窓枠のオレンジ汚れの謎

    お掃除・お手入れ

    既に五年も前のことなのですが、多分ブログにまだ書いていないような気がするので、掘り返してみたお話です。

    新築の時はピカピカだったマイホームも、しばらく経つと汚れやヘタリが出てくるのは仕方がありませんが、たまに「なんでこんなところに!」って、ところが汚れてたりってことはありませんか?

    天井に近い、絶対手が届くはずがない壁面に汚れがついていたりすると、虫が汚したのかなぁなど色々想像してしまいます。

    さて、今回は実際に我が家で出現した、そんな謎の汚れのお話でございます。

    なぜ_construction-workers-549086_640
    なんで、そんなとこが汚れてんの?@roeggerによるPixabayからの画像

    まさか、窓枠が錆びてる?

    窓枠と言っても木製の枠の話なのでもちろん錆びるなんてことはありません。
    しかし、突如として出現したオレンジの汚れは、まるで錆びついているように見えまました。

    まず、こちらを御覧ください。
    IMG_2487_202001181922421d1.jpg
    窓枠の左したにポツンとついたオレンジの汚れがそれです。
    この写真は、吹き抜けの上の縦長のFix窓を下から撮ったものです。

    続いてこちら・・・
    IMG_2484.jpg
    同じく、吹き抜けの窓枠の側面がこんな状態になっています。

    さらに、こちらが極めつけ!
    IMG_2483.jpg
    まるで壁側からサビの侵蝕が進んだようにオレンジ(というよりブラウン?)の汚れが付いていました。

    ここまで、はっきりと付いた汚れを受け渡し当初に見落としたとはとても思えません。
    同じアングルの写真を残しているわけではないので、比較できないのですが、入居時にこんな汚れは絶対なかったはずです。

    では、なぜこんな汚れが出たのでしょう? 

    普通の住宅洗剤では全く歯が立たない

    実は、この汚れ、吹き抜けの窓枠だけでなく、他の窓枠にも幾度となく出現していたんです。窓枠部分だけに出現するのが不思議なのですが、何度か自分で取り除くことにチャレンジしました。

    しかし、この汚れ窓枠自体に染み込んでいるわけではないのですが、カチカチに固着していてマジックリンなど普通の住宅用洗剤ではびくともしません。ベンジンなどの溶剤で拭いてみても全く効き目がなく、激落ちくんなどでも全く変化がありませんでした。まるで、お風呂に固着するカルシウムのように硬いのですが、クエン酸などが効くようにも見えず、樹脂やボンドが固まったもののように見えます。
    唯一マイナスドライバーをスクレーパーのように使って、こそげるように削ると取ることが出来ました。
    ただ、この方法だと、どうしても木枠に細かい擦りキズが付いてしまいます。

    樹脂製のヘラがあると良かったのかもしれませんが・・・

    それにしても、この汚れの正体はいったい何だと思います・・・?

    それは変色する発泡してモコモコするあいつだった!

    さすがに、吹き抜け上の窓は手が届かないのでアコルデに相談したところ、すぐに我らがアコルデの鈴木さんが駆けつけてくれました。
    そこで教えてくれたのは、この汚れは「発泡ウレタンが変色したもの」だということ。
    引き渡し当時、窓枠に付いてしまった発泡ウレタンを拭き取ったはずが残ってしまっていたようです。
    発泡ウレタンと言えば、白いイメージですが薄くなると透明になるのかもしれませんね。

    樹脂は時間が経つと黄変するので、同じような現象かもしれません。
    発泡ウレタンが固まったものということであれば、カチカチで普通の洗剤で取れないのも納得ですね。

    しかし、なぜ、こんな窓枠の部分に発泡ウレタンが付着してしまったのでしょう?
    そもそも、我が家は発泡ウレタンというより断熱材にはアクアフォームを採用しています。

    窓枠の外側の隙間に発泡ウレタンを詰めていた

    この話で思い出したのが、我が家の棟梁が発泡ウレタンの缶スプレーを持って作業していた風景です。アクアフォームの吹付けも終わった後だったのですが、吹付け不足の部分を補ってくれているのかなと思ったら、ちょっと違うようでした。

    取り付けの都合上できる窓枠と柱の間の隙間に、発泡ウレタンを吹き付けてくれていたのです。
    具体的には、こんな感じ。
    窓枠の隙間に発泡ウレタン_img_20120721234024_047

    この汚れの原因を最初聞いた時は、アクアフォームが付着したものが変色したのかなと思ったのですが、屋根裏にのぼってアクアフォームの吹付け箇所を見ても変色している様子はありません。(暗闇だからかもしれませんが)
    この隙間に発泡ウレタンを吹き付けようとすると、たしかに窓枠部分に付着しそうですからビンゴですね。

    しかし、この隙間って同じ施工方法であれば、セルロースファイバー断熱の場合でも同じようにこの隙間は発泡ウレタンを詰めているのでしょうか。もし、窓枠の謎のオレンジの汚れで悩んでいる方がいらしたら、この可能性をご確認くださいませ。

    おまけ

    実は、このオレンジの汚れを見つけた時に、くまなく吹き抜けの窓を調べていたら、こんな傷が付いていることを見つけました。
    IMG_2486.jpg
    これも、吹き抜けの窓で全く手が届かない場所のため、引き渡し時に付いていたもののようです。
    こんなガッツリ傷が付いているのに、引き渡しから入居後5年間も気づかなかったのですからびっくりです。

    あんなに気合を入れて施主検査に臨んだのに、こんなはっきりした傷を見落とすとは・・・

    引き渡し時にオレンジの汚れは絶対なかったと言っても、これでは信用されませんよね・・・(苦笑)

    とはいえ、さすがアコルデ鈴木さん!
    オレンジの汚れもプロ用のクリーナーで綺麗に落とし、傷の部分もすっかり目立たなくしてくれましたよ。

    って、その写真を載せろよって話ですが、実は吹き抜けの窓については、少し書きたいことがあるので、その時に一緒にご紹介したいと思います。

    コメント

    1. 匿名 より:

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      はじめまして
      我が家も謎のオレンジの汚れがあり
      2年目の定期点検で全部綺麗にしてもらいました。

      私のハウスメーカーの工務さんは原因は分からないという回答でしたけど…

      全部綺麗になりましたし
      窓枠の断熱も丁寧に施工してもらっていたという事なので良しとします^ ^

    2. まっしんはやぶさ より:

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      はじめまして!

      他にも謎のオレンジの汚れが出られる方がいらしたとは!
      意外とハウスメーカーの方でも原因がわからない場合があるのかもしれませんね!
      それでも、きちんと綺麗にしてくださるのは、さすがの対応ですね。

      我が家も窓枠の断熱を丁寧にしてくださった上での対応なので納得でございます♪

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