今回は、太陽光検討の続きでございます。
我が家は、全然業者さんを絞り込めていない状態で2〜3社に現場確認に来ていただいたのですが、必ず屋根の上には登って見るんだろうなと思っていました。でも、実際に屋根の上に登って見て行ったのはテクノカット湘南とフィールドライフさんだけだったように思います。
正直何しに来たのだ?見なくて大丈夫なのかと拍子抜けでした。
ところが、まず必ずどの業者さんも見て行ったのは屋根裏なんです。
我が家の屋根裏は、このように二階寝室のクローゼットの中にあります。
正直、業者さんに寝室に毎回通してクローゼットを開けてもらうのは一瞬ためらいますね。まぁ、実際はあまり気にしませんでしたが。妻はいやだったと思いますが・・・・
で、てっきり屋根裏に登るのかなと思ったら、大抵点検口から顔を出して覗くだけだったり、手を伸ばしてスマホで手探りで写真を撮りだけだったりと随分アバウトな確認方法でした。
「もっと、しっかり確認しなくて良いの?」
なんて、疑問をずっと感じていたので、数度目の現場確認のときに「何を見ているんですか?」と思い切って聞いてみました。
すると、その業者さんが答えてくれたのは「野地板を見ている」ということでした。
どうやら、野地板の材質によっては、メーカーの施工基準に合わない場合があるらしいのです。
まぁ、他には垂木がどのくらいのピッチで入っているのかなども見ているかもしれません。
しかし、まさか野地板の材質が太陽光の設置に関係するとは思いませんでした。
特に、OSB合板やパーティクルボードと言われるタイプの野地板の場合、難しいのだとか。
でも、結構採用している家もあるらしく、油断できないそうです。
OSB合板とは、薄い削片状の木材を接着剤で押し固めたようなボードです。
最初は鰹節(笑)のようなこんな状態なのですが・・・
[wikipediaより引用]
接着剤で固めているということもあって、太陽光の設置用ネジの固定強度に関係するのだろうと思います。
あとは、パーティクルボードと言われるタイプの野地板もあるそうです。
こちらは、さらに繊維が細かい感じですね。
我が家の壁面に貼られている構造用合板のノボパンもパーティクルボードですね。
本来、壁や野地板として求められる機能としては問題ないのでしょうけど、太陽光を支えるための下地としては相性が悪いようです。
しかし、結論としては我が家の場合は、特に問題がないようでした。
建築中は全く野地板の材質なんて感心がなかったのですが、もきちさんのブログには、アコルデの野地板のことをちゃんと触れられています。さすが師匠です。
アコルデが採用している野地合板は、いわゆるベニア板ですね。
薄く切った木材を交互の繊維方向で重ね合わせて圧着した板だとのこと。
もきちさんのブログによると特類C-Dということですが、特類は接着剤の強さ(耐久性)を表し、C-Dは表面仕上げが荒いということのようです。見えないところなので、見た目は重視していないのですが、耐水性が高いようなので安心ですね。
なんとか、我が家の野地板が写った貴重な写真がありました。
確かに、OSB合板やパーティクルポードではありません(ホッ)。
アコルデが、太陽光の設置まで想定してこの仕様を標準にしてくれているのかどうかは定かではありませんが助かりました(笑)。
しかし建てる前に、そこまで気が回りませんよねぇ。
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