・・・わが家のバルコニーの排水能力が昨今の豪雨に耐えられるのか?という不安です。
正直心配してもどうしようもないのですが、最近とある建築士さんがゲリラ豪雨に弱いバルコニーの構造を説明していて、色々考えさせられたので、今回取り上げてみたいと思います。
今までの大丈夫の常識が通用しなくなって来てるかも@adamteplによるPixabayからの画像
わが家のバルコニーはやはりゲリラ豪雨に弱い?
その建築士さんによると、わが家のような立ち上がりの壁に囲まれたバルコニーは、最近のゲリラ豪雨のような大雨に弱いそうです。ガーン。。。
こちらが、わが家のバルコニーですが、確かに立ち上がりの壁に囲まれています。
当然、排水溝は付いているのですが、もし排水能力を超えるスピードで水が溜まった場合、次のように室内に水が侵入してくるリスクがあるとのことでした。
そうそう、まさに私が心配していたのは、この絵の通りなのです。
水が貯まると逃げ場がないので、バルコニーに面する掃き出し窓の下端に達すると室内に水が溢れてくるわけですね。
一応、オーバーフロー管という排水を補助する穴が付いているのですが、最近の豪雨の状況を見ていると、この穴だけで間に合うのかなと心配になってしまいます。
ちなみに、オーバーフロー管は任意設置になっていて、わが家のように排水溝が2つある場合は、両方同時に詰まることは少ないので、付けないこともあるそうです。
これを見たことはありますか?
この穴は“オーバーフロー管”といいます。バルコニーに付いている家や付いていない家があります。このオーバーフロー管は一体何に使用するものかというと・・・…
わが家は後付でテラス屋根を付けたので、少しでも雨水が貯まるスピードを遅らせてくれてるかなととかも思ったのですが、よく考えたらテラス屋根の雨樋の排水はバルコニー内に流してます(苦笑
壁を低くして手すりを立てるタイプの場合
対比して説明されていたのが、次のように立ち上がりの壁を低くして、手すりを立てたタイプのバルコニーの場合です。
次のように、バルコニーの壁の立ち上がりが窓の下端よりも低くなっていれば、このように外に雨が出ていってくれるとのこと。
なるほど、手すりを付けるタイプは見た目や高級感などのメリットばかりと思っていたのですが、排水対策にも効くのか・・・と一瞬思いましたが、よくよく考えるとそんな単純ではありませんでした(後述)
マンションのバルコニーの写真ですが、こんなイメージのバルコニーです。
室内に浸水する前に、外部に水が出ていってくれるわけですね。
この手のバルコニーは、当時住友不動産の注文住宅でよく見かける印象でしたが、とても高くて手が出ませんでした(笑)
だったらエアイン小窓はどうだろうと考えたけど・・・
そこで、思い出したのが当時取り付けを見送ったエアイン小窓です。
よくバルコニーの壁にデザイン性や通風目的で付けられている開口なのですが、雨だれ汚れの心配とコスト削減の観点で採用しませんでした。
実は鈴木さんには、上置き家具の件とは別にもう一つ質問をしていました。それは、バルコニーの壁に空ける開口部の件です。この頃住んでいた、貸し家では、こんな感じの開口部がありました。これは、風通しも良さそうだし、バルコニーの開放感もあるので良さそうですが、開口部に付ける鋳物などのグリルが結構高そうです。あと、最近のシンプルモダンなお家ではあまり見かけないイメージがあります。こんな感じだと、おしゃれな感じ…
排水に役立つように付けようとすると、もっと下(窓下端より下)に付けないと意味がないのですが、エアイン小窓は縦長のタイプもあります。
付けたイメージはこんな感じですかね。
排水に役立つには、もっと下に付けないといけませんが・・・
と、ここまでナイスアイディアと思って妄想していたのですが、よくよく考えるとバルコニー立ち上がりの壁の下には水切りが付いており、ここを水位が超えると壁内に水が侵入してしまいます。
こんな感じでエアイン小窓に水位が達する前に、壁内にどんどん水が入ってしまうんですよね。
この水切りは、壁を低くした場合でも外壁通気工法の木造住宅の場合は、同じように付いていることが多いので、冒頭の建築士さんも、木造住宅の場合は壁を低くして手すりを付ける方法は雨漏り対策にならないとのことでした。
木造以外で外壁通気工法でなければよいのかな?
あと、エアイン小窓の下側もふさがってないと水が入りますしね・・・
木造住宅の場合は、やはりオーバーフロー管を付けておくことが、ひとまずの対策としてOKということなので、一応わが家は大丈夫と信じて見守って行きたいと思います。
もしかしたら、ゲリラ豪雨対策のためオーバーフロー管をいくつも付けるというケースも出てくるのかなぁ。

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